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2006年5月25日 (木)

隠れ糖尿病は隠れ脂肪から、、。

今日のNHKの『クローズアップ現代』でのテーマである。
糖尿病=生活習慣病=内臓肥満の方程式は、昨今のメタボリックシンドロームで良くしられているが、一見、痩せている人でも糖尿病に分類される疾病を有する人が居るそうだ。

普通、血糖値の測定は、空腹時血糖値で判断されているが、血糖値は生活のリズムで上昇、下降するらしい。そして、空腹時の血糖値が低くても、それ以外で血糖値が非常に高くなる人が多いのだそうだ。つまり、空腹時では血糖値異常がなくても、実は高血糖状態となる人が、通常診断で異常無しとされた人の内、40%以上が実は糖尿病になっているという。

原因は、血液中のインシュリンの働きと血糖値の低下が非常に緩慢なことが原因で、結果的に血管中が高血糖状態に曝されるそうだ。高血糖の血液は、血管を損傷させて、その損傷部位に白血球の一種であるマクロファージが集まり血管内径が狭まり、なんらかの拍子に、そのマクロファージの固まりが破けた時に、心筋梗塞等を引き起こすとのことである。そして、そもそも血糖値が上がりやすく下がりにくいのは、糖分を消費する筋肉の糖分消費能力が衰えていることが原因で、筋肉が糖分を消費しにくいのは、筋肉組織内に溜まった脂肪が原因であるとのこと。つまり、隠れ糖尿病っていうのは筋肉病の一種だそうで、この状態が長続きすると膵臓の機能低下が慢性化して真性の糖尿病になるらしい。このリスクを発生させやすい条件は、下記の通りで、

・40歳以上
・家族に糖尿病の人がいる
・20歳の頃より肥えている
・運動習慣が無い等々

だそうだ。これを改善するには、動物性蛋白質、脂肪を抑制し、食物繊維を摂取して運動し、結果的に体重を5%落とすことが有効とのこと。隠れ糖尿病、糖尿病から生還するには、特に運動が必須らしい。そして、運動には脂肪燃焼目的の有酸素運動に目が行きがちだが、有酸素運動によって糖分の消費を活発に行わせるに必要な筋肉を強化する無酸素運動も重要である。

 最近は毎日確実にメタボリックシンドローム、糖尿病、生活習慣病等のプログラムを目にする。そのため、運動を続けよう、体調と体型を維持しようというモチベーションを保つのに都合がよい。

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