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2007年1月30日 (火)

柳沢大臣の発言と教育論

 1/27の柳沢大臣の『女性が子供を産む機械』発言だが、これは安部内閣にとっても痛すぎるものだ。このような言葉が、つい出てくるという人の精神構造自体が異常であり、政策立案を担当する人として適切でないし、言ってみれば大馬鹿野郎である。大体、子供は一人で生めるものでは無いし、育てるのも一人で育てるものではない。家族というチームで、子供を産んで、育てて、維持するために働くのである。

 今、政治の世界でのネタは教育再生が声高々に叫ばれているが、どんな形を望んでいるのだろうか?教育ネタでは無いが、雇用の世界では20年前から女性の社会進出が進み、法的な整備を徐々に整ってきているが、本当にこれで良いのだろうか?
 出生率低下による人口増加が期待できないといって、社会進出した女性が安心して出産、育児できる制度(保育所、産休)を準備するというのが良いのだろうか?

 まぁ、偉い先生方が決めた事だから良いのかも知れないが、どうも違和感を感じるのが正直なところだ。

 教育再生で学校教育以降のカリキュラム、方針の議論ばかりが先行しているが、教育というのは、子供がこの世に生を受けた瞬間から始まるものでは無いのだろうか?子供の教育で最も重要なのは、まずは生まれてから三歳迄に善悪の判断と親との絆を作るというのが最重要では無いだろうか?(三つ子の魂百まで)別に子供を育てるのが母親の義務という訳ではないが、母親でも父親でも、どっちでも良いんで、最低でも子供が三歳になって物事を考えるようになる迄は、しっかりとそばで教えなければならないように思う。
 個人的には、共働きで育児は祖父母任せ、或いは保育所任せというのは、教育を行う前段階の人格形成土壌が旨く作れないのでは?というのが考えである。爺さん、婆さんというのは、子供を子供として見て居らず、孫としてしか見ていないように思う。その差については、ここで論じないが、絶対的に異なるものだ。

 家庭において一家を支えるのが、どちらが適任か?というのは家庭で判断すれば良いし、仮に母親が外で稼ぐことになるならば、父親が育児を通じて教育するというのが望ましいと思う。家庭において社会で稼ぐことも重要な仕事だが、家庭内において子供を育てる教育するというのも重要な仕事であり、優劣はつけることは出来ないもので、どちらも欠かすことが出来ないものだと思う。どちらも必要ならば、父親と母親が分担して行えば良いだけである。

 話がそれているかもしれないが、そうではなく、今の政策が見た目だけの教育再生、男女平等に囚われているように見えるということが言いたい訳である。

 教育再生に必要な意識は何か?男女平等というのは何か?これを真に考えた政策というのが感じられないのが個人的な感想だ。教育再生において必要なのは、親の子へのファーストコンタクトの重要性と、最初の接触から人格形成における育児という役割の大切さを大きな価値観として社会に与えることである。男女平等というのは、男女が担う仕事と役割に違いがあっても、その異なる仕事(役割)に優劣を付けないということでは無いだろうか?

 現代の雇用機会均等制度、産休制度、ゆとり教育制度ってのは、本音の部分では金を儲けて楽して暮らすぜ!ってのが本音であり、共働きの極致が昔でいうところの、Double Income No Sons であり、軽薄短小しっかり稼いで遊ぼうぜ!という姿である。結局は、楽して贅沢する、生活するという価値観に重きがおかれているのでは?と思う。

 この意見に対しての反論もあると思うが、共働きせんと生活出来ないというような反論があるかもしれないが、そうではなく、共働きをせんでも十分な稼ぎを得るために、社会に対してどう動けば良いか?を考えて稼げば済む(常識的に人が出来ない事が出来れば、絶対的に価値を生み出す力が優れていることだし、そうなれば高給取りにも為れる筈)ことである。少なくとも、共稼ぎで贅沢かつ楽して子育てというライフスタイルよりは、自身の場合は自分の稼ぎだけで時間も育児も稼ぎも自分の余暇も充実した形が得られているとは思うが、、。

 最終的な教育再生とは、大人になってから、遭遇するであろう不満を自身の考えによって解決しようとする能力を養うことであり、こういった能力が養われていれば、社会において価値を生み出す力を利用して稼ぎを増やしていける筈である。要は、教育再生だけの問題ではなく、社会のあり方、モラル、国の競争力、平等という価値観というモノは全てがカオス的に関連を持っているし、その関連性の本質を見抜く事が重要だ。

 女性の社会進出は大歓迎だ。出来れば、嫁が社会に出て、自分が育児に専念するってのに憧れる今日この頃。ただ、効率的な稼ぎという面から考えると、同じ能力で同じ努力をしても得られる結果に差があるのが実情だ。これに差が無くなれば、女性の社会進出も見掛けだけの結果に留まらないし、一人の稼ぎで家庭が成立するなら子供の教育再生に最も重要な準備教育(初期育児)が出来るだろうし、出生率、教育、モラルといった現代の抱える諸問題の多くが解決できるかもしれないなぁ。

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