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2007年1月10日 (水)

再び改正道交法試案

 最近、表題の事を考える時間が長い。単車乗り、自転車乗りの立場で考えてしまうんだが、法律ってのは弱者救済のためにあるといっても過言では無い。そして、弱者を守るためには加害者側になりうるものに簡潔明瞭なルールを示し周知徹底させるのが大原則のように思う。

 そういう観点から見ると、飲酒運転の厳罰化については簡潔明瞭に判りやすく書かれている。敢えて言えば、罰則規定が、なお生温いようだ。

 自転車利用については、繰り返し述べられている原則車道通行と歩行者保護が目的であり、その方法と罰則が明瞭に書かれているとは思えない。

 現在の自転車対歩行者事故の多発というのは、自転車に対する曖昧な解釈を可能とせしめる法律の運用の結果であり、自転車利用の大原則を作り歩行者を守る観点から法整備しなければならない。勿論、過去の曖昧な法律によって生じた現実を加味してだが、、。

 歩行者の立場で考えると、自転車の曖昧さによる使用形態が事故の多発を引き起こしており、この曖昧さを排除して自転車利用の方法を具体的定義する法律こそが必要だ。

 つまり、往来が激しく、人と自転車の動きに方向性が定まらないエリア(市街地歩道、交差点エリア、横断歩道)では、歩道走行を完全に禁止し押し歩きを義務づけることが、最も合理的な方法だ。これが歩行者から見た対自転車事故を減少させる唯一の方法だと言える。

 車道を通行させるか否かの議論は別の問題であり、その前段階で、原則車道通行ならば車両としての仕様方法を徹底させるのが最重要であり、車道通行している自転車の歩道への乗り入れを禁止する等の、原付、自動二輪車のルールの拡大適用で事足りるのではないだろうか?

 車道通行禁止の可能性を言及するには、その根拠を示した上で、簡潔明瞭な形で提言すれば良い。自転車対自動車の事故の多くは、自転車の車道への飛び出し等無秩序な動きによるものが多く、その場所といえば交差点近辺に集中している。これは、自転車利用者の多くは信号のタイミングを見計らい車道と歩道との間を自由気ままに往来し、その行動過程には、歩道乗り入れや車道乗り入れ時の一時不停止、逆走、信号待ちで人が混雑する箇所への突入を平然と行っているからであり、混雑する交差点における自転車の車道通行禁止ならば(対歩行者、対自動車事故抑制には)筋が通る話だと思う。

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コメント

 さて、今日の仕事は終了だ。
 ところで、今日、会社の先輩社員に『おまえんところの若い奴、しっかり指導せい!』なんて言われたんだが、聞くと『市街地でのチャリ暴走!?しすぎ。』って事らしい。
 因みに、この話は一人からの初めての話でない(複数から何度も、、、)のが悲しいところ、、、、。市街地では安全第一って話しても、なかなか通じないというか、、、。しかし、これが多くのユーザーの姿なのかなぁとも考えてしまう。
 今日は仕事の打ち合わせで長時間要し、今後の方向性を決めて良かったんだが、最後にこんな話を聞くと、ふと、自転車趣味の世界に頭が戻り、もしかしたら厳しくなるかも知れない自転車環境の事を思い、非常に寂しい気持ちになってしまった。

 規制が出来る原因というのは、ユーザーの大丈夫という意識と世間の大丈夫という意識の乖離が著しいがためであり、そう思うと、とても悲しいものである。
 まぁ、あながち他人事とも思えないので、自身の公共の中での行動も、今一度考えて行動したいと思うところだ。

投稿: 壱源 | 2007年1月11日 (木) 18時32分

 提言を何回か読み直したが、なんとも曖昧過ぎて良く判らないのが正直なところ。深読みすれば、悪くも考えられるし、字面で一般的に解釈すれば、その通りだし、、、。
 この件は、これ以上考えるのは、、、、、、、だ。

 ただ言える事は、やっぱり利用者のマナーが悪い事だけは確かなんで、これを何とか出来ないものだろうか?というのが切なる願い。

 出来る事からコツコツといえば、自分が自転車を利用する時は、規則と道徳に則って利用していく事くらいだ。

投稿: 壱源 | 2007年1月11日 (木) 00時10分

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