最も簡単な生活習慣病対策
生活習慣病とは重大疾病の前段階の自覚症状の無い異常状態に陥った状態である。
生活習慣病になると、血栓等を作りやすくなり心筋梗塞、脳梗塞を引き起こしやすいというのも、良く言われていることだ。血栓が出来やすい体内状態を表すバロメータとして、血圧、血糖値、脂質値が用いられる。そして、生活習慣病の改善、或いは、生活習慣病後の重大疾病発症後の対処療法では、食事療法、運動療法が処方されている。
確かに、そのような療法によって病状が改善するのは理解できるが、本当に、そのような療法が必要なのであろうか?
というのも、現代人全般を見渡すと、食生活にそれ程大きな差異があるようにも思えないし、運動不足の程度にしても然り。遺伝的要素も当然あるだろうが、血縁者が全滅という訳でもない。一般には、同程度の食生活、運動時間をしても、一方は健康体、一方は疾病状態というのも少なくない。これを遺伝的要素と一言で片づけるのは正しいのだろうか?実際に、体内数値が異常状態に陥り、対処療法による生活習慣の改善に取り組んで久しい人が周りに居るが、未だ体内状況は改善されていない例も見かける。生活習慣の改善によって状況の好転が得られない場合、投薬等による化学療法が用いられるが、好転の兆しが見られないのは、どうも生活指導における栄養バランスの確保と適量の運動だけでは体内環境を改善するには不十分なのでは?と思う。
そんな疑問を最近抱くようになった。少し前の記事では、精神状態によって血液のサラサラ度が変化する状況から、企業ストレス病なんて話もしたが、、、、。
あくまでも仮説だが、都市生活をする人間の摂取栄養バランスには、それ程大きくないようにも思える。一様に西洋風の食生活であり、一様に運動不足気味では無いだろうか?案外、そのような生活習慣の差異以上に、個体間の健康状態の差異が大きいように思う。
人間の身体が健全に保たれるというのは、何億年という生物の進化の結果得られた機能を有効に活用できるか否かというのが鍵のように思う今日この頃だ。
つまり、必要な栄養分は、濃縮食材、サプリではなく、通常の食事から摂取すべきでは無かろうか?
また、人間という機関?が稼働する上では確実に燃料消費が行われるが、燃料消費率の日変化というのは人間の活動時間に併せて適応するように進化している筈であり、生物個体が持つリズムに従った燃料消費後に適切な給油(食事)を行うというのが、機関の安定稼働には最も有効だと思う。つまり、人間の食習慣である1日三食を定刻通りに行うというのが、人間のエネルギー消費形態に最も適応したエネルギーの補給形態であるのでは?と最近思う。
要約すれば、毎日決まった時刻に食事を行い、食事においては栄養分を効率的に摂取すべく、口と顎をしっかり使った良く噛んで食べるということである。
このような思いに至った理由は、仮説的に自分では当初から考えていたことであり、此までのダイエットにおいては、食事制限、食材制限は殆ど全く行っておらず、食生活において変えたことは、定刻に三食を確実に摂取し、一口20回以上噛んで食べるということである。今でも、肉類、揚げ物等は結構食べるけど、食にリズムを与えることが今の自分を作っていると思う。
勿論、運動を継続的に行うというのも重要だが、運動の継続というのは、続かない人が多い。運動の前に、食にリズムを与えることを始めるくらいなら、誰でも出来るのでは無いだろうか?お奨めである。
運動には続けるために目標が必要だが、食のリズムは習慣化すれば簡単に出来る。
食のリズムを作り、その後に自己を保つ楽しみを見つけ、それを愉しむ生活をする。そうすれば、仕事如きでストレスは受けないし、人生が楽しいモノになるんでは無かろうか?ましてや、企業ストレスで脳梗塞、胃潰瘍、胃ガンなんて発症しなくなるように思う。
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