亀田興毅、世界戦
昨日、亀田興毅選手の世界戦が中継されていた。話題の三兄弟でマスコミにも露出する頻度が多く、親子で世界タイトルを目指すスタイルという独特な手法もあってか、色んな意見が交錯する話題多きものである。
亀田選手に対する否定的な意見、批判的な意見も数多く見られる。
試合前では、父親である史郎さんの指導では限界があり、強くは為れない等々のボクシング界の専門家からの批判的な意見。
試合後では、試合内容から判定による勝利を、八百長と言って否定する意見。
今回は、この二通りの意見がボクシングに関心の無い自分にも情報として入ってくることが多かった。(その分、話題性豊富なんだろう。)
果たして、そうか?
試合前の批判的な意見にしても、目標として世界タイトルを取ることを掲げ、その手法はプロの指導が必須なのか?というと、それはアプローチの違いであって、ある手法の専門家が、別の手法を否定すること自体が可笑しいものでは無かろうか?目的に対し、手段を自由に選べるし、どの手段を信じても結果が得られればOKだと思う。専門家自体が手法の全てでは無いはずである。専門家の知らない手法でタイトルを目指すのもアリと思うのが素直な感想だ。
試合後の否定的な意見にしても、判定の制度を知らない人が判定を否定すること自体がナンセンスだと思う。素直に称えて良いと思うのが結論だ。勿論、観戦では劣性に回ることが多い様に見えたのも事実だし、ダメージの深さを見ても劣性を感じるものであったが、判定される有効打の基準が素人には不明のために、判定自体を否定するのは如何なモノか?と思う。勿論、観戦する客があってのプロスポーツであり、客が納得できるような判定システムがあれば、何の問題も無い訳であり、八百長等々の声が挙がるのを協会?側は真摯に受け止め、判定システムの見直しは在っても良いかも知れない。
悲しいのは、今回の結果を証拠なくして八百長と言う人が居て、それを真に受ける大衆が居ることだ。
亀田選手には、次こそ有無を言わせないKOで勝利を飾るべく己の弱点を克服してもらいたいものだ。
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