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2007年2月 1日 (木)

バブルへGO

 表題のコメディ映画が公開されるそうだ。

 世の中の景気は回復して、いざなぎ越え等の話題をニュースで見掛けるが、その一方でバラエティ番組では80~90年代を回想する番組も少なくないし、テレビCMでも使われている音楽等々は80~90年代のモノが多い。
 表題の映画はコメディというよりも、社会自体の回帰願望を映したモノかもしれない。

 バブルといっても世代によってバブル時代に対する印象は様々だろう。バブルの象徴である、株価狂乱上昇、地価上昇、美術品価値高沸といった側面で潤った世代というのは、今ならば還暦近辺の人だろうし、バブル崩壊で地獄を見たのも、そういう世代だろう。
 我々の世代にとってのバブルといえば、当時は二十歳前後の世代であり、株、不動産といった側面からバブルで踊った印象とは異なる印象を持っていると思う。

 自身の成長と社会の変化を重ね合わせると、自分の場合は、高度経済成長の始まりに併せて誕生し、幼少から物心が付く迄は、高度経済成長による社会の変化が非常に激しい時代を生きている。社会の中に片足を突っ込んだ大学生活は、モロにバブルと被っており、世の中の贅沢志向の高まりの中で過ごしている。社会に入るリクルート活動においても、完全な売り手市場であり、最近迄の就職氷河期というのは全く想像出来ない時代であった。会社訪問に出掛けると『お車代?』らしき交通費が多額に支給され、訪問先の企業では、昼食、夕食~二次会迄の接待攻撃だ。
 現代における雇用形態の中で非正社員の給料といえば、目に付く範囲で時給にして高くても1000円程度だが、当時のバイトといえば時給2000円は当たり前で、多い所では5000円、最高では1万円越えというのも体験した。因みに、学生時代の最高時年収と今を比較すると、今の方が完全に上回っているとは言い難い部分もある。

 今の自転車、単車という趣味に対する接し方というのは、大学生時代に身に付いたといっても良いかもしれない。乗り換えた単車は3桁を越えているし、当時を思い返せば、複数所有をしながら、年に数台乗り換える事自体に違和感は感じなかったし、それによる経済的負担も殆ど無かった。財布に万札が沢山入っていないと不安という事はあったが、万札が無い事も無かった。
 社会に入ってからの飲み歩きにしても、社会人で合コンという事自体に違和感を感じていたし、今もそうであるが、その理由は、学生時代の印象で合コン=大学生の遊びという印象を持っていたためだ。合コンする場所は、当時を回想すると、ワインハウス、ワインバー系、カフェバー(死語ですね)、ワンショットバーが主であり、スタンド、カラオケ、居酒屋って場所は殆ど使わなかったし、ディスコ、ライブハウスといった場所(今でいうクラブ?)が多かったか?そんな場所ってのは学生が遊ぶ空間という印象だ。学生時代の合コンにしても、大学入学から大学院修了迄の間を考えると、合コンを行った回数といえば数える事が出来ないくらいだし、その中での遊びと言えば、何でもアリだったように思う。そのようなハメを外した過ごし方ってのは、当時の印象でも学生だからOKでは?と思うところ。

 そんな浮かれた時代ってのは、確かに楽しかったように思う。でも当時の浮かれた時代が、ただ快楽追求に都合が良いからという理由だけで良かったと思うのではなく、当時の印象は、やればやっただけ成果が確実に得られるという印象の方が強いためだ。稼ぐという行為にしても、自分で考えて、最も率の良い仕事を選び、その中での成果に応じて倍々ゲームで稼ぎを得ることが出来るイメージであり、行動に対する閉塞感を感じない世の中故の楽しさの方が大きかったと思うところ。

 今の時代、自分だけが生きて行くには何の不具合も不都合も感じないし、当時に比較すると、随分と力を抜いてもやっていけるというお気楽な印象が強いところ。当時は頑張れば、頑張る程に結果が得られる思いが強かったが、今は、寧ろ頑張っても、たかが知れてるんで、一寸力を抜いて望む結果を得るための最小の気合いしか入れないとでも言おうか?そんな力の抜け具合である。その理由ってのは、自身が色んなモノを見てきたせいもあるが、それ以上に社会構造に対する閉塞感が強いがために、本能的に手加減して生きているのかもしれない。

 人生も半分を終わった今、やっぱり自分が一番楽しめる生き方をして過ごしたいと思うし、その楽しめる生き方ってのは、自身の人格が完成されたバブル時代での思いが当て嵌まってしまう。趣味で言えば、単車(自転車)であり、稼ぎ方で言えば、塾の講師のような人を教える仕事がそれに当て嵌まるなぁと思う所だ。
 技術系、開発系、管理系の仕事ってのは、労力対効果から見ると悪くない仕事だが、案外退屈なモノである。

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