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2007年2月 5日 (月)

楽しめる時間

 趣味の一番は単車、二番が自転車という状況だが、最近は自転車に乗る頻度が増えている。どちらも二輪の乗り物なんだが、楽しみ方、楽しめる場所ってのが大きく異なるのが原因か?楽しめる時間と場所を状況毎に考えてみた。

 部屋の中での楽しみといえば、断然自転車である。単車場合は、部屋に持ち込む事は困難で、パーツの分解でもガソリン、オイルというものが部屋での作業に適していないのも大きな理由だ。部屋というか室内というのは、案外狭いモノであり、自転車でも結構な空間を占有するが、単車の場合は自転車の比では無い。丸ごと1台を持ち込むことは困難だが、パーツ一つをとっても、とても巨大であり重量もある。カウル、タンクという外装パーツはもとより、足回り部品等も本当に嵩張るのが判る。

 ガレージでの楽しみでは、微妙だが単車である。ガレージでの楽しみ方って言えば、走行状況に近い調整、清掃となるが、自転車の場合はガレージで行うことは無く、部屋の中で済ませてしまう事が多いからでもあるが、単車の場合は、たとえ走らなくても、エンジンを始動して各部のチェックが可能であり、エンジンを掛ける行為だけでも、心から楽しめると思う。

 市内を中心とした2時間程度の走行を比較すると、俄然、自転車が上回る。自転車の楽しみと言えば、体力を如何に速度に換えて疾走するか?ということで、基本は平坦な真っ直ぐの道を走るという使い方が一番好きであり、幸いな事に、ホームコース迄は5分程で行けるし、そのサイクリングロードを使えば、専用道故に信号は殆ど無く、平坦で他の交通と交錯しない状況で25km程度走ることが出来る。こういう使い方が出来るのは自転車ならではである。こういった短時間で楽しむのに自転車が良いと思う理由は、自転車の楽しみ方を実践できる環境が身近に存在しているというのが大きな理由である。
 他にも、一寸した昼休みの30分以下という時間でも、そんな道を選べば十二分に楽しめるのも自転車ならではの世界である。

 県内を中心とした半日以上となると、今度は俄然、単車が上回ってくる。単車での楽しみと言えば、やはり交通量が無きに等しい山間部のワインディングロードを走る時であり、そこに出掛けるにはやはり、最低でも30分以上1時間程度は走らないと行けない。ただ、1時間程度走れば、そこには単車で楽しめる峠道があり、そんな峠道を走っているときは最高の楽しみを得る事が出来る。でも、往復の距離と時間、峠回遊の楽しさを満喫する時間を考えれば、連続して最低でも4時間以上は欲しいところ。学生時代、独身時代ならばいざ知らず、今の生活習慣では、なかなか、そんな時間を作る事は難しいところ。
 少なくとも市内の混雑を2ストレプリカやVツインスポーツで、ちんたら走る気は全く起こらない。何にも面白くないばかりか、寧ろ、不必要に機械を消耗させているような気にさえなる。

 こうして較べると、一寸した隙間時間で楽しめるように、好みの場所が身近に存在しているという意味で自転車に乗る頻度が増えているのかもしれない。

 自転車の楽しみ方は、自分の持てる力(技量、体力)を使って、心地よく淡々と走り続けること。リズムを刻む上で一番の肝はペダリングで、なるべく真っ直ぐで、アップダウンの程度は少なく、という負荷の変動が小さな所が好み。一言でいうと下流域の川沿いの道。

 単車の楽しみ方は、自分の持てる力を使って、心地よく峠道を操る事。楽しむのは単車の運動性能を引き出す事が一番。リズムを作るのはコーナーリング(ステップコントロール)に尽きる。なるべく曲がりくねって、アップダウンもアリで、という負荷変動の大きな所が好み。一言でいうと峠道か上流域の渓谷沿いの道。

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