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2006年12月13日 (水)

HDL善玉コレステロール

 一般にコレステロールというと悪い印象の方が強いが、昨今の健康ブームでコレステロールには善玉と悪玉の二種類が存在し、前者をHDL、後者をLDLコレステロールと分類しているというのは良く知られた知識である。
 コレステロール自体は脂質の一種であり、昔は存在自体が悪者とされていたけど、今は必要な機能も存在するということで、その役割を明らかにさせる意味でコレステロールが二種類存在するという事が知られている。

 コレステロール量というと、脂質の一種であることから判るように中性脂肪量とも密接な関係があるんだが、一般の血液検査ではHDL量、総コレステロール(TC)量、中性脂肪(トリグリセライド、TG)量のみ記載されているだけで、本当に必要なHDLコレステロールはともかく、過剰な存在が危ぶまれるLDL悪玉コレステロール量ってのは明記されていない事が多い。

 成人病検査を受け始めた当初は、検査結果を心配して個人指導を受けた際の説明では、30代半ばを過ぎると異常な値を示す人は少なくないし、ビックリするような値でも無いということで放置していたのだが、昨今のメタボリックシンドロームの危険性、昨年の高血圧気味の症状以来心配になり色々と調べてみた。

 コレステロールは、丈夫な細胞壁や各種ホルモンを作る上不可欠だが、コレステロールが多すぎると、動脈の内壁上のあちこちに脂肪質の固まりが付着し、動脈内を狭めてしまう。これが、動脈硬化症として知られている。血管内壁に脂肪が付着すると、心臓などの臓器へ送られる血の流れ道を閉塞し、場合によっては完全にブロックしてしまう。この脂肪性動脈硬化症が心臓血管系で起きた場合に、胸が痛くなり、心臓麻痺が起きてしまうそうだ。
 有害なコレステロールは、低密度リポ蛋白(LDL)群として知られており、リポ蛋白とは、脂肪(リポ)と蛋白質が組み合わさったものだそうだ。LDL群は増えすぎると血管壁に付着して固まりを作るため、悪玉コレステロールと呼ばれている。一方、高密度リポ蛋白(HDL)群は、血管壁に付着したLDL群をほぐして剥がれやすくし、動脈内からコレステロールを運び出すため、その割合が多いほど心臓病のリスクが減るので、善玉コレステロールと呼ばれているらしい。

 すると、問題になるのはHDLコレステロールではなく、問題は心臓疾患の元となる高コレステロール症とはLDLコレステロール値で判断するものであり、その値自体は健康診断数値だけからは判らない。

 それで調べた結果が、

LDLコレステロール量=総コレステロール量-HDLコレステロール量-0.2×中性脂肪

 という式だ。
 この式で高コレステロール症というのは、
・総コレステロール量が220mg/dl以上
・LDLコレステロール量が140mg/dl以上

 高トリグリセライト症というのが、
・トリグリセライド量が150mg/dl以上

 低HDLコレステロール症が、
・HDLコレステロール量が40mg/dl未満

 だそうだ。今回の健康診断の結果からLDLを計算すると98.6mg/dlということだった。(因みに、去年の数値では中性脂肪値が多すぎて負の誤差を含むので計算不能!)最近、弛み傾向の生活習慣を今一度気合いを入れ直すことを誓ったところ。忘年会シーズン真っ直中だが、こういう意識を持って乗り切りたい。

 計算式によると、総コレステロール量を減らし、中性脂肪を減らすのが有効みたいである。そのために必要な生活習慣は、ビタミンCが豊富な食材、納豆、食物繊維の豊富な食材を積極的に摂取するということだ。詳しくは、もう少し調べてから、、、。

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