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2007年2月 2日 (金)

ペダリング

 自転車を心地よく乗るというテーマに必要なモノは何か?

1.道具
2.体力
3.技能

 この三つが上げられる。道具に必要なのは、最終的に財力が、体力には努力が、技能には能力が必要であり、財布、身体、頭を使ってそれぞれを高める事が重要である。
こういう考え方は自転車に限らず、単車についても言えることである。

 自分自身、これらの三つを全て兼ね備えている訳ではないが、長く生きていると、そういう考え方が理解できるし、上に挙げたモノの下のモノ程、一朝一夕には手に入れにくいという事に気付いてくるものである。実際、各界におけるベテランの方々を見ていると、正しくその通りだと思える。自転車を例に挙げると、過去には還暦を過ぎてもなお現役を保たれた競輪選手の方を居られた。そういった方々が長くその世界で輝いていた理由ってのは、紛れもなく、道具や体力以上に技量が、それぞれの世界において重要な要素を占めるって事を表している。

 という訳で、今の関心事は、ただ単純に技量の追求という事である。趣味として自転車や単車に入ってから今迄の変遷を振り返ると、最初は、モノの力に頼って、モノに任してという傾向が強く、それが段々と、モノよりも若さに任してという要素が増えてきたとも見て取れる。
 そういう流れで過ごしてきた今の思いでは、単車の場合は極低速におけるマシンコントロールを最小限の入力で行う事に興味が行き、自転車の場合は、最も楽に漕ぐというペダリング方法を身に付けるという事に興味がある。

 単車の場合、一番のお気に入りは高回転型の2ストロークレプリカであることは間違いないのだが、それを思い通りに扱うには単車に対する乗り手の入力に対する応答を楽しむ事の重要性を理解しているがために、より現実的な使用条件で入力と応答を確認して遊ぶ事ができる中小型の2スト車、低速域での応答に優れたVツイン、シングルで遊ぶという方向にも手を広げている。

 自転車の場合、一番のお気に入りは、今でこそ小径車のロード系バイクしか持ってないが、ロードでの高速走行が大好きである。そして、今は高速走行で必須となるペダリングの重要性を更に理解する目的で、シンプルなシングルスピードに向かおうとしている。ロードでいきなり憧れを手に入れる事も可能ではあるが、多機能車故に、重要なポイントへの理解が明瞭で無くてもそこそこの結果が得られるのは、或る意味、良い事だが、多機能車の機能を最大限発揮するには、基本的な扱いが自身に備わっていなければNGだと思うからだ。

 そういう意識の元では、自転車にしても単車にしても、乗っているモノに限らず、入力に対する応答をなるべく感じれるような意識を持つことが大事であり、そういう意識を持つという事は、即ち、自身の頭で考えた仮定に基づく論理的な展開が必要不可欠である。
 こればかりは、書籍で読んだり、人の話を聞いても、自分で思い付いた事でなければ、その疑問(好奇心)を生んだ根拠が実感に基づくことが少なくなる。

 そんな気がする今日この頃である。

 自転車にしろ、単車にしろ達人ではないが、意識としては、どちらにしろ『基本に始まり、基本に終わる』というモノである。

 ここ最近は自分の納得できるペダリングとは?を考えながら、トライをしているが、結構意識の持ち方で得られる感覚は大きく変わってくる事が再認識できる。

 この一ヶ月で随分と変わったような感覚だ。

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