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2006年9月29日 (金)

趣味悠々、自転車ダイエット?

 昨日のNHK教育で【趣味悠々】という番組で「中高年のためのサイクリング生活入門」を放送してた。
 自転車で3時間走るということで、仮面ライダー、奥山佳恵、先生の3人組で荒川沿いを上流迄走る設定。

 その番組後半で、凝り性?(良い意味で)小説家の高千穂遙さんが、ロードバイクに乗って登場し、2年間で25kgの減量、体脂肪率で24%を9%に落とすという体験談を元に、自転車生活の素晴らしさをコメントされていた。
 減量前後では別人のような風貌で、とても50代には見えない若々しさに溢れてる。

 しかし、体脂肪率を一桁%に落とすのは、少々の自転車生活では無理だろうと思う。ストイックに有酸素運動状態を継続するという根気と興味が必要だ。
 自身も体脂肪率を一桁に落とすのに3ヶ月費やしたが、基本は水泳だ。でも、プールで多く見かけるウォーキングのみ、浮かんでいるだけって泳ぎでは不可能だと思う。実際に自分で決めて行った事は週に12km泳ぎ、一度泳ぎ始めたら、その日は完全にノンストップで3km以上というパターンである。決めた事を自分に誤魔化さない事が大事ではなかろうか?
 要は脂肪を落とすと決心し、決心した人なりに手段を選ぶ意志がある人は、その手段で目的を得るために必要なプロセスというのは、既に見えているように思う。逆に、自転車なら、水泳なら手軽にダイエットできるんだ!と思うだけで接しても効果は生まれにくいように思う。どちらかというと、「効果無いじゃん。」「やっぱり向かない。」という形で自然消滅しそうだ。

 そう思うと、高千穂氏は自転車で目に見えて痩せるという効果を得るために、どのようなモチベーションの維持の仕方をして、どれほどの走り込みが必要なのであろうか?それが興味ある。

 一昨日はビューティコロシアムに美容目的で出演する人が居たが、独力では脂肪を落とすことが出来ない人がいる。和田アキ子さんの出演者に対するコメントで「自分に甘いのでは?」というのは尤もだ。外科療法的にダイエットしても、直ぐに戻るだろう。そう思うのは、出演者の表情、人相から意志の強さが感じられないからだ。少なくとも肥満という問題解決に金を費やしても一時の効果に過ぎないだろう。

 ダイエットにしても何にしても、目的意識の強さと好奇心の強さが、その人の自信に繋がり、外見的な活力に現れているように思う。
 今日、若い衆に話したが、世の中二通りの人がいる。一方は意志が強い人、他方は意志が弱い人だ。前者は、行動に目的を伴い、物事の判定を自分で行える自身の価値観を持つ人に多く、後者は他人の物差しで体裁ばかり取り繕う人、自身の責任を棚に上げる人に多いと思う。もっと言えば、前者の行動基準は信念であり、後者のそれは体裁では無いだろうか?
 高千穂遙さんのように自信に溢れている人は、ダイエットの目的に自転車以外の水泳等他のスポーツを選んだとしても、きっと成功しているだろう。
 要は、自転車で痩せるのではなく、ダイエットに自転車を活用するという意志の力が重要では無いだろうか?

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