« ザ・世界仰天ニュース | トップページ | メタボリックシンドロームは本当に怖いのか? »

2006年6月 1日 (木)

日本の将来

 大袈裟なタイトルだが、最近のニュースで生活に関係しそうなことを少々、、、。

 一つ目は、メタボリックシンドローム。これは度々出ているが、中高年以上の世代における内臓脂肪肥満に起因する代謝異常状態で、重大疾病予備軍のこと。原因としては、内臓脂肪であり、原因は、栄養の過剰摂取、不適切な摂取と運動不足。中高年世代の問題としては、各人が運動するための時間を作ることが出来ないことと、不摂生な食生活をせざるを得ないこと、或いは、ストレス等によるアルコール過剰摂取が原因と思われる。

 二つ目は、自殺、過労死問題。自殺者は交通事故死亡者の数倍に及ぶが、自殺者としては、若年世代におけるイジメの対象も取り上げられるが、生活苦、仕事上のストレスによる者が多い。過労死というのは、肉体的、精神的な負荷超過状態による疾病発病で、オーバーロードが死に直結するに影響度が高いのは、上記メタボリックシンドロームのような内在的不健康状態だ。

 三つ目は、出生率低下による人口減。ニュースの切り口では女性の社会進出、地位向上云々というのもあるが、それだけでは無い。確かに、今の職場においても入社社員の資質を比較すると女性の方が優秀な場合が多いが、それだけではない。多くは、生活維持のための共働きというのが多いのではないだろうか?これは、相対的な男性の地位というか実力が低下し、男性のみの稼ぎで生活が維持出来ない、贅沢出来ないというのが現実と思われる。女性の社会進出に対する、男性の価値、信頼度の低下が根底にあるように思う。

 これらを別個のニュースとしてではなく関連づけて考えると、心身の健全性を確保するに必要な時間、手間を得ることが出来ないのが疾病予備状態になり、職場ストレス等の原因となる各人への圧力に抵抗する実力、気力が不足するがために、過労、ストレス性疾病を招くのではないか?そのような状況を正として社会生活を営むことを当然としているから稼ぎが低く、嫁の稼ぎに依存せざるを得ないのでは無いだろうか?という気もする。
 辛口に言えば、自己をリフレッシュさせる何かを持てず、環境圧力に屈し耐えるのみでは、究極的には破綻しか有り得ないようなイメージである。
 逆に言えば、自身を再生する世界を持ち、信念を持って行動できる強さがあれば周囲からの要求をストレスとは感じないだろう。その強さがあれば、どのような職種であれ携わる人間にとって満足できる生活が維持できるだろうし、仕方なくパートに出ざるを得ない配偶者の数も減るだろうと思う。

 このような現状は、生きる生活環境において目的意識が持てない人間の増加によるものでは無いだろうか?このような時代の変遷は、バブル直前からの義務教育指導要綱の簡略化と実体の無い個性尊重の名の下に進められた制度改革によるモノのように見える。人間性の確立における当時の教育の在り方が、現代の大人の特質を決定づけているように思う。小手先だけの改革では本質を変えることは不可能だ。
 日本という国が栄えつづけるには、今の状態はとても危ういように感じる。国民の社会基盤を支える世代の不健康化、弱者が永遠に弱者に留まる社会構造と、それによるストレス集中層の固定化、人口減と高齢化というのは、お互いに深い関係を持ち、対処療法的な政策では修正できないように思う。日本という国の国際競争力の低下へのスパイラルに陥っているように感じる。改善すべきは、教育制度かもしれない。教育制度改革における【ゆとり教育】というのは、好き勝手にさせるのではなく、各人にとって自信が持てる世界を案内し、各人にとっての精神の芯を形成させるために、多くの経験を与えてやり、その適性を延ばすことでは無いだろうか?
 少なくとも、自分自身は己の精神状態を良好に保つに有効な自分の世界を保ち続け、周りの外乱に影響されない信念と意志を保ち続けたいものである。

PS 私は、学習塾における就業、塾経営で十数年間、小中高校生及び、その保護者、家庭の問題と接し、見てきた関係上、以上のような感想を持っている。今は、技術開発と企業の運営形態、経営資源(人、モノ)の効率的運用を目指す職務に携わっており、その体験を通しての感想であり、見方によっては別の意見があるのも承知している。

|

« ザ・世界仰天ニュース | トップページ | メタボリックシンドロームは本当に怖いのか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本の将来:

« ザ・世界仰天ニュース | トップページ | メタボリックシンドロームは本当に怖いのか? »