Wii vs PS3
家庭用ゲーム機というと基本的には殆ど感心の無い分野である。如何にグラフィックスが綺麗になろうとも、ストーリーが壮大になろうとも、画面の前に座って長時間過ごすという行為自体が性に合わない。
自身、ゲーム機歴というと大昔のファミコン、ファミコンのディスクシステム、MSXというモノは本体を買ってゲームソフトをやっても直ぐ飽きて売却するということを繰り返してきた。ファミコンに至っては通算で3回は買ったように思うが、長期間所有したことは無い。ゲーム機の進化においてスーパーファミコンが出た時も、周りの人がグラフィックスが綺麗でストーリーも凝っていると絶賛した際にも、少し触っただけで興味が持てないというのが正直な所である。
街のゲーセンも決して楽しいと思える場所で無かったし、まぁツレと一緒に入ってやるというと車、バイクに乗車することで操作するレーシングゲームを少々って感じ。こんなゲームでも実際の単車の操作とはかけ離れており、ゲームをやっても全然楽しくないってのが正直な感想である。
そんな訳で、本質的にはゲーム機で遊ぶという行為自体は自分的には時間の無駄って思ってきたし、そんなモノに金を費やすぐらいなら、別の遊びをする方がマシとも思っていた。
でも、振り返ってみると楽しいゲームってのも確かに存在していたし、今、そういうゲームをやると楽しいと思えるのも事実である。自身、中学、高校生の頃に流行っていたインベーダーゲーム、ギャラクシアン、スペースギャラガってゲームは面白かったと思う。
この違いってのは何か?と考えると、ゲームのインターフェースである十字カーソル、ジョイスティックと押しボタンという組合せが、シューティングゲームを行う際の操作が直感的に理解しやすいもので、考えることなく、インターフェースに慣れを要することが無いのが大きな理由では無いか?と思える。
要は、ゲームインターフェースが如何に直感的に操作できるか?が自分の場合のゲームへの印象を大きく左右する要素になっているのである。この夏に、嫁がDSに興味があるというので、買い物のついでにショッピングセンターの売り場に出向くと普通にDSが売っていたので普通に買ったのだが、操作がタッチペン、音声認識ということでゲーム自体に対する拒絶感は感じなかった(でも、自分は今は全くやっていないが、、)。
そんな中、次世代ゲーム機としてPS3とWiiが時を同じくして発売になった。PS3は従来ゲーム機の進化と同じベクトルで高機能化されたモノ、Wiiはオペレーションインターフェースを大幅に刷新しゲームの本質を見直したモノのように見える。勝敗の行方は不明だが、高性能、高機能を売りにしたPS3には正直感心が湧かないんだが、Wiiについては、購入するタイミングが在れば買っても良いかな?と思わせるモノがある。
どんなにグラフィックスが精細になっても、ストーリーが壮大になっても操作インターフェースが昔のシューティングゲーム用のコントローラでは興ざめだし、ゲームという単なる機械操作に終わってしまうように思う。ゲームが実体験の仮想体験で楽しめるには、Wiiのとった方向性に期待を抱く。PS2の普及ではDVD再生機代わりにという意見もあったが、DVDの再生するなら普通にプレーヤーを買う方が自然だと思ってたが、ゲーム機自体が拡げてくれる夢が存在する点でWiiってゲーム機は関心がある。
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