ザ・世界仰天ニュース
今日のダイエット関連で気になったのは、表題の番組。興味深い話は二つあり、一つは有り得ない感じ、もう一つが納得できる感じのモノ。テレビプログラムで納得できるものに出くわしたのは初めてかも知れない。
有り得ない話は、上下奥歯同士を歯形を介在させて固定するもので、要するに口が開かないことで、半ば強制的に摂取制限を行うというもの。確かに効きそうだが、なんか、人に噛みつく犬の口に装着するカバーみたいで、情けないというのが正直な感想。
納得できる話は、130kgの女性が指導により75kg迄減量した後に230kg迄リバウンドして、それから再度ダイエットに挑む話で、その再挑戦において行った内容というのは或る意味共感を覚えるものであった。それは、ダイエットの決意から実践開始において1年もの期間を要して自分にあったダイエット方法を調べ、自分の意志で出来る方法とそうでない方法の取捨選択を行うというもの。自分の性格、決意の強さは自分にしか判らないので、その自分を納得させるために1年をかけて知識を習得するというのは、相当な意志の強さが無いと出来ない。ダイエットに憧れる人は、まず選ばない方法だろうけど、この方法が一番確実だと思う。因みに、その人は、1年の学習の後に、急激にではなく、その時点の自分の状態に無理が来ないように、徐々に食生活を改善し、運動も出来る範囲で少しずつ増やすというもので、本人にとって無理をしている意識が作用しないようにメニュー作りをして、最軽量時の75kgに戻したそうだ。実に素晴らしい。
自分と比べると、食事量も満足できる量しっかり食べて、自分の身体に無理が来ない運動を行うという点で、或る意味全く同じである。勿論、行う運動種別の経験や自分の状態が違うために運動強度、食事量が異なるのは当然だが、なによりも、その程度というものを自分で決めるという点では全く同じである。
なお、やや社会問題になりかけた『白インゲン豆ダイエット』は、不調を訴える人が1000人、入院患者数が100人になったそうだ。ニュース解説では、豆を煎るのが不十分で食中毒になったとかの解説。元ネタの放送で、リスクを説明していないのも問題だが、そのネタのダイエットの安直性に飛び付く人の方にも問題がある。恐らく、深い思慮をせず、短期間で効果が得られるという点にのみ着目して飛び付いたのではないだろうか?
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