08年新基準で殆ど異常。生活習慣病
最近のニュースで興味深いネタ。それは、メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)防止に厚生労働省が2008年度から導入する健康診断・保健指導の基準では、受診者中異常割合が男性の98%、女性でも92%に上るそうだ。
殆ど全ての40代以上が異常状態となる?らしい。一寸極端な感じを受けないでもないが、そうやって注意喚起するならば、それも良いかも知れない。その新基準を掲載しているサイトは、厚生労働省のサイト内のページで、
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu/index.html
である。
注意深く呼んでみると、まぁ、詳しく書いてあり、対象年齢全人口を対象とした検診を行い、国民健康状況を把握し、メタボリック後、メタボリック状態、メタボリック前、前兆状況に応じた生活習慣の改善を社会全体で行おうとするものである。
確かに、紹介されている通りであり、兆候から終末的にどうなるか?は詳しく書いてあり、予防、生活改善を喚起しているが、効果の程は微妙である。
というのも、内臓脂肪除去というのは生活習慣改善であり、時点的な対策は無力であり、継続的な対策が重要なためだ。指導員が24時間相談者に張り付く訳ではない。時点的な対策で有効なのは、発症後の対処療法的な処置であり、自覚症状の無い人が継続的な改善を意識して行うというのは、最終的には対象者の意識改革が最も重用である。
既に、メタボリックシンドロームの実態は情報として世に広まっており、これをどう捉えるか?が問題である。個人の危機意識、自己管理次第では無いだろうか?逆説的に言うと結果として自己管理できなかったので、これから出来るか?というと実に怪しいと思うのは気のせいだろうか?
所謂、脂肪除去というのはエネルギー収支で消費>摂取とすれば良いので、要するに動くしか方法は無いのである。効率を上げるためには、消費(代謝)性能を上げること。つまりは、筋力強化しかないのである。
少し前に「たけしの本当は怖い家庭の医学」のスペシャルで、満腹感を得る低カロリー食・・・を紹介していたが、低カロリー=ガス欠なんで体力を失うだけのような気がするし、肥満予防に低カロリー生活といっても増加脂肪の抑制には繋がっても、脂肪消費には到らないように思った。食いたいモノを美味しく食べて、しっかり動くで良いんではないだろうか?(ただ、石黒彩は相変わらず可愛いし、低カロリーといっても手料理は美味しいかもしれない。)
もっともらしく40代から基礎代謝が落ちるといっても、グラフを見ると20から確実に落ちているのが判る。40代から筋肉が落ちると言われても、怠惰な生活で筋肉がやせ細る要素の方が多いのでは無いか?統計上、40代平均の生活状況から得た40代の肉体をもって代謝が落ちるという説明では納得出来ない部分がある。40代以上で20代と同じライフスタイルを保つ人の代謝はどうか?つまり、生物学的にみた筋肉量と代謝率を表したデータの方が興味がある。
生活習慣病の予防に最も効果的なのは、脂肪を除去するという意識であり、その意志の強さと自己管理能力に尽きるのである。
PS
勤務先の会社は今月が衛生月間である。そこで、ラジオ体操で健康維持という方法が紹介され、社長、役員、管理職、現場管理者への体操指導が行われた。現場管理者はともかく、40以上の管理職、役員(中高年)は、既にラジオ体操さえまともに出来ない身体となってる。身体堅い、腹出るってパターン。会社生活でラジオ体操は入社後の若年時から毎日やっている筈でも、身体が動いてない。これって、毎日の体操で手を抜いている証明でもある。ただ、87歳の社長殿だけは贅肉も付いてないし関節も良く曲がるようだ。これには感心した。他の管理職を見ると、指導側が自己管理できてないんだから、意味無いだろうというのが正直な感想である。
あと一ヶ月で恒例の健康診断の季節である。さて、夏の血液検査からどのように変化しているだろうか?興味深いところだ。
自身、最近は内臓脂肪・・・よりも筋力強化、心肺機能強化の方が大きな目的である。腹筋も割れてきたし、胸の筋肉も力を入れるとスジが見えるようになった。太股、脹ら脛、腕等も筋肉の形が見えるようになってきたが、更なる強化を図りたいものである。
身近な範囲でいいんで身体機能的に最強(同級生、同期、同僚って範囲で最強)の40代となりたいものだ。それで最終的には、40代でも2stレプリカ、40代でもピストって感じで10代の頃のノリで過ごしたいものだ。
なお、最近のシェイプアップで滅多に合わない人からは、体型の劇的な変化故に大丈夫?って声を掛けられるが、一応、仕事上のストレスで、、、、って事にしておくつもり。
当たり前で、常識的な事してるだけ故に、何の苦労も無いし、欠点だらけの職場故に結果が劇的に出るのは極当然で、必要に応じて会社のトップとやり合うのは別に何ともない。人生で一番楽してるような気がするんだが、周りから見ると大変そうらしい。まぁ、そういう風に思われるだけ、更に手が抜けるし、趣味のウエイトを増やせるんで楽だし、、、。
最近は、意識の90%以上が趣味に向いているなぁ。でも、充実してるし、毎日帰宅して何しようって考えるのは楽しい。既に、ここ数年の貢献金額だけで生涯賃金分の仕事はしてるし、成績評価でも辛うじて納得出来るし不満は無いから、のんびり給料貰って趣味に猛進するのもイイかもしれない。
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コメント
ふと思った。世間で年代別の代謝機能、体力等々の統計データが存在するけど、それは、純粋に生物学的な能力を表した統計でないんだと。
これらのデータは、各世代のサンプルの平均値であり、世代毎のライフスタイルによって作られた身体の平均能力なんである。
厳密な意味で、生物学的な体力の違いというのは、もっと微々たる差しか無いのでは無いだろうか?これを推測させるのは、若くても体力の無い人、逆に、年老いていても活力に溢れる人が存在するからだ。実際、毎週通ってるスポーツセンターでも居るんだが、パッと見は30~40代。でも話を聞くと定年退職後で既に70歳に迫る年齢とのこと。超ビックリである。
気分も身体も若く保つ、アンチエイジングの秘訣は気分とライフスタイルを若い頃と同様に保つことだ。学生の殆どは、好きなことを好きなようにする。ストレスは殆ど無い。遊びに趣味にスポーツに、徹底的に打ち込めるという意識がある。会社勤めが長いと、ジレンマ、ストレスを多かれ少なかれ感じる。そこでモチベーションを高めても心の底から好きな事を出来る人は稀であり、自発的、本質的な欲求意識の上での公道ではない。
つまり、年を取って、会社勤めが長く、家族が増えても自身の欲求行動を追求するようなモノを見失わず、それに妥協しない行動が最も必要では無いだろうか?心の中から「したい!」と思い、それを実現するのは苦痛でも何でもない。寧ろ、その過程の様々な事が糧になるように思う。
幼稚と思われても、大人げない、馬鹿と思われても好きなことを捨てず、拘り、追求する気持ちが若さを保つ秘訣かもしれない。
投稿: 壱源 | 2006年10月21日 (土) 08時59分