腰痛と内蔵脂肪
会社の安全衛生週間でのポスターには、表題の腰痛に対する注意というものがある。
一例を挙げると、VDT作業における着座姿勢への留意、重量物運搬時における姿勢への留意である。確かに、そのような要素は大きいと思う。
自分自身、昨年は腰痛を感じることが度々あったのは事実である。勿論、就業中の姿勢の不具合により腰を痛める要素はあるが、腰痛を訴える世代というのは、概ね35歳以上の中年世代であることが多い。(自分も該当していた)そして、自宅にも腰痛を緩和する中山式指圧器等も融通して時折使用していたのである。
ところが、昨年の暮れ以降、腰痛を感じることは全く無くなった。勤務時における作業形態は変化していない。結果、指圧器も今は何処にあるのか不明という状態だ。腰への負担は無理な姿勢による筋違いによるものもあるが、それ以上に腰回りの筋力不足と、日常的な腰への負担が支配的な要素では無いだろうか?
今思うに、安全衛生のポスターへの留意である作業姿勢注意による腰痛予防だけでは、不十分では無いだろうか?腰痛を訴える世代が35歳以上である反面、VDT作業にしても現場作業にしても作業習熟度が未熟な若年世代の方が負担が大きい筈だが、逆に若年世代で腰痛を訴える者は極めて少ないというのは、姿勢以上に腰に与える影響の大きな因子が存在していることを暗示しているように思う。ここ数ヶ月の腰痛に対する意見としては、日常的に腰に負担を与えているかどうかが腰痛の主要因ではないかという事。
具体的に言うと、腰に負担の掛かるような体型(腰回りへの余肉の負担)であり、正しく内蔵脂肪というのが腰痛の主要因のように思う。腰痛予防、治療に最も効果的なのは、対処療法ではなく、内蔵脂肪除去が第一であり、内蔵脂肪燃焼を促進させるための筋力増強では無いだろうか?ここ最近継続しているのは、内蔵脂肪燃焼と心肺機能強化のための1時間以上ノンストップで泳ぐ水泳(50[m/分]の速度で)、最近は更に1時間以上高負荷で走行するサイクリング(合わせて週に3日程度)と、有酸素運動時における燃焼効率増強のための筋力強化目的の毎日500回のベンチプレス(上体強化)と連続30分以上の腹筋運動(腹部強化)、連続20分のステッピング運動(下半身強化)、これらの運動が効率的に行える準備運動としての3分間アイソメトリックス運動を行っているが、このような運動を行うことが腰痛予防、解消に最も効果的だと思う。
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