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2006年1月31日 (火)

健康維持コスト

最近、会社では製品の重量軽減の取り組みをメインに設計~製造迄の改革を行っている。昨今の中国の経済力台頭により原料素材の高騰が続き、製品価格に占める原料価格の割合が増大し経営を圧迫しているためだ。

勤める会社は産業用機械の一貫生産を行っており、鋳造部門を持っているが、零細弱小企業であり、企業運営のツールを有効に活用しているとは言い難い状況がここ十数年続いている。ここ十数年の時代の変化といえば、パソコン、インターネットの普及に代表されるように、業務内にOA機器、各種ツール、ソフトが多数登場しているが、市販品の購入と当たり前の使い方しかしておらず、逆にこれらの更新コストによって収益に負の影響が出ている。

そのような中で、製品形状の完全なデータ化(三次元等)と、製造に必要なデータの内作化を推し進め、製造の最上流部門における鋳造部門内の作業においても精度の高い業務が推進できるような体制作りを勧めてきた。結果、鋳造品素材重量は、従来の性能、品質を凌ぎながら-15~-20%の軽量化と-10%の工数削減が見込めてきた。このような取り組みの中で、製品の軽量化には、知恵と意志とコストが掛かり、特にコストについては投資分の回収期間から従来状態より如何に効果を最大限に発揮させるかを考えることの重要さに頭を悩ませている。まぁ、従来の部署毎に意志決定を行う部門担当役員が何もしてきていないために、排除できる無駄は沢山残っているので楽ではあるが、、、。事実、自分の行ってきた唯一無二の業務支援システムの開発、業務改善の結果があるので、今現在結構自由に脳内時間が使えダイエット、趣味に気持ちを入れることができる。心から先人の責任者の実行力、企画力の無さには感謝している。まぁ、大企業では違った人生だったろう。零細企業故に自分でもバイクに凝り続けることが出来、ダイエットについても考える余力がある。そういう意味で、自分の思考に占める仕事の割合が極めてゼロに近い状態でも、仕事のターゲットが決まるんで楽勝だ。仕事、職場の人間関係でストレスなんて溜まらないのは、健康維持、肥満対策には好条件な就業環境である。

話はさておき、自分の軽量化が或る程度進んできて、確かに健康に対する不安も解消し、手持ちのジーンズの有効在庫も拡大、何よりも単車のポテンシャルアップが実感でき、5本持っているツナギ、ライディングパンツ、ジャケットも着れるようになったのは、金額に直せば相当の効果ではある。しかし、昔は何れも使えたものばかりであり、これは得したのか、過去の損を解消したのかは考え方次第である。その一方で、シェイプアップを行う上では、スポーツセンターに通う日数を大幅に増やし、フィットネスツールも何点か導入している。これ自体は新規に投資したものである。因みに、水泳は週5日でロッカー代と合わせれば2500円掛かるし、ウエートトレーニングを行うジム入室料も週1で500円掛かる。つまり、毎週3000円、月で12000円の健康維持コストが発生している。固定分としても、ベンチプレス、補強ラバー、ステッパーで15000円は掛けている。このような活動は11月から行っており、3ヶ月で固定分15000円+運用分12000円×3=51000円の投資を行っているのである。51000円あればジーンズが5本買える。ツナギは難しいが、ライディングパンツ、ジャケットなら何か一着買える。

現状では、投資コスト<<投資効果だが、何れは逆転するのかもしれない。今後は投資コストを抑制し如何に現状を維持できるか?の手法を編み出す必要がありそうだ。体重を増やすのも簡単だし、減らすのも訳ない。問題は、変化した体質で平衡を保つ状態を探ることが難しそう。

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コメント

さて、牛乳休憩時間だ。
こんな時、サラリーマンをしてて良いなと思う。
うちの会社のトップの基本方針は、

1.ラジオ体操を一生懸命しよう。
2.良く噛んで食事をしよう。

これが、最高にGOODである。
更に、当たり前かも知れないが、企業として、

3.3時に牛乳が出る。
4.年1回の健康診断がある。

これだけでも、健康維持には効果絶大である。コストという意味で考えれば非常に有効であり、このためだけに会社に来ているようなもんかもしれないと思う今日この頃である。

投稿: 壱源 | 2006年1月31日 (火) 15時26分

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