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2007年3月31日 (土)

恐れの対象

 ダイエット以前は、生活習慣病から始まる重大疾病の怖さを感じることが多かった。
 脳梗塞、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、痛風等々のメタボリックシンドロームが重症化することで現れる疾患である。
 健康に人生を過ごすためには、そのような疾病の他に、意識を正常を保つという意味で、痴呆やアルツハイマーといった病も老いと共に現れやすいモノであり、やはり恐れの対象となる。また、癌という病も恐れの対象となっている。

 最初に述べた、生活習慣病を起因とする重大疾病や、痴呆やアルツハイマーといった脳疾患については、怖い対象ではあるが、昨今の研究により生活習慣、意識の持ち方によってはリスクを軽減できるものという認識に変わりつつあり、疾病予備軍状態からの脱却は日常のライフスタイルの見直しで出来るものだが、癌という疾病については、日常からの対処が可能なような存在ではない。
 そういう意味で、人生も半分を過ぎた今、最も怖いと思う存在が『癌』という疾病だ。その発生リスクというのは、肺癌であれば喫煙だったり、消化器系の癌であればストレスであったりという話も聞くが、そういう危険因子と発生リスクの相関というのは、生活習慣病の終末状態と生活習慣の持つ因果関係に較べると極めて希薄なように見える。
 仮に消化器系の癌とストレスの因果関係が明らかであるような場合では、安心だが、現実はそれだけではない所に怖さがある。認められる因果関係が遺伝的な要素が最も支配的であったとすれば、それは変えようの無い事である。

 長く健康で元気に生きていきたいという希望はあるけど、健康を阻害する怪我や疾病が、予防可能なモノであれば怖さの程度はそれ程でもないが、予測出来ないモノ、効果的な対策や予防が講じれないモノってのは、本当に怖いと思うところ。

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一日の運動時間

 最近流行っているのは、安近短ではないがお手軽ダイエットである。

 でも、個人的には脂肪燃焼、筋力増強を目的とすれば、力×時間≒運動量であり、運動量が最大となるようにするのが一番だと思う。負荷が小さければ時間は長く無いとNGだし、負荷が大きいとと時間は短くなる。脂肪燃焼目的であれば時間を増やす運動形態だろうし、筋力増強ならば負荷を大きくしなければNGだと思う。

 ということで、運動量を大きくすることが自分の場合の運動する上で考える事だ。

 さて、今の運動習慣での運動をそういう観点で振り返ると、如何ほどだろうか?

1.自転車
 昼ポタでは、距離にして8~9kmの距離だが、毎日の昼食後に一息してから走っている。時間にすれば、それほど長くなく15分程度のもんだが、その間に停まるのは途中の信号に掛かった時だけで、平均すると1回だ。それ以外では、カセットのフリー機構は一切働かせず、乗っている内は常にペダリングして踏み面にトルクは掛けた状態だ。
 ケイデンスでいうと90~110rpm、速度で言うと35km/h程度である。走行後に汗が噴き出すことは無いけど、身体は結構暖まり、心拍数も結構上昇している。
 早朝CR走行では、距離は25kmの走行だ。朝食後にマイヨWW号を用いて走る。行程で停まるのは信号のある3~4カ所のみでその他は常にペダリングを行っている。往路から帰路に掛けての20km程は35km/h以上を維持して走行するが、結構心拍数は上がる。時間にすると30~35分程だ。最後の1kmは変速操作も駆使して無酸素運動的なスプリントを掛ける。その際は心拍数は相当高くなるし、筋肉の疲労も加速度的に高まるが、到達速度は平地で55km/h以上を目指している。それにしても時間でいうと40分ほどの運動だ。

2.水泳
 水泳は、週に1~2回のペースで、一度泳ぎ始めると、予定の距離を泳ぐまで休憩無しである。ペースはプールの時計を見ながら15分で13~14往復を目安で泳いでいる。一気に泳ぐ距離は60往復を休み無しというパターンで3kmだ。大体、65分~70分という時間を要するところ。なお、泳ぎの日が休日の場合は、昼前から泳ぐ事が多く、その際はペースは15分で12往復に落として100往復の5kmを休み無しで泳ぐ。その場合は2時間チョットの連続運動となる。
 他のレーンで泳いでいる人と較べると、ペースは速い方かもしれない。

3.ステッパー
 これは、毎日の夕食後30分してから行っている。負荷は一番大きな状態で踏み面に対して踵は浮かし気味で行う。ストロークを大きくとるように動かしている。一回に行う時間は40分だ。昼ポタ以上に汗をかくし、心拍数も上昇している。この際は暇なんで、片手に雑紙を持って読みながら、もう一方の片手にはパワーグリップを握って握力増強も兼ねて行っている。なお、負荷は30kgのグリップである。

4.腹筋
 ステッパー終了後に傾斜を付けた腹筋台で腹筋を行う。時間は20~40分。回数は最近は数えていないけど、かなりの回数だと思われる。但し、術後の今は100回しか行っていない。

5.サーキット風筋トレ
 腹筋を行って10分程休憩した後に行う運動で、負荷70kgのベンチプレスを50回とスクワット100回を一つのセットとして10セットを行う。所要時間は50~60分である。

 以上が毎日の運動である。昼ポタは出勤時の昼休み、CR走行については日曜祝日の早朝で家族との干渉がない時間帯。水泳については会社の定時操業日であり夕方の事が多い。これも家族に迷惑は掛かっていない。
 毎日自宅で行う運動は、ステッパー40分+サーキット筋トレ60分+腹筋20分以上で考えてみると2時間以上は運動している事になる。その内、1時間は家族の就寝前入浴時間帯を使っている。そして1時間は家族が寝静まってからだ。
 結果、全ての運動が終了して自分の風呂を終えると何時も午後11時過ぎだ。

 確かに、お手軽ダイエットで、今の運動効果と同じ効果が10分で得られるならとは思うけど、負荷×時間≒運動量と考えると有り得ないんだろうなぁ、、、。

 冷静に数字を見ると結構長い運動時間だと思うけど、負担に感じないし、結構楽しい。何が楽しいか?というと、思い通りに身体を動かす時間が延びている事が判る事。特に、水泳では確実にペースを上げる事が可能となってきた。
 昔の競泳を行っていた時代では、100mのタイムを1分を切るというような所で喜びを感じていたが、今は3000m以上を如何にペースを保てるか?というところで身体の進化が感じれる。そういう事が出来るような体力を保つというのもあるけど、ペースの配分、泳ぎ方の工夫等々で結果が変わるんで実に面白い。
 自転車でもそうだ。色んな自転車にのって、自転車毎に自分の考えがあるけど、その考えた通りに機械が使えているか?機械を扱う上での身体の使い方、装備の使い方を工夫する事で、次の何かに気が付く事が多い。そうやって気が付いた事をモノにフィードバックを掛ける。そのスパイラルは常に気になる点が生まれ、それを解決するというモノだが、そういう事自体が面白い。
 身体を鍛える過程で、用いる道具やスポーツへの理解が深まる事自体が楽しいし、その理解に必要な身体を保っている事自体に満足を感じる。勿論、当初の目的通りにレプリカバイクに乗った際の身体の軽さ、キレの良さを感じている。

 元はと言えば、健康と単車での峠走りを楽しむための運動だったけど、その結果、目的を達成するための手段自体迄もが楽しくなり趣味の一部になっている。こういう満足感を得たのが、前述の運動の仕方であり、身体と整えるために必要な運動量である。こういう運動量をこなさなければ、今得ているモノは失っていくような気もする。

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2007年3月30日 (金)

満足

 先の記事の続きだが、趣味、仕事、研究・・・に関して、好きで長く続けている人っていうのは、恐らく、他人がどうであれ、関係ないんだと思う。他に対して、優れているとか、劣っているとかの尺度で物事に接して居らず、自分で納得できるか?納得できないか?の方を大事に思っているんでは無いだろうか?

 幼稚な発想で、仮面ライダーになりたいと思っても慣れないのは分かり切っているが、素人に多いのは、熟練者になりたいと思い続ける奴だが、そういう発想は、自分の納得できるか?出来ないか?は、他人と同じに成れるかどうかであり、ターゲットが他人である限りは、永遠に熟練した他人を追い越す事は不可能だ。

 満足とは、納得出来る事であり、納得というのは、自分の立場を弁えてこそ生まれるものであり、等身大の自分の能力を受け入れる事が重要だ。
 先の記事では、他人と同じになる事は絶対出来ないという旨を書いたが、何事でも満足するのは自分であり、別に他人と同じ事が出来る必要は全く無いのでは無いだろうか?
 歳をとって始めたなら、それなりの満足というのがあり、それで楽しめば良いのであって、三十路になって始めて、十代から現役の人間を追い越すなんて有り得ないが、三十路で始めて、三十路なりに楽しむことが出来れば、それはそれでOKな筈だ。

 私の一年後に入社した同じ大学出身の後輩が居るが、彼が単車に乗ったのは、社会人生活後だ。勿論、彼としても上手い単車乗りに憧れているらしいが、彼は彼なりに、単車に乗り込む事で、彼の知識と経験の上で納得できる単車との付き合い方を見付けているようだ。決して、人との優劣で一喜一憂している訳ではない。等身大の自分を受け入れて、自分のペースで単車と接して満足している。
 こういう人っていうのは、そのレベルがどうこうではなく、自分の立ち位置を弁えて満足を得れている訳であり、やっぱり、格好良いと思う。
 仮に、自分が四十路を越えて新しい趣味に打ち込んだとして、やはり人がどうこうではなく、自分のレベルで自分が納得できる所っていうのを見出したいものだ。

 逆に、幼いというか、バカというか、情けないと思えるのは、自分の満足を他人との模倣度のみで得ようとする人だ。結局、物事の上辺しか見えてないし、他人の模倣ばかりする事は、逆に言えば、自己を全く持っていないという事だ。そんな人は、心からの満足を感じる事ってのは、恐らく一生有り得ないんだろう。

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上達

 仕事でも趣味でも学問でもだが、興味があることに上達を願うのは皆の願いだ。

 ただ、どんな分野でも自己を確立した人ってのは、自身に自信を持っていても、自分の位置に満足している人は居ないんだろうと思う。常に、その分野で興味を見付け、何かを行って居るんだろうと思う。そして、常に何か新しい事に興味を持ったり、見方を変えたりして知識が深まっていっているんだろうと思う。
 そのような人ってのは、自分の考えというか、自分の立ち位置を弁えて、自分で思う好奇心を自分の納得できる答えを導き出すことで満足を覚えているんだろう。

 だいたい、どんな分野でも、そういう取り組みをしている人ってのは、幼少の頃から好奇心追求の行動や生活を行い、人間としての成長にともなう様々な知識の獲得、経験の蓄積によって、興味の対象のモノに対する思慮の深さに磨きがかかるという過程を経ているのでは?と思うところ。
 幼稚園、小学生の頃から好きな事ってのを持っていたとしても、その頃に小難しい理屈なんか誰も判らないが、無心に好きな事に接しているのは間違い無い。小学生が中学生になったすれば、その過程で習った知識をもって趣味に接するってことは極自然な成り行きだろう。子供の内に無心かつ熱心に物事に接する程に、成長過程で身に付けた知識を当て嵌めて疑問を考えるようになるのは普通の事である。
 このような長い期間における、経験の積み重ねと、成長に併せた知識の活用法の修得を経て、どんな分野でも幼い頃から続けている人っていうのは、そこに自分の世界観を形成し、各々にとっての価値観と自信というものを身に付けているんだと思う。

 こういった過程を経た人達ってのは、外から見て格好良いし、自分の意見というか主張を持っている。そして、多くの場合は、結構、その世界において上手いというか、詳しいというか、そんな域に達していることが多い。

 ところで、そういうレベルの人に対して、過去のバックボーンを持たない人間がいきなり追いつくというのは可能か?というと、個人的には絶対不可能だと思う。

 そういうレベルの人というのは、長い年月にわたり好奇心を持ち続け、様々な知識を自分の疑問を解決するための道具として使えるようになるトレーニングを本能的に積み重ねてきており、そういうステップを踏む事により、技能の熟練、知識の活用方法、論理の展開の方法を自然の内に身に付けている。そういう自然の行動が、そういう人の自信の根拠になっているだろうし、それを確かめるために、幼少の頃の多くの自由な時間を費やして経験を積んでいる。

 このようなプロセスを踏まずして、同等以上の域に達するのは不可能だと言える。もし出来るとすれば、タイムマシンにのって過去に遡るか、或いは、幼少期と等しく自由に使える時間を大きくできるように、大人の柵を一切振り払う決意を固めた時くらいでは無かろうか?
 表面的な結果のみを安直に追い求めたり、結果を生むプロセスや手順に重要性を認めることが出来ない人、経験や知識の本当の身に付け方が出来ない人にとっては、絶対不可能だ。
 最近は、自己満足を、とにかく無意味な数値や、他人との比較によってのみ感じようとする人が結構多い。そういう人に限り、安直な伝聞やネットの付け焼き刃的な文言を振りかざしながら、そんな語句に酔っている傾向がある。言葉の意味が理解できないながら、安直に手に入れれる言葉の解説を読むだけで理解したような錯覚に陥っているようでは、どうのもならないんだが、、、、それさえ、気付かない奴もいる。

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術後4週間経過

 術後から4週間が経過した。日常生活では殆ど不具合は無くなった。運動は?というと、ベンチプレスも問題無し、自転車でのスプリント的な乗り方、ヒルクライムでも問題無いし、水泳では若干の違和感があるものの殆ど気にならない。
 しかし、腹筋運動は手術創に近い内部筋肉辺りに痛みを感じるし、そういう部分を手で押さえると、やっぱり痛みを感じるところである。
 完全な回復には到っていない模様だ。ただ、痛みを感じないとうか、傷とは関係ない部分は自由に動かせるので、努めて運動したいと思うところ。

 そういえば、マイナー契約からメジャーを目指していた桑田投手も、審判と交錯して捻挫されたようだが、すでに患部と関係ない部分は、腹筋、背筋、工夫した投球等でトレーニングを再開されているようだ。

 ところで、ダイエットにしろフィットネスにしろ、習慣化する事ができれば、続ける事が普通という意識になり、逆に運動できない状況になると、早く復活させたいと思うものなんだなぁと改めて思うところ。真に習慣化できていなければ、なんらかのアクシデントによって中断すれば、そのまま辞めてしまうかも知れない。
 何事も習慣化させるのが大事とはいっても、その習慣化する事が本人にとって苦痛と思っているとすれば、チョットしたことで途切れてしまうかもしれない。逆に、習慣が途切れる事で、或る意味焦りを感じたりするのは、習慣によって得た効果が、自分にとって重要であり、それから楽しみを見出せるからだと思うところ。

 日頃の運動を目指すなら、運動自体に楽しめるものを選んだり、それによって得た効果で趣味の満足度が得られるような形が理想である。

 術後4週間目で、少しずつコンディションを戻しているが、その間の運動出来ない時期、その後のリハビリ状況から感じた事は、習慣が自分にとっての重要度を再認識させられた事だ。

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2007年3月29日 (木)

無重力

 さっき、ニュースで国際宇宙ステーションでの長期滞在に挑む人の話を聞く特集をやっていた。宇宙に出掛ける、宇宙で暮らすという事が100年以内には普通の事になるかもしれないんだろうか?ニュース解説者、宇宙で長期滞在する人のコメントを聞いていると、そのような気にもなる。

 しかし、人間の身体というのは地球の重力を受ける環境下において進化してきており、身体の各部の機能は明らかにされていない部分でも重力を受けるという前提で機能している部分は少なくないように思う。
 中学、高校の理科の授業なんかでは、背地性とか向地性とかの植物の根の成長方向等についての特徴なんかも習ったりした。
 最近は人間でも食後直ぐに横になると胃中内容物が食道に逆流し、潰瘍の原因になったり、それが原因で癌になるかも?という話も聞く。
 人間の身体の有する機能というのは、1Gという重力場が前提で機能するように出来ており、重力が作用しない状況では、どのように変化していくのだろうか?少なくとも、起きていたとしても、重力が作用していないのは、ずっと寝たきりで過ごすのと同じ状況だろうし、そういう状態から重力場に戻った時は、強烈な貧血状態になったり、或いは、心臓のポンプ機能が著しく弱くなったりするのかなぁ?とも考えたりする。

 一時的に無重力場で生きることは出来るのかもしれないが、長期的に暮らす場合ってのは、最低でも重力を発生させる事が出来る環境でなければ難しいのか?とも思える。

 無重力環境の中で新しい発見が期待されているようだが、それに挑む現場の人の体調管理が一番重要だろうというのが素直な感想だ。

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いい加減に、

 人間関係の相性について考えてみる。その前に、自分の状況に応じた考え方を例を挙げて纏めてみた。

 塾の講師と生徒というような師弟関係では、講師側の考えを強引に植え付ける事、考え方を伝授する事自体が仕事であり、生徒側には学年に応じて、好奇心を養わせ、生徒の持つ疑問を氷解させるに最も良い術を教える事が大事だが、生徒の側が結果のみを求め体裁を取り繕う行為(カンニング、引用問題の解答の丸映し、宿題を他人から丸映し)を行えば、その無意味さを力ずくでも教え込ませ、勉強の必要性を解るまで説明する。

 また、育児における子供との応対では、自分の場合は、子供の好奇心を如何に育て上げるか?子供が自分で物事に取り組もうとする心を如何に芽生えさせるか?という形で接している。子供の疑問には、子供自身が理解できる例えを用い何度でも話をする。
 なお育児に関して言えば、平日から休日を含め、今、自分がすべき事といえば、次代を担う自分の子供に、自分の考え方を如何に伝えるか?が今の自分にとって一番大事であり、生活の優先順位では一番大事な事=育児という観点から、手抜きなし、自己都合関係無しで接している。

 仕事でも、似たようなもんである。行うべき事、考えるべき事というのは、決まっており、決まった事を、担当者が自分の判断でできるようにさせるというのが一番であり、全てを手取り足取り言うのは統括する側としてはNGだ。
 少なくとも、社会に出て給料を得るということは、企業に対して個人のスキルを商品として提供した結果の対価が賃金であり、賃金を得ると言う事は、個人の持つべき普遍的な知識やスキルは、個人の責任と自覚において個人が身に付けるべきであり、それは社会や会社組織で教わるものとは全く異なるものである。具体的には、職場固有の決まり事については、一度は説明するが、2度目以降は無し。職場固有の決まり事以外の、機械運用での常識、問題解決に必要な専門知識の習得といった普遍的な事柄というのは、社会に出る以前に身に付けておくべき事であり、その修得が疎かでは、賃金を貰う資格など有り得ない。

 仕事においても、育児においても、仕事においてもだが、殆どの場合は、意志疎通が上手く行える。この三例に限れば、自分は責任を持つべき立場であり、相手を教育、指導するというのであるが、この三例で微妙に異なるのは、何処まで、その責任を果たすように自分は取り組んでいるか?である。
 育児に関して言えば、これは子供の成長に合わせ、自分の育児教育方針が満たされる迄放棄することは有り得ないのだが、塾等の講師という立場では、指導料を貰う範囲で請け負った事が出来るようにするというのが前提だが、自分の指導方針に合わない子供については、お引き取り願う。
 仕事では、取り組みの一例や知識の必要性については説明するが、知識を習得する手順や学校教育で学ぶべき基本的な学習指導等は全く行う気は無い。

 以上は、自分が相手に対して責任を負うべき範囲で、相手に踏み込む程度に差があると言う事と、自分が何処まで相手に求めるか?の違いがある事を示した物である。

 このような人間関係とは別に、人各々が持つ独自な世界、一言で言うと趣味の世界だが、この趣味への接し方というのは、個人の内面の問題であり、やりたい事は個人の中にあり、その解決法も個人の中にあるもの。このような世界では、正誤は個人の価値観によるものであり、他人の価値観を評価するというのは有り得ない。各々が自分で判断すべき物である。
 各々が固有の価値観を持っているがために、そういう価値観に従った各々の考え方で話し合ったりするのは、違う考え方に接する事が出来るという意味で非常に楽しいものでもある。それもこれも、趣味のジャンルが同じで、各々が自分の欲求と価値観を確固としてもっているというのが前提だ。趣味が同じながら価値観が異なっても、個人としての趣味の方向性があれば、方向性が違っても話すだけで楽しい。趣味のジャンルが同じ上に似たような価値観の場合は、特に交流が深まるが、自分の迷いを相手に相談したり、他人の迷いを相談されたりすることで、各々に疑問が氷解していくのも更に楽しいものだ。

 逆に、趣味という個人の価値観の有無が大事な分野において、何がしたいのか?どうなりないのか?という欲求が明確でないがために、自分が何をすべきなのか?さえ判断出来ない奴らとは、何がどう変わっても、楽しい会話は出来ない。趣味という世界において、漠然と何がしたいのか?何をすべきか?が判らないからといって、そのやり方を問われても、どうしようもない。本人が何をしたいのか?何をすべきか?が判らないから、どうしたら良いか?なんて聞かれても、答えようが無い。
 仮に、自分に憧れるといって、日常行動、サイト、ブログを一生懸命読んでは、判らないと言われても、答えようがない。趣味の世界において付き合いたくない旨も伝えているんで、もう絡んで来なければ良いのにと思う。サイト、ブログも見ても判らない、見たら悲しい気持ちになるんなら、もう見るなと思う。

 チョット、愚痴のようになったが、最近の悩み事だ。こういう事は考えたくもないのだが、、。

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意志=好奇心=人

 ダイエットでも、スポーツでも、趣味でも、勉強でも、仕事でもだが、どんな事でも行動を起こす上で必要なのは、自分の意志の力である。意志の力とは希望を具現化する力であり、自身の意志とは自身の希望というか欲求と等価な関係だと思う。

 自分の理想を望む思いが強い程に、意志は強固となる。そして、難題であるほどに、経験の重要さを思い知り、疑問を紐解くに知識の重要さや、論理的な展開方法の重要性を認め、各々が自己を高めようとするモノだと思う。

 自身の希望というか理想があるから、それを具現化するために人は生きているのでは無いだろうか?これは、好奇心の探求活動であり、人間が人間である理由のようにも思う。好奇心とは人間なら誰しもに備わっているものだが、その好奇心とは人により様々である。そして、その好奇心を明らかにする方法もまた人により様々である。

 結局、人は人によって望む形が異なり、各々にとっての好奇心を各々の力で探求することで生きているんだと思う。言い換えれば、好奇心を持たず自己の考えが無い奴は、人間の形をしていても人では無い別の生物では無いか?少なくとも、自分とは別の種類の生き物のように思う。

 様々な分野、仕事、学問、趣味、スポーツ等々で色んな人との出会いがある。そういう出会いから付き合いが始まり、交流を深める事は多いが、交流を深め、信頼を深めれる相手というのは、どんな分野であったとしても、その世界において各々が確固たる価値観を持ち、各々流に取り組んでいる人っていうのが多い。
 逆に、どんな分野であっても、猿真似オンリー、受け売りオンリーの連中とは全く話しが合わない。それが例え趣味の分野であったとしても、話をする気さえ起こらない。自己の希望というものが無く、自身の意見というか意志が無い奴と話しをして、得るものは何もない。話して生まれるモノというと、フラストレーションのみだと感じることが多い。
 特に、人のやっていることばかり気にするような奴に対しては、一種の怖さを覚える。ホント、勘弁して欲しい。

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2007年3月28日 (水)

ピストブーム

 最近は表題のようにピストがブームなんだそうだ。今は都会中心だが、活字メディアに紹介されたりしており、全国的な広がりを見せつつある。確かに、最近はメーカーの完成車の中にもピストが新たにラインナップされたりしている様子。
 ヤフオクでもピスト系パーツは高値で取引されている。

 何故、流行しているか?は不明だが、シンプルで格好良いとか、頑丈とか、固定ギア故に色んな技が楽しめるとか、ノーブレーキでリスクを楽しむ?とか諸説あるようだが、流行となると、流行が流行を加速させるというのも在るんだろう。
 但し、ロードバイク系メディアからはピストの流行に対して懐疑的な論調も見受けられるし、実際にノーブレーキピストのマナーの悪さも社会問題になりそうな実情も見受けられる。

 そんなピストだが、流行の形というと、クロモリのNJS仕様のフレーム+クラシカルなパーツというのが一番人気のようだ。特に、スギノ系、旧サンツアーのシュパーブ等々がパーツ的には人気の様子。

 そんな実情を併せて考えると、ピストの固定ギアを楽しんだり、或いはノーブレーキを楽しんだりというのに加え、クラッシックなシンプルなデザインというのも流行を形成する人達にとっては大きな要素なのかもしれない。

 ところで、自分は元来、ブームや流行に乗るのは好きではない。寧ろ、流行から距離を置きたいというへそ曲がりな性格だ。しかし、過去の単車ブーム、スポーツ自転車ブーム、今の自転車ブームというのに、結果的には乗っかっているのが実情だ。
 でも、そうであっても流行の王道からは距離を置きたいという拘りがある。過去の単車ブームでは2スト250、4st400マルチではなくツアラーか2st400以上を選んだりしたように、今回の自転車ブームでも流行の王道とは異なるモノが好みである。

 今、ピスト系バイクに乗ろうとしているが、別にノーブレーキで乗るつもりは無いし、NJS仕様に拘る気も無い。固定ギアを駆使した技を身に付けようなんて気もない。ましてや、クロモリフレームのトラッドなスタイルが好みではない。
 寧ろ、ブレーキは必須で、フレームにしても所有した事がないようなモノ、この場合はアルミフレームの方が興味ある。競輪選手に憧れる訳でも無いし、公道で馬鹿みたいなスプリントごっこをする訳でもない。
 今回は、数あるピストの中からラングスターを選んだが、これは寧ろ流行の王道から外れたモデルのようだが、自分としてはベストな選択だと思う。

 自分がピスト系固定シングルギアバイクを選んだ理由というのは、流行を説明する諸説と一致しないものだが、それでも周りから見ると流行に乗っているように見えるかもしれないなぁ、、、。

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ピスト発見

 さっきの昼ポタではコンディションが良いせいか、スポーツサイクルを何台か見かけた。

 ロード2台、ピスト1台だ。ロードは対向方向、ピストは同じ信号待ちで止まって見かけたんだが、市内でピストを見たのは初めてだ。信号待ちの間は一瞬で青に変わってからは、昼ポタのペースである35~40km/hに戻して走るので直ぐ離れてしまったから、詳しくは見なかったけど、やっぱり流行っているのかなぁ?という所。ノンビリ走られていたようなので、振り返って凝視するのも感じ悪いんだが、もう少し見たかった。

 パッと見の印象は、ストリート系のスタイルでライダーも普通の感じの人なんで、ストイックにピストって感じでは無いが、コレ系が都会でも多いんだろうか?

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2007年3月27日 (火)

健康への意識

 健康への意識というのは、30代半ばを過ぎて結構考える事が多くなってきた。それ以前は、健康とは当然のモノと考え、どちらかというと怪我に対する意識が大きかったが、以降から現在に到るまで、怪我に対する意識よりも健康への意識が高くなってきた。
 この意識の移り変わりというのは、漠然とした死への恐れという感情が芽生えてきたせいもあるが、身近なところで死というモノに直面してきたせいもあるかもしれない。
 ここ数年を振り返ると、仲の良い友人がインフルエンザが原因による肺炎や、或いは白血病といった重大な病で命を落としたりしてきた。直面してきた死の中でも、昨年の祖母の死の場合は、実に109歳という年齢もあり、むしろ長生きしたなぁという驚きの方が多かったが、本来の天寿に満たない状態での死と向き合う頻度が多くなったのも、死への恐れを抱く理由になっているのかもしれない。

 今回のダイエットでも、過去は肥満=デブという意識しかなく、糖尿病、脳卒中、脳梗塞は年齢を抱えれば自然と発生リスクが高まるものという認識しか無かったが、成人病=生活習慣病=重大疾病リスク増大という風に考えを改めた事が、本気でダイエットを行った理由かもしれない(メインサイト上では趣味を楽しむためと言っているが、、、)。

 また、今月上旬での手術時の入院生活で知り合いになった患者さんと話をしていると、それまでは殆ど自覚症状が無かったにも拘わらず、ある日突然の体調不良から重大疾病が明らかになって闘病されており、そのような事態が何時、どのような形で我が身に降り注ぐかしれない怖さってのを覚えたし、そんな事態は誰にでも襲いかかるものであるとの認識を新たにしたところ。

 命に関わる疾病の予防に効果的な生活というのが、どういう生活か?というとよく判らないし、どんなに健康に留意していても、不意の事態は突然やってくるもの。恐れすぎる事も良くない。少なくとも、健康を保つに効果的なライフスタイルは保ちつつ、健康な内に出来る事、やりたい事は悔いなく取り組んでおきたいものだ。

 医者に掛かる前の健康な内に、健康を維持するに効果的な事とは、規則正しい生活、規則正しく偏らない食生活、生活における適度な運動だが、こういうライフスタイルだけは維持しておきたいところ。仮に重大疾病に掛かったとしても、そこからの回復力を維持しておくためには、日常のライフスタイルによる体調の管理が重要であり、出来ることはやるという気構えが大事である。

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2007年3月26日 (月)

キャノンデール

 ラングスター納車を指折り数えてというか、今週か?来週か?と考えながら待ってるのだが、最近は他のシングルスピードの完成車に何があるか?なんて考えながら見たりする。
 勿論、車種決定の段階で一通りは見ているけど、全てが揃った今の段階でも、相変わらず暇を差がしては見比べたりしている。

 そんな中、良いなぁと思うのが表題のキャノンデールのCAPOというモデル。ラングスターに較べると街乗りっぽい雰囲気が少なく一段とレーシーに見える。
 普通、シングルスピード、ピストというとCr-Moフレームが定番なようだが、自身はCr-Moに拘っている訳ではなく、寧ろ、乗った事がない最新のアルミフレーム車の方が興味あるのも理由だ。乗っても違いは判らないんだろうけど、仮に違うとしたら、複雑なモノが付いていないシングルスピードの方が違いが感じれるか?なんて考えている部分も多く、そう言う意味で、今回の自転車選びでは、どちらかというとアルミフレーム車の方を贔屓目に見ているのも、その理由だ。

 今回、CAPOが良いなぁと思うのは、CAPOってモデルはラングスターに較べると高価なんだが、既にデリバリーが始まっているようで、素直に羨ましい存在だ。
 ネット上を見渡すと、CAPOを入手されている方が結構いるようで、単純に羨ましい。
 そういう気持ちの上で見ると、これも格好良いなぁと思ってしまう。

 逆に、都会で社会問題になりつつあるノーブレーキピストというのは頂けない。ノーブレーキピスト=キャリパー用固定穴が無いというのが前提だろうから、そういう自転車は、恐らくNJS仕様のCr-Mo製のピストレーサーなんだろうから、逆に、そういう正当派ピストというのは乗りたくないし、退いてしまう。寧ろ、ファッション性、リスキーさに魅力を感じる層が軽い気持ちで乗っているのがノーブレーキピストであり、その流行の一因がシンプルさ故の廉価な価格での入手性にあるのならば、カーボンフレーム等のハイエンドピストレーサーの方が興味深いところ。
 固定シングルに興味を持っているが、あくまでも流行に乗っているのでは無いし、そういうのとは一線を画したい潜在意識が、Cr-Mo車以外を選ばせているのかなぁ?とも思うところ。
 ラングスターで固定シングルに嵌ったとして、ピスト熱がエスカレートしようともブレーキは絶対に装備するだろうし、当然、リフレクター類も外すつもりは無い。ましてや、固定シングルギアで雑多な市街地を走ろうなんて気はサラサラ無い。

 ところで、今回のラングスター納車では、ホイールセットを別に準備している手前、もう一本フレームを準備して駆動系を調達すると、もう一台作れるんだぁ!と余計な考えも巡ったりする。
 全ては実際に乗ってからの判断になるけど、ピストとロードのハイブリッド自転車を作ってみたい衝動にも駆られているが、いつもながらに悪い病気である。次から次へと興味が湧いて物欲暴走しかねない状況。

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2007年3月25日 (日)

予定通りに体力チェック

 術後二日目の3/11にマイヨWWでCRを走って、感覚的に二三週間で元に戻るだろうとの印象を持っていたが、丁度二週間が経ったので、予定通りに体力チェックを行った。

 CRの河川沿いの周回路では、基本は35km/hでリズミカルに速度を維持することが出来るか?というのと、CR走行後の平坦路のストレートで、今の時期の服装なら55km/h程度迄加速できるか?というもの。

 退院して16日目だが、雨天の日以外は全て自転車に乗って、これまでの条件で同じ様に走れるように少しずつ体調を整えてきており、走る前の段階でも大丈夫だろうという楽観的な気持ちでの走行である。

 コンディションは早朝迄雨が降っていたために、完全なウェットコンディション、服装はというと、気温は高くなるとの予想だが、完全に曇りの状態で、霧のような霞が掛かった状態なんで、ハーフコートを装着している。

 コースの往路部分は北方面に向かって走るんだが、いつものように向かい風であったが、48T×13Tの95~100rpmで13km程度を走行。速度にして33~36km/hというところ。
 帰路部分は南下して進むのだが、今度は若干の追い風気味で100~115rpmの35~40km/hというところ。これも距離にして13km程度を維持して走行。
 CRを外れて、地元の大通りでは早朝故に交通量は殆ど無い状態だが、最初は30km/h程度で流し、回転数的には100~110rpm程度でシフトアップを続け48T×9Tで最終的に56.8km/h迄加速。途中、前方の信号が変わったんで、其処までで終了。
 その後は、30km/h程度でクールダウンしながら帰還という結果だった。

 印象的には路面がドライでコート無しならば60km/h台には乗せれたような感じ。

 懸案だった手術創近辺の皮膚の張り、腹筋周りの痛みも殆ど感じなかったんで、恐らくは元のコンディションに戻っているというのを確信として持てたところ。

 今日は、その後もSPEEDママで地元の山(標高150m、最大斜度10%強)を二本走った。
 一本目はピストでいう16T相当でダンシング気味に、二本目は変速機を駆使して回転力重視で走行したところだが、どちらの漕ぎ方でも特に違和感無しでいけた。

 二週間前に今を予想したが、ほぼその通りにコンディションは戻っている。

 ところで、今日の早朝練習では、大通りに入る前の信号待ちでニシダサイクルさんのお兄さんとお会いし、最初の30km/h流し中は併走していたが、何時も話をしているのが、最後の直線に向けて速度アタックをしている旨もあり、つい気合いが入ったのもある。それで、路面、服装のコンディションが良くない状況でも、一寸見栄を張りたいという意識が自分の中にあったせいか、速度が良く伸びたのかもしれないなぁ、、、。
 帰りのクールダウン中の信号待ちで再び合流したので、開店直後のショップに立ち寄り、コーヒーを頂き、自転車談義をしたところ。

 そんな話の中で、ラングスター話も盛り上がり、今日は、家で準備保管していたラングスター用に準備したホイール(ジュラのピストハブ+アンブロシオ+レッドストームライト)をニシダサイクルさんに持っていき、ラングスター納車に併せて交換をお願いしておいた所。

 いよいよ、身体もパーツも完全に準備完了である。予定外の手術だったが、思いの外早くコンディションが回復したのが何よりだ。

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2007年3月24日 (土)

自転車が先か?ダイエットが先か?

 自転車ブームの一因には、自転車によるダイエット効果を期待している人が多いというのもあるのだろうか?
 確かに、自転車という乗り物は、過体重の人にとって膝への負担も過大にならず、安全に運動できるのは確かであるし、自転車によるダイエット効果を唱える書物や情報によると、軽負荷で漕ぐという行為が脂肪燃焼に効果的と紹介されている事が多い。

 でも、自転車というのは、元々ダイエット目的の乗り物では無くって、移動の手段であったり、スポーツの道具であったりする。
 最近の自転車ブームは中高年世代が牽引しているが、新たに自転車を購入する際には、ダイエット効果を期待するというのが一番の目的であったとしても、見栄や格好良さ、専門ショップや自転車趣味人の洗脳によって、最初の段階から高価で過激なスポーツバイクから入る人も少なくない。

 実際にCRを走っていると二通りのサイクリストに出くわす。一つは、純粋にスポーツという趣味的な側面で接しているような人。あくまでも私感だが、乗っている姿は苦しそうというか楽しそうに見える。対して、もう一方は、乗っているバイク、装備に差は無いモノの、如何にも苦しそうで、スポーツサイクルに乗る前にダイエットでも何でもしておいた方が良さそうな人で、自転車をダイエット目的?という感じで接している人だ。

 自転車でダイエット効果を期待しようと思えば、それなりの運動を継続的に行わなければ効果は期待できない。下り坂、惰性での進行時ってのは基本は休みっぱなしであり運動しているとは言い難い。有酸素運動の効果については諸説あるが、少なくとも断続的な運動に終始する通勤のような場面では、その効果は継続的な運動に較べれば少ないと言わざるを得ない。寧ろ、経費節減+ダイエット目的で日常を爆走することによる危険の増大によるデメリットの方が遙かに大きい。
 日常生活において自転車を取り入れる事でダイエット効果を得られる人ってのは、生活環境による側面が非常に大きいように思う。

 ダイエット目的にスポーツサイクルを選ぶ事自体は否定しないが、そういう自転車の持つ本来の爽快感や楽しみを実感する前に、スポーツサイクル=苦しいというイメージが形成されないか?心配になったりする。
 自転車に乗って大幅にダイエットされた例として、作家の高千穂遙先生がいらっしゃるが、使える時間やライフスタイルから考えて、同じ様な生活が出来る人ってのは極限られる。

 少なくとも、自転車によるダイエット効果を期待しようと思えば、続ける事が何よりであり、ダイエットを目的にして苦痛を感じながら乗ったりしても、効果が現れる前に嫌いになったら全く意味無いもの。自転車に乗る事でフラストレーションを感じたり、苦痛を感じたりしないよう、各々にとって自転車が楽しいと思える何かを見つけることこそが一番大事なように思う。

 自身に置き換えて考えると、もしかしたら、減量前の段階に自転車趣味を復活させたとしても、楽しさを感じることなく乗らなくなっていたかもと思えるところ。別の目的で生活の中で自転車が復活したが、その時に、昔の感覚が鮮明に蘇ってきて、楽しさが味わえるから自転車熱が加速していると思うところ。
 実際、今回の自転車趣味復活以前にも何度か自転車に乗った事があるが、楽しいというより漕ぐ事が面倒臭いという印象しか持てなかったような気がする。

 ということで、スポーツサイクルの楽しさといえば、やっぱり、その自転車の用途に合った使い方が出来てこそであり、スポーツの道具を使って楽しみを実感するには、それに見合った身体が必要では?と思うところ。そんな身体を最も短期間に作れるモノは何か?仮に苦しくても短時間に効果が現れるなら我慢出来なくもないのでは?
 これは、単純に体重計の目盛りを減らす事ではなく、心肺機能を高め、不要な脂肪を落とす事が重要であり、時間あたりの運動量が最も大きなスポーツで、過体重が四肢を痛めないモノ。そして、自分の意識で決めた時間連続して行える環境が簡単に手に入るモノ。

 そんなスポーツは、水泳しか存在しない。プールに行けば、信号で止められる事もないし、プールに来ている人は泳ぐ事が目的の人であり、公道のような雑多な環境でもない。
 水泳という運動は過体重が四肢に影響を及ぼさないし、心肺機能を高めるには打ってつけである。
 週に3日程度、1日に連続で2km以上泳ぐという事が出来れば、2ヶ月もあれば20kg程度の減量は可能(実証済み)だ。ほんの二ヶ月の運動によって、身体は見違えるようになる。自転車はマラソンや水泳に較べるとハードでなく手軽に出来るというダイエット手法として推奨する説もあるが、負荷が小さい分、効果は現れにくく、負荷を高めると、公道では危険が増大し、時間を増やそうとするにも限りがある。水泳ならば、僅か2時間弱でも相当量の運動量になるんで、お奨めだ。
 そういう状態を作ってスポーツサイクルでも乗れば、苦しさよりも楽しさを多く感じれるようになるのは間違い無い。

 そんな訳で、自転車で走る事の楽しさを思い出したが故に、今では、水泳は心肺機能を高めるために行い、筋トレはヒルクライムのために、毎日の自転車乗りはペダリングを磨くために行っている毎日だ。それもこれも、今度は、楽しい自転車を更に楽しめるようにするのが目的だ。勿論、こういう身体のコンディションを整える事が、2ストレプリカ等の単車を操る上でも有効だということを実感出来ている。

 自転車にしろ単車にしろ、趣味性をスポーツ性に求めようとすれば、扱い手には、それに見合った身体能力と身体状態が必要であり、更には、技量と知識が必要だが、そのようなモノを追い求める事こそが、趣味の探求でもある。
 要は、手段としての自転車ではなく、目的としての自転車という意識を持つことが、付随的な効果としての健康維持にも効果的ということだ。

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タミフル

 インフルエンザ発症時に処方されるタミフルと異常行動の関連についてのニュースを良く見掛ける。

 ニュースとして取り上げられる頻度が高くなる理由は、

1.インフルエンザ感染時に異常行動を取って亡くなったり、怪我をした子供がタミフルを服用していた。
2.タミフルの影響を調査した研究者が、薬剤メーカーから寄付金を受けていた。

 という事なんだろう。
 しかし、ニュースではタミフルを服用していない子供が、同じく異常行動である飛び降りで怪我をしている事例もあるし、大学の研究室に企業からの寄付金、助成金なんてものは良くある事といえば、良くある事。逆に、優秀な研究室程、資金が集まりやすいってのも昔ながらの事だ。このような現状を考えると、タミフル自体が異常行動に直結するという前提で、物事を見るのは偏った判断結果を生みかねない気もする。
 タミフル自体は海外で開発されたモノであり、近い将来発生するであろう新型インフルエンザに対する薬剤として世界的にタミフルの備蓄が進められており、現在のインフルエンザ用の薬としてタミフルが用いられていることも事実である。
 迅速な判断を行うためには、国内に留まらず、タミフルを認可し対インフルエンザ薬として用いている他国の判断や処方時の対応も参考にして、行政側が現場医療に困惑を与えないような態度を明確に示す必要があるのでは無いだろうか?

 インフルエンザ対策として薬剤に頼らない生活を心掛けろ!って言っても、抵抗力の無い子供や高齢者を守ろうとすれば、タミフル等の薬剤で症状を緩和し命を守るというのは必須である。
 タミフルやインフルエンザと異常行動に相関性が認められるか?という事を議論する事も大事だが、その判断に迷っている間にも疾病を患っている患者さんにとっては、判断が出ないとは言え、治療が遅延してはならない。

 保険行政のトップの判断が分かりにくい事による、医療現場における困惑によるものとなり、それにより迅速な治療が受けられないというのは、避けるべきだと思うが、今回の騒動の一端には、保険行政の混乱にも原因があるように思う。
 勿論、タミフルで子供を亡くした親の意見を全面に出すようなニュース構成を見ていれば、タミフル=危険という結果を暗に広めるような感じも与えかねず、マスコミ自体が結果を形成しかねない現状も如何なものか?という気もする。

 WHOの指針では、通常のインフルエンザならば安静にしていれば1週間程度で完治すると言われるために、通常のインフルエンザにはタミフルを処方しないらしい。それに対し、新型インフルエンザでは症状の程度も予測出来ず、社会への感染予防の観点からタミフルを対策薬として奨励しているという。そのような薬の役割を明確にすることで、対応の方針が決まっているようだ。
 要するに処方のガイドラインを徹底する事が一番大事であり、現場の混乱を引き起こさない事が一番大切なように思える。

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2007年3月23日 (金)

術後3週間での水泳

 本日、実に3週間ぶりに泳いだ。前回は2月末だったんで、3月初めての水泳だ。

 手術で退院したのが先々週の週末で、先週末の段階では若干の違和感と手術創が開くのを恐れてパスしたのだが、今週にはいって違和感をあまり感じなくなってきたので、どうしようかな?と月曜からずっと考えて、実は今日は仕事が終わるまでずっと考えていたところ。
 昨日の記事ではないが、手術創は約3週間で大まかな組織形成が終えるというのを知った訳で、今日が丁度術後三週間でもあり、泳いでも良いかな?という気持ちが大きくなっていたのもある。
 しかし、いつものようにピッチを上げて、決めた距離を何としてでも泳ぐというスタイルでなく、泳ぐという全身動作を緩く行いながら、傷口近辺にどのような感覚を感じるか?ということに注意して、ノルマを決めずに泳ぐ事にした。
 因みに、手術創表面では殆ど何も感じないが、創近辺を指で押さえると筋肉の所々で痛みを感じる状態。まぁ、内蔵近辺の痛みとは違い、明らかに筋肉のメスを入れた部分というのは判るところ。本来なら、痛みが取れる迄泳がない方が良いのかもしれないが、あまりに泳がない期間が続くのも別の意味で不安がある。

 因みにプールは25mプールである。プールにつかって最初の1往復では、やっぱり本能的にかばってしまうためか微妙な違和感がある。2往復目では泳ぐ動作をなるべく滑らかにするように泳ぎ、まぁ、気にならないと判断できたので、有酸素運動というよりも心肺トレーニングもしなければ!ということで泳ぎ続けた。
 結果、何時も通りに60往復以上(連続3.1km)泳げたんだが、所要時間は術前の状態とそれほど変わらないのに少々驚いたところ。今日は身体をなるべく揺らさず、漕ぎによる推進をなるべく阻害しないように力をぬいて惰性をなるべく有効に活用するような意識で泳いだのだが、それが良かったのだろうか?

 案外、意識を変えて取り組みを変えると、思いも寄らない結果を得る事がある。

 取り敢えず、痛みの状態も悪化した訳でもなく、しっかり泳ぎ切れたし、泳いだ後の疲労感も何時も通りの感覚であり、一安心だ。来週も勿論泳ぐ予定だし、4月に入ると、泳ぎの量も増やしていきたいところだ。

PS ところで、プロフィール更新しました。現在の肉体スペック、晒します。

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うんち君、回復!

 術前は便の固さに違和感を感じる事が少なかった。下痢気味の事が全く無い訳ではないが、極稀で、問題を感じる事が少なかった。但し、自分で言うのも何だが、おならは結構臭いかなぁ?というところ。確かに、便やおならが臭いというのは、何らかの異常があるからという話は聞いた事があるけど、あんまり深刻に受け止めなかったし、気にしなかったのが此までの話だ。

 今回の手術の後の体調の変化だが、明らかに、おならの匂いが無くなった事。そして、術後から暫くはうんちの性状が此までとは異なり、どちらかというと、かなり柔らかめになっており、この点が少々心配であった。
 というのも、手術により腸に穴を開けているので、その穴はどうなった?というのが素人ながらの素朴な疑問を持っていたからだ。
 医学書等を調べる範囲で、虫垂炎等の手術によって便が軟らかくなるという体験をした人は居ても、手術との関連は無いとの事だが、関連が無いとは言え、現実に便の性状が変化していると、何か異常が?とも考えてしまいがちだ。

 今回の手術の前に、実は便の中に血を発見し、胃腸科で精密検査を受けた(結果は異常無しだった)事もあり、神経質になり、常にうんちを観察しているために、関心を持ってしまうのだが、昨日のうんち観察では、やっと正常なうんち君に出会う事が出来た。
 何にしろ、一安心だ。 

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2007年3月22日 (木)

手術創の治癒時間

 今一番気になる事といえば、切った場所が戻る迄の過程と所要期間である。
 色々調べた結果、上皮組織が形成されるのは48時間程度ということらしい。
 そして、手術創は、次の過程を経て復元されるそうだ。

1).炎症期(48~72時間)
 細菌、死んだ細胞が無くなり、新しい組織が形成できるように創が清浄化される時期。この前段階で上皮組織は形成されて外部から細菌の浸入は遮断される。

2).増殖期(3日目~3週間程度)
 創に新しい肉芽が形成されて創の強度が増大し続ける時期。但し、強度的には元の30%程度らしい。

3).成熟期(3週間~創によるが1年以上)
 組織が補強される時期。

 なんだそうだ。

 因みに、術後1週間目迄は笑ったり、咳をすると痛みを感じたが、2週間目迄には、そんな痛みは無くなったが、意識的に創に力が掛かる動きは本能的に避けてしまう感じがあった。もうすぐ3週間目だが、違和感は殆ど感じないところ。

 但し、完璧に戻っては居ないと思う。担当医の先生からの指導では丸4週間目迄は過激な運動は控えるようにとのことなんで、それに従う予定。
 なお、手術創の結合は、脂肪が多いと炎症期が長引き、治りが遅かったりするそうだ。

 傷口近辺の違和感や局部的な痛みの有無に細心の注意をしながら、運動量、負荷を調整しながらコンディションを整えたいところ。

 因みに、自転車漕ぎは、手術創に変な違和感を感じることなく続けれるので、術後のリハビリにも自転車は良いのかなぁ?と思うところ。

 記事の題目から離れるけど、壊疽性虫垂炎の場合、ドレンパイプを入れたりして、内部の膿を出す必要性から、結構入院期間が伸びるらしいけど、今回は実質1週間で退院できたのでラッキーだ。ドレンを入れずに済むようなカタル性虫垂炎、化膿性虫垂炎の場合は最短で6日で退院できる場合もあると、担当医の先生に聞いたが、炎症の進行度合いの割には早く退院できたのはラッキーだ。
 手術創の復元についても、記憶を辿れば、大腿部のプレート除去手術では日帰り退院して縫った糸が入ったまま結構活動したが何の違和感も無く1ヶ月目には普通に運動していた事を思い出したが、もしかしたら、結構早く戻るか?なんて期待したりしてる。

 取り敢えず、手術創近辺の感じ方がどうか?にもよるが、明日から水泳を少しずつ再開する予定である。

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今更ながらのステッパー

 一昨年に流行?したステッパーだが、今更ながら使い方で負荷の掛かり方が随分違うなぁと思うところ。
 我が家に導入したのが、一昨年の年末で、始めた頃は1日10分、去年の夏~去年年末迄は1日20分、去年年末からは1日40分程行っている。

 時間が長ければ長い程、身体を動かす時間が長い分、エネルギーを消費している筈だが、やり方によって、その差は随分変わってくる様子。力の入れ具合、姿勢の保ち具合によって随分負荷の掛かり具合が変わってくる。
 ステッパー自体に付いている簡易な消費カロリー計というのは、力の入れ具合や姿勢の保ち具合による負荷の差迄は反映しないようなモノであるが、使い方によって脈の上がり方、汗のかきかたに随分と差がある。勿論、構造的に前側に支点があるプレートを踏むという構造上、プレートを押し下げる際に必要な力というのも立ち位置によって異なってくる。立ち位置が後に行く程、テコの原理で力は小さくなる(勿論、カウンターで歩数をピックアップさせるために必要なストローク自体は大きくなる)。

 このプレートの上下運動をさせるにあたって、最も脈が上がりやすく、汗が沢山出る踏み方はどうだろうか?と考えながら使っているが、一番良いと思われる方法は、プレート面に対する足の裏の接地は、原則として拇指球の部分のみで体重を支え、踵は浮かし気味にすることだ。こうすることによって、常に脹ら脛に力が入った状態となる。
 更には、プレートを踏み切って下死点に到達する前に左右間の体重移動を行う事を意識する事によって一定以上の体重移動の速度が保つことが出来る。このような速度を維持するには無意識だろうけど身体の平衡を保つように腰位置を動かしており、10分程度で全身から汗が噴き出すような状態となる。

 これを40分間続けるというのは、剰りにも単調な運動故に結構退屈だが、新聞や雑誌を読みながらやると、アッという間に終わる。

 器具の使い方一つでも随分差があるなぁというのが印象的である。

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2007年3月21日 (水)

自転車でダイエット、スポーツする際の注意!

 つい先日、自転車ダイエット、自転車フィットネスを行うのは何時が良いか?という意味合いの記事を書いたが、早速、その根拠となるような事例に遭遇した。

 自転車でダイエット或いはフィットネス効果を期待する上で必要なのは、自転車という道具を使って身体を動かすというのが前提である。一般に、脂肪燃焼効果を期待するのならば、一定時間の有酸素運動であったり、無酸素運度と有酸素運動を繰り返したりという動きを続けないと効果は得にくいものである。
 そして、このような効果を自転車に乗る事で得ようと考えると、原則として自転車は常に漕ぐというのが前提だ。勿論、断片的、断続的に少し漕いでは惰性で進むというインターバルでも身体を動かしている限りはエネルギーを消費しているのは間違い無いけど、顕著なダイエット効果が期待できるか?というと疑わしいところ。
 逆に、自転車でダイエットや性能を意識して乗ると、乗っている最中は常に漕いで運動しようとする意識が強くなるのも当然の事である。

 このような傾向を考慮にいれると、自転車にダイエットやスポーツ、性能を意識して乗るというのならば、そういう意識で行動しても、他人との干渉や迷惑、事故が発生しない状況を選ぶというのが鉄則であるというのが、私の持論だが、昨今の健康ブームでは、日常生活、特に通勤や通学で自転車を奨める論調を多く見る。勿論、その論調の根拠が、燃料代の節約や、社会における省エネ、排出炭酸ガスの削減という目的ならば、問題無いけど、自転車生活の勧めの第一の目的がダイエット、性能追求というのであれば、個人的には懐疑的に為らざるを得ない。

 その理由は、先日も書いたが、

1.通勤時間帯は、交通環境の混雑度が高く、漕ぎ続ける事が難しい。
2.同様に、雑多な交通環境で一生懸命漕ぐという行為は注意力が散漫になり危ない。
3.更には、出社時刻に間に合わせるような時間に急かされる状況に為りがち。

 というのが大きな理由だ。だから、多くのサイトで見掛ける記事で、通勤途上で見掛ける他の人に負けて?悔しいとか、出社途中に激しい運動(=高速走行)したとか、の実体を見ると、交通環境における道路の用途=多くの人の安全な移動という状況を掻き乱しているようにしか見えない。
 実際に、通勤時間帯で見掛ける自転車関連のトラブル、事故、自転車の交通マナーの悪さ(並進、信号無視、無灯火、御都合解釈による車道と歩道の往来)が後を絶たない。

 自転車を漕ぐという運動は、確かに健康に役立ち、スポーツという側面で見ても奥の深いものだが、自転車と付き合う目的が、健康とスポーツ、性能というのであれば、その目的達成に見合う使い方が許される状況で自転車を使うというのが一番大切なのでは無いだろうか?
 即ち、しかるべき場所があるならば、そういう場所(CR、郊外の交通量の無い場所、交通量が少ない時間帯と場所、専用コース)において、それでも安全に極力留意して、漕ぎ続けるような乗り方であったり、スポーツとしての意識や性能追求の意識した乗り方を行うというのが重要では無いだろうか?

 自分の場合も、自転車を健康目的、トレーニング目的で用いる場合は、少なくとも、そのような配慮を行っており、時間帯的に交通量が激減するような場所と時間を選び乗っているつもりだし、スポーツや性能を試したい時は、専用のコースで他の車両やジョギングランナー、犬の散歩に遭遇しない時間帯を選び走っている。

 要するに、自転車そのものは個人の持ち物だが、それを使う空間というが公共空間であるとの認識を常に持ち、公共空間故に避けざるを得ない他のとの干渉による様々な事態を想定して、他人に迷惑や、驚き、事故が起こらないような他との不干渉を心掛ける事が重要だということ。
 昨今、スポーツ自転車ブームと言われているが、そのような分別を持たないと、過去の単車のレプリカブームによる事故の多発と規制の強化と同じようになるのでは?と危惧するところだ。

 自転車は健康やスポーツとして適したものだが、その目的を満たす事が出来るような状況は何時か?何処か?という意識を持つ事が大事である。そういう時間と場所を選ぶ事が、ダイエット効果や性能追求を目的とした行為による効果が大きく出る必要条件だ。

 『ダイエット、フィットネス目的なら、そんな使い方が出来得るTPOを弁えろ!』というのを忘れると、周りに迷惑を掛けたり、事故やトラブルに巻き込まれたりする。これが、自転車ダイエット、自転車フィットネスをする上で一番大事な事である。

 というのも、例の自転車少年が本日の出勤途中で、乗用車ともめて、警察の仲介のお世話になったとのこと。このブログやメインサイトをよく見ているらしいが、記事にした直後にそんな話を聞くと、何とも言えない気持ちになる。

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2007年3月20日 (火)

ビリーズブートキャンプ

 今日、記事にトラックバックを頂いたのが、表題のダイエットプログラムの紹介である。実は、昨日寝る前の事だが、自分の居住地域で契約しているCATVの地域専門チャンネルの深夜0時から何時も表題のビリーズブートキャンプの宣伝をやっており、実は結構興味があったりしている。昨日も床についてからうとうとしながら、このブートキャンプの宣伝を少し真剣に聞いたりしていた。

 このブートキャンプとは何か?と言うと、昨日の説明では、DVDによるエクササイズ方法の指導で一畳分のスペースで効果的なエクササイズを指導するというもの。CMではいかつい黒人男性が笑顔でエクササイズを行って、その黒人男性の周りを容姿の整った女性達が同じく笑顔でエクササイズをするというもの。このプログラムに従うと7日間の集中プログラムによって脂肪燃焼が出来るという。宣伝文句では、今なら、エクササイズDVDでも利用されているラバーバンド風エクササイズ機器とポケットメジャーがプレゼント!そして、価格は驚き?の14,800円という説明迄覚えているのだが、実は少し興味があったりする。

 こういう風に実際に身体を動かすエクササイズってのは、サプリ、電動器具によるダイエットよりは随分効果的だと思う。実際の運動を行う上でのしんどさを如何に紛らわせ楽しく出来るような気を起こさせるか?というのが鍵であり、このようなリズミカルなエクササイズで楽しさが実感できるなら、案外お奨めかもしれない。

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健康維持のためのダイエット

 勤務先の社長は今年89歳を迎えるんだが、相変わらず元気である。こういう人生というのは、実に羨ましいものである。
 そんな高齢?者も居るが、一方で自分より若い年齢で重大疾病で命を落とす人も居るし、昨今の世間での健康への関心の高まりからか、健康を害する様々な疾病の紹介と介護や看護の大変さを伝えるドキュメンタリーを目にする事が多い。

 自分の中での健康への意識の高まりか?或いは、世間全体での健康への関心の高まりか?判らないけど、よく見掛けるのは、癌、脳梗塞、心筋梗塞、脳卒中、若年性アルツハイマーの特集や、公害病(新潟水俣病)、統計的な発生率からすると極僅かだが、当事者にとっては100%となる難病(パーキンソン病、進行性骨化性線維異形成症(FOP)等々)の話題を目にする事も多い。

 人が生まれてから死ぬまでの間に、そのような疾病に冒される事無く過ごせるというのは、実は大変幸せな事だと思う。

 これら様々な病は、誰にとっても何時襲いかかってくるかも知れないモノであるが、それら疾病というのは、運命的に不可避なモノ、予防可能なモノに分ける事が出来る。

 先天的、住環境的な病というのは、或る意味不可避な病かもしれないが、予防可能或いはリスク軽減可能な重大疾病としては、脳梗塞、心筋梗塞といった病が思い当たる。
 このような疾病は、生活習慣病の末期症状と言われているし、原因が特定されている訳ではないが、若年性アルツハイマー、或いは癌といった病にしても生活習慣による影響が疑われる意見も少なくない。

 そう言う意味で、死ぬまでの間に大きな疾病に襲われるリスクを減らす=生きている間は健康である事を目標に、生活習慣を整えるのは幸福な時間を過ごす上で非常に効果的である。

 ダイエットやフィットネスの目的というのは人それぞれだが、その目的が単純に見た目の痩せ具合や体重計の数値を落とす事なのか?或いは、前述したような健康な身体を手に入れる事なのか?によって選ぶ方法というのが違うように思う。過激なダイエットによる拒食症等では、ダイエットの目的が健康維持とは懸け離れた故の結末であり、健康という観点から見ると、ダイエット=健康阻害という状態とも言える。

 ダイエットというのが目的ではなく、健康維持という目的のための手段として捉える事が大事では無いだろうか?

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インスタント志向は良いのか?

 ダイエットで一番注目を浴びる方法といえば、手軽さ、簡単さ、苦労の無さを売りにした方法である。そして、ダイエット=健全な肉体の構築ではなく、ダイエット=体重計数値の減少というのが現実だ。
 その結果、サプリメント、健康食品、付けるだけのダイエット装置というモノが人気を集め、フィットネスクラブでもワンコインスポーツクラブというのも注目されている。
 ダイエット特集でもチョコレートダイエット、キャベツダイエット、バジルシード、蒟蒻といったモノ、食事抜き、強引な低カロリー生活といった方法を真剣に取り組んだりする人も居る。
 まぁ、確かに続ける事が苦痛にならないという観点から考えると、苦労を伴わないというのは重要なのかもしれないが、ダイエット=鍛えられた肉体という思想で得た身体とダイエット=軽い体重計数値という思想で得た身体というのは絶対的に違うものだ。
 しかし、体重計の数値で一喜一憂する人が異様に多く、その数値を減らすのが最も安直な方法というのが人気を集めているようだ。

 ダイエットとは異なるが学問の世界でも同じ事が言える。教育課程における勉強というのが受験のテクニックを身に付ける事が目的となった取り組みが良い例だ。もっと言えば、テストの点を良くする事が出来れば方法を問わない勉強法の修得だけで良いような風潮に溢れている。点数が取れるならば、過去問をあたる事も全うな勉強となり、公式類の丸暗記も正しい勉強法、強引な丸暗記でもOKという認識が罷り通っている。習う方に限らず、点が良ければ親や教師は褒めるだけの対応をしているのが現状だ。
 必要なのは、世代に応じて持つ好奇心や探求心を、明らかにする手順の伝授と、手順を踏んで自分で解決する力を身に付けさせ、その結果得る等身大の喜びを伝えることな筈だが、こういうのは綺麗事と言われるのが実際だ。

 趣味の世界でも同じだ。自分の趣味は単車と自転車が大きな趣味だが、この趣味は幼少の頃から、自信の成長に併せた経験と知識の積み重ねの結果が今の考えを生んでいるのであり、自分の周りにいる趣味人の多くは、やっぱりそれぞれに幼少からの積み重ねのプロセスを経て、自分なりの考えというかコンセプトを持っている人が多い。
 そういう人の話は、とても面白いし、感心させられる事も多いし、その人なりの価値観の形成には、その人の歩んできた趣味に対する取り組みというのが見え隠れする。
 趣味において自信を持っている人というのは、趣味として物事に接し初めてから今までの長い積み重ねがあるのが判る。
 しかし、そのような経緯を全く持たずして、突発的かつ衝動的に趣味が長続きしない人というのは、詳しい人を見て、なるべく簡単に、或いは、猿真似的、他人の情報を盲目的に読んでは理解した気になったり、道具や部品を盲目的に崇拝して答えを簡単かつ安直に得ようとする人が多い。

 ダイエット、学問、趣味を例に挙げたが、やるべき事を長い年月を掛けた試行錯誤と本質的に正しい手順を踏んで行える人というのは、何を行っても手順の重要性というのを直感的に理解できるんだろうけど、その手順の重要性を軽視し、モノや伝聞に大きく依存し、とにかく簡単に、安直に結果を得る事を先走る人っていうのは、何を行っても本心からの満足を得る事が出来ないのでは無いだろうか?

 昨今のダイエットに関する記事を見てもそう思うし、勉強に関しても、かつての教え子や父兄、今なら専門性が必要な職場における上司や部下の考え方からもインスタント志向に毒された様を感じる。趣味においても、一目おける存在が多く居る反面、どうしようもない末期的状況を呈したイタイ奴も居る。そして、どちらかというと、表面的な結果を安直に得ようとする奴の方が多いように思うところだ。

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2007年3月19日 (月)

自転車ダイエット♪

 ここ一年のダイエット生活を振り返ってみると、健康管理のための運動割合が少し変化している。昨年の秋以前は水泳が週に3回と多かったのだが、最近は週に1回という事が多い。特に3月は手術入院の関係上、水泳の再開は今週からの予定で未だ泳いでいない。
 しかし、体脂肪率、体重は低いままに保たれているのだが、昨年の夏以降の運動生活で増えたメニューは自転車で昼休みに走ることだけである。

 自転車を用いたダイエットというのが効果的と言われており、通勤に自転車を用いる人が増えているが、自分の場合、通勤に自転車は利用していない。自転車を利用しているのは、もっぱら昼休みの食後の空いた時間を利用しているだけである。

 何故、通勤に自転車を利用しないか?というと、天候に左右されるのは嫌だし、出社時刻に急かされるのも嫌だし、通勤時間帯の道路事情が雑多な時間帯に乗るのは気持ちよくないし、邪魔な荷物もあるからだ。更にはストップアンドゴーが多すぎて運動というより、単なる移動という状況になるのでは?と考えているからだ。

 その点、昼休みという時間帯は、案外交通量も少なく食後の30分程度を利用すれば、結構な距離を走る事が出来る。自分の場合は、昼休み故の身軽なスタイルで、僅か15分だが、その時間で8~9kmを走る事が出来、その走っている間ってのは、交通量も少ない事も手伝って、ずっとペダルをこぎ続けて走り続ける事ができる。漕ぎ終わった時は、正に爽快感一杯であり、漕いでいる最中も無駄なく運動しているという感じだ。仮に昼休みが1時間あれば、食前食後のどっちでも良いんで20分程のサイクリングを取り入れるのは、生活時間の有効活用も可能だし、出来ない事では無い。

 自転車ダイエットをするなら社会人にとって昼休みの一時を利用するってのは案外お奨めである。会社に置いておく自転車、或いは、車に積んだ折り畳み自転車があれば、そんな使い方で自転車ダイエットが出来る。週に二回の水泳が週に1回になっても、毎日自転車に乗り続けてきたせいか、身体のコンディションは変わらない。

 昼休みを利用した自転車ダイエット。多忙な方には、是非!と思うところ。

 そんな昼休みを利用した自転車ダイエットでは、熱いスポーツサイクルよりも、チョット力の抜けた折り畳み自転車が良いと思う。又、日の高い内の散策で、季節の変化も感じる事が出来て気分転換にもなる。午後の仕事も頑張れる?・・・・良い事ずくめである。

 自転車ダイエットでは無いけど、勤務先の中高年社員さんの多くが昼休みのポタリングコースで歩いたり、ジョギングされてるのも見掛けるんだが、今のところ、ポタリングしているのは勤務先では自分だけだ。

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安近短で良いのか?

 先週金曜日の地元新聞でも記事になっていたが、中国地方でも10分500円のワンコインフィットネスクラブが人気なんだそうだ。

 安近短といえば旅行の代名詞だと思ったが、ダイエット、フィットネスでもそうらしい。30分で1500円、1時間で3000円、、、、高いような気がするけど、この制度を安いと感じるということは、長くても20分しかしないんだろうなぁ、、、、公営のスポーツセンターなら500円で無制限で出来る。1000円あればプールで水泳した後に筋トレをジムで行えるし、みっちり2時間は運動できる。

 色んなダイエット目的のフィットネスがあるけど、幾ら手軽といっても10分で効果を得るとは到底思えないのだが、、、、

 フィットネスクラブでの人気機種といえば振動ベルト、ジョギングマシン、乗馬タイプといった器具によるモノでは10分程度でその効果の程は尚更怪しく思うところ。因みに、中国地方のフィットネスクラブでは15台の機械が設置されて、フィットネスに関心のある層に手軽さが受けて普及しているそうだ。

 需要があるからヒットするんだろうが、目的達成のプライオリティの第一が、手軽、楽、簡単という意識が消費者にあるから、こういうのが流行るんだろうけど、効果を得る事を第一に考えると、何か違うような気がするところ。サプリの流行、健康食品、ダイエット器具等々を見ると、そう言うモノを取り入れることでダイエットしてる気分に浸るのが目的のように見えなくもないのは言い過ぎだろうか?ワンコインでダイエット気分が味わえるのが目的か?
 そんな事よりも、最近保険適用可能な生活習慣病予防科という名目で出来つつある病院(ジムも併設)で、自身の状況を専門医に診断して貰って、個人毎のフィットネスメニュー(処方箋らしい)を併設ジムでこなす方が、保険の適用も受けれて良いのでは?と思うところ。まぁ、前提条件で生活習慣病と診断されないと保険適用されないらしいけど、、、。

 少なくとも器具を用いた運動なら最低でも1時間は毎日続けたいと思うのは自分だけなのかなぁ、、、?

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2007年3月18日 (日)

手術の影響の回復とラングスター納車準備

 昨年来、最低でも毎日8kmは乗って、休日には約20km以上走行するという自転車生活が手術入院により中断してしまった。中断期間は3/1~3/9の9日間である。

 その間の出来事はというと、体重で平均で1kg減、その間の筋トレは休止、そして何よりもお腹にメスを入れて腹筋を一部切断したこと。

 9日ぶりのCR走行では、やっぱり違和感というか力が入らない感じ。ピストの42T×16T相当のギアも結構重く感じるというところ。原因は何か?を考えると、実質的な脚の筋肉や腕、胸の筋肉が衰えたというよりも、腹を切った事による腹筋周りの違和感というか、自然にかばってしまう事によるものだと思う。
 特に、SPEEDママで昼ポタ的に乗る時に感じる違和感よりも、マイヨWWでCRを高速気味の維持走行する際の違和感であった。

 そんな違和感を解消すべく、退院後の1週間で筋トレメニューを術前に戻し、疲労感も術前と変わらなく感じてきたのが昨日、今日の状況だ。そして、昨日、今日と続けてCR25kmのルートをマイヨWWで走ったのだが、漸く、以前の感覚で走れるかな?という感覚も戻ってきた。先週は30km/h維持を念頭に走り違和感を感じたが、昨日今日は35km/h維持で走りながらも特に違和感も感じる事もなく、時折50km/hオーバー迄ダッシュを掛けながら走っても、脈拍、ダッシュ後の回復迄のスパンとも、まぁ及第点が与えられる程度と戻ってきた事が判った。

 未だ、完璧では無いだろうが、取り敢えずラングスター納車前に術前のコンディションに戻れたのでホッとしたところ。

 さて、ラングスターだが、リアホイールはジュラのピストハブ+アンブロシオのエクスクルージョン+IRCレッドストームライトという組み合わせだけで考えていたのだが、シルバーのフレームにリアホイール周りもシルバー基調で、フロントを純正状態というのも違和感ありかな?と思い、同じくアンブロシオのエクスクルージョン+IRCレッドストームライトというホイールセットを準備する事にした。
 問題は、使用するハブで、書斎からの出し入れの簡便さを考慮してクイック仕様で行くつもりなんだが、手持ちの昔のサンシンのハブはお亡くなりになっている。よって、なんか適当なハブを探して居るんだが、今、クイック仕様でラージハブってのは少ない。BMXハブにクイック芯棒を併せるのも割高。ニシダサイクルさんに問い合わせると、スモールフランジのサンツアーのハブならどうぞ!ということで利用させて貰おうか?と考えているところ。
 でも、リアのジュラのピストハブが穴無しのラージフランジなんで、出来ればフロントも穴無しのラージハブで組みたいと思う。
 オークションでみるとサンシン、ジュラ、シュパーブプロ辺りが在るけど少々割高。手持ちのパーツで似たような形といえば、サンツアーのXC SPORTというMTB系のハブがラージフランジの穴無し仕様。これで行こうかなぁと考えている。

 さて、ラングスターもいよいよ秒読み段階だ。納車段階で前後アンブロシオのエクスクルージョン+レッドストームライト+固定ギア二枚+サカエのピストペダル+鉄クリップという構成。見た目はシルバー基調でクラシカルな装いか?ホイールセットを納車前に準備しないといけない。忙しい。

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2007年3月17日 (土)

サプリメント専門店

 今日、入院時に頂いたお見舞いのお返しをするために百貨店に出掛けた。殆どの手続きを嫁がしてくれたために、自分自身は時間を持て余しつつ、百貨店のフロアーをふらついていたのだが、そこで目に付いたのが体脂肪計である。

 まぁ、術後の体脂肪を確認するのも悪くないなぁと思いつつ、その体脂肪計を置いてある店員の説明に従って体脂肪率の測定を行ったんだが、まぁ術前と変化無い10%弱という値で納得したところ。勝手に納得して、そのまま立ち去るのも何なんで、店員さんに体脂肪計は幾ら?と聞くと、『これは売り物では無いんです。』との回答で、自分的には『????』な感じ。更に話しを聞くと、そこはサプリメント専門店なんだそうだ。

 店員さんは、体脂肪率、BMI等の数値から『何かサプリメントを使われていますか?』と聞いてこられたが、返事は『普通に食事と運動だけです。』と答えたんだが、微妙に気まずい雰囲気で話しは続かない感じ。何と言っても、ダイエットに取り組んでますか?という問いに答えた内容が、『1日三食偏食せず、良く噛んで食べる事と、水泳、自転車、筋トレを続けているだけ』な訳で、店員さんとしてもサプリを奨める理由が見付けれなかった様子で、逆に感心されてしまったのである。

 それにしても、サプリ専門店ってのも百貨店内に店舗を構えているとは、少々驚きである。サプリというと、医薬品メーカーが製造し、普通のドラッグストアー辺りの一角で販売されているモノという認識だったんだが、百貨店内に薬局とは明らかに異なる感じで、それとはイメージさせない感じで店が成立しているんだ!

 サプリメントショップってのは自分のイメージとは異なる形で世の中に在るんだなぁというのが今日に一番の驚きである。
 ふと思い出した事が、以前の健康ネタのテレビ番組でピンクレディーのMIEさんの食事管理でピルケースに入った様々なサプリを利用している様が紹介されたことを思い出した。MIEさんが利用されているようなサプリが店内をよく見ると陳列されてあり、案外、若い女性がこういう店を利用されているのなぁと思った次第。

 ダイエットに最も効果的なのはスポーツセンター等ジムを利用した運動だが、そこで見掛ける人といえば、殆どが大学の運動部員さんか、自分より年上ながら筋肉隆々の引き締まった身体を持つ人くらい。若くて健康的な女性といえば、ジムのインストラクターさんくらいしか居ないのが現状。
 逆に、若い女性を多く見掛けるのは、繁華街の喫茶、飲食店、、、、この現実が、何とも言えないところだ。

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2007年3月16日 (金)

術後、切った箇所の結合に要する時間は?

 最近はダイエットネタよりも健康関連ネタの記事がどうしても増えている。なんと言っても、人生で2回目の手術であり23年ぶりの手術だし、個人的には一大事だったから仕方ない。
 今一番の関心事といえば手術で切った箇所が組織的に結合するのは、どれほどの時間が必要か?というところ。
 今回の手術では腸の一部を切断という訳であり、考えてみれば口から入れたモノが通る配管に穴を開けた訳であり、その穴はどれ程で完全に閉じるか?特に、術後2日目から流動食を食べた訳であり、これが漏れないか?なんて心配もしたりした。執刀医の先生に素直に聞いてみたんだが、腸壁は非常に薄くキッチリ締めるんで3日もすれば元通りと言われていたが、その様子を見た訳でもないし、本当に3日で組織が結合するのだろうか?なんて考えたりもした。今日で丁度術後2週間が経過したんだが、今は普通に食事も便通もあるんで腸壁の穴についての心配は薄くなってきたが、今度は腹筋の一部を当然切っている訳であり、そこの切断部の組織の結合には、どの程度の時間が必要か?なんて事を考えている。
 オートバイの転倒による23年前の大腿骨骨折時の手術時にはステンレスプレートを入れて骨の再生を待ったのだが、その差違は術後暫くも大腿部の内出血や炎症、その後のリハビリ等で40日程度入院していたが、退院後丁度1年後にステンレスプレートの取り外しの手術を受けた。このプレート除去手術は当日に入院して術後の翌日に退院して、その足で国民休暇村のアルバイトで1週間ほど雪山の中で働いた。勿論、抜糸前であり、少々足を引きずる事があったものの、問題なく活動できたのを覚えている。
 そんな経験から、今回の術後のトレーニング開始時期について担当医の方に質問したのだが、最低でも1ヶ月程度は激しい腹筋は控えた方が良いとの指導を受け、今のところ腹筋の筋トレは控えているのだが、本当のところ、組織の結合はどの程度の時間を要するのだろうか?素朴に疑問を持っている状態だ。

 現在、傷口自体は目立たなくなっており、今週月曜に取り外した3Mのテーピング箇所のかぶれが目立つ程度であり外見的には元に戻っているようにも見えるが、傷口より少し下よりの部分は筋肉自体を動かすと微妙に痛むというか違和感を感じる。

 人体の傷口の組織の結合時間というのは、ネット上を見渡す限りでは見付けにくい。この回復時間というと普通の外傷の治癒時間にも似た時間なんだろうが、外傷の治癒時間を短縮するための方法というのに関心があるところ。判った値といえば手術創において上皮細胞が完全に創表面を被うのは24~48時間という事らしい。はたして、内部的の筋肉組織が結合するに要する時間とはいくらなんだろうか?

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イソフラボン

 大豆食品に含まれるイソフラボンについてだが、これを沢山摂取する男性にとって癌を煩うリスクに差があるそうだ。

 イソフラボンによって得られる良い結果としては、悪性度の低い前立腺癌の発生リスクが減るということ。

 逆に好ましくない結果としては、進行癌に対しては寧ろリスクが全年齢で上昇傾向にあるということ。

 この調査結果は、厚生労働省研究班によるものだが、この結果を受けて、食事以外の方法、つまりサプリメントのような形でのイソフラボンの過剰摂取に注意を促すということらしい。

 イソフラボンが健康に効くと言われて久しいが、こういった特定物質の偏った摂取が身体の平衡性維持に対し良い影響だけでなく悪い影響も伺えるということが判明しつつあるようだ。
 様々な安全性評価の元にサプリ等々が生まれているが、こういった物質の普及に伴い初めて明らかになる功罪というものが明らかになる場合がある。少なくとも、安全性評価で無問題=絶対的に安全という公式は成り立たない。安全性評価でOKという事は、極限られたサンプルの範囲で問題が見えない場合もあるし、安全性評価において選ばれた評価項目に限り問題無いという場合もある。人体機構全てが解明されている訳ではなく、何がどのように関わり合っているか?なんて道の領域の方が遙かに広いのが現実である。

 健康、肥満解消のために確実に効果があって安全な方法とは、原則として人体の元々に備わった機能を活用することだろう。備わった機能の活用による効果の現れ方というのは緩やかかもしれないが、少なくとも、サプリ等による弊害といったリスクは抑えられる筈である。医療技術の進歩、薬剤やサプリの開発も進んできてはいるだろうが、人間の人体機構の進化の時間に較べると、皆無に等しい。人体機構の進化で与えられた機能を活用することこそが、健康維持に最も安全かつ有効では無いだろうか?

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2007年3月15日 (木)

寒い三月

 二月迄は暖冬傾向であり異様に暖かい日が多かった。そのため、自転車でCRを走行したりするには快適で過ごしやすさを実感をする一方で、冬は冬らしく寒くないと、、、なんて意識を持っていたのだが、手術入院で3月の始めの8日間程屋内生活を経て通常の生活に戻ると、今度は逆に異様に寒い日が続いている。
 意識の中では、既に春到来♪という気になっていたせいか、ここ最近の寒さは温度的にはたいしたことなくても、結構堪える。そして、この寒さは広島ローカルの事ではなく、日本全国的に寒いようであり、2月終わり頃の桜開花時期の議論では史上最速か?との話もあったようだが、実際には最近の寒さのせいで当初予想していた開花予想から較べると大幅に遅れる予想も聞こえるところ。まるで2月と3月の気候がひっくり返ったかのようだ。

 今週日曜早朝のCR走行でも、今シーズンで一番寒いか?とも思える程だったが、この寒さは何時緩んでくれるのだろうか?既に3月半ばであり、暖かさを実感すべき時期な筈であり、こういう時期は、やっぱり例年通りに暖かく春を感じるような気候であって欲しいものだ。

 2月、3月を通して考えればバランス的には良いのかもしれないが、個人の意識とは全く都合の良いもので、2月なら寒い方が良いし、3月なら暖かくなければならないというのが自分の意識だ。

 昨日、一昨日の昼ポタでも寒さを感じながらも出掛けたが、今日は昨日の天気予報に反して昼ポタタイムは冷たい雨である。午前中に本社に自転車で出掛けたが、今日の漕ぎは終了っぽい。明日は何とか冷たい雨が降らないように祈るばかりだ。
 今は身体の違和感を取るべくリハビリ的トレーニングを続けているが、腹の傷口は跳んだり跳ねたり走ったりすると微妙に違和感があるものの、昼ポタ等の自転車漕ぎでは殆ど違和感を感じない。自転車の場合は前傾気味に固定されるために傷が突っ張らないんだろうけど、身体にメスを入れた後の体力回復、フィットネス、ダイエットに自転車ってのは案外向いているのかもしれない。
 そのように考えると、ラングスター納車迄1ヶ月を切った今、感覚の回復のためには、なるべくリハビリ的トレーニングをしておきたいところ。そのためには、軽装備で快適に走れる3月的な気候が戻ってくるのが待ち遠しい。

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2007年3月14日 (水)

体重減少発覚!目指せ増量

 入院生活時においてナースセンターに備え付けのヘルスメーターで時折体重を測っていたんだが、通常の定刻測定とは異なるんで目安にしかならない。

 先週末に退院して今週は通常生活に戻しており、体重測定も何時も通りに夕食後、運動後、入浴前という時刻に測定を行っているんだが、術前術後で明らかに体重は減っている様子。

 手術前日の痛み発症時は全く食べる事が出来なかったし、手術当日も同様。術後1日目も点滴のみ、二日目に流動食を1食という生活となっていた訳で、考えてみれば、4日間は食事を摂っていない。術後三日目以降は病院食とは言え全て残さず平らげたし、退院後は寧ろ多めの食生活であるんだが、体重が明らかに落ちている。

 術前は、殆ど完全に変動せずに64kgで2ヶ月以上キープしていたのが、今は63kgを切るような値を示す事もある。
 この失われた1kgというのは、筋肉と脂肪の両方があるだろう。脂肪だけが無くなったという訳ではない筈で、筋肉自体も痩せてしまったようである。

 失われた1kgを戻すために、四肢の筋トレと良質のタンパク質を努めて摂取したいものである。欲を言えば65kg辺りで静定させたいのが本音である。

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サーキットダイエット?

 術後のリハビリを兼ねて運動量を徐々に戻している。今行っている運動は、これまでのメタボ脱却生活の中で自分に合ったものを淘汰した結果だが、その運動は、有酸素運動と筋トレである。

 有酸素運動とは、そのままの言葉通りの運動であり、一昨年辺りに流行となったステッパーを利用したものであり、時間にして40分で4000歩相当を毎日行っている。

 筋トレには、身体の上部と下部の交互に負荷を掛けて局部的な疲労の限界により動けなくなる前のインターバルを作った運動を行っている。この運動形態はサーキットトレーニングに近いものである。

 因みにサーキットトレーニングの一般的な方法とは、身体の各部を鍛える運動メニューを6~12通り選び、各単位トレーニングの最高反復回数の半分程度を繰り返し行うものらしく、原則として各トレーニングは筋力トレーニングで構成され、筋持久力の強化、筋力の強化、全身持久力の強化を目的としたものらしい。
 自分の行う運動は、メニュー数も少なく正式なサーキットトレーニングでは無いながらも、継続時間で60分程度を要する筋力トレーニングを行っている。

 似たような言葉で、ダイエットにおけるサーキットダイエットという方法があるそうだ。
 これは、有酸素運動と無酸素運動を交互に繰り返し脂肪の燃焼を促進するというモノである。このサーキットダイエット法も少し前迄は行っていたのだが、その手軽さ、特に数分以下で大きな効果が得られるか?というと少々疑問を持たざるを得ないのが正直な感想である。

 サーキットダイエットとサーキットトレーニングは似たような言葉だが、所要時間や身体に掛ける負荷を較べると全くの別物のようだ。カロリーの消費には、一定量の運動が必要不可欠であり、どちらが効果的か?というと経験上、サーキットトレーニングをしっかり行うという行為の方が有効のように感じる。

 このような感想を記事にするのは、やっぱり例の『あるある大事典Ⅱ』の新有酸素運動の信憑性に関するニュースが流れたのが原因である。
 自身もサーキットダイエットを取り入れた当初こそ、それなりに負荷を感じていたのだが、最終的には身体に何の負荷も掛かっていないような気がしたためであり、その運動の効果は今一つ判らなかったのが、その理由だ。

 しかし、サーキットトレーニング風の強化箇所を交互に休ませながら反復運動を行うと、間違いなく体脂肪率が減少し、体重も増加傾向となり実際の筋力も強化されているんで、サーキットトレーニング自体はフィットネスに非常に有効であると思うところ。

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2007年3月13日 (火)

術前術後、体調の変化

 術前と術後の体調の変化についてだが、傷が完治していないながら、大きく変わった点がある。

 それは、便とおならの臭いである。以前に比べると今は殆ど臭いがしなくなっている様子。おならの場合は、元々無臭らしいが、大腸の調子が悪かったり、悪玉菌が多かったりして腸内で食物が腐敗する時に発生するガスがあれば臭いとなって現れるらしいんだが、おならが臭くない人ってのは案外少ない。それ故、おならの臭い自体に大きな関心を持つことは無かったのだが、今は拍子抜けするくらいに臭いが無い様子。

 今回の虫垂炎はかなり悪化した状態であり、盲腸近辺もかなり炎症を起こしていたらしいが、虫垂炎の悪化の程度から言える事は、相当以前から虫垂近辺の炎症が続いていたらしい。そんな事を考えると、これまでは腸内で食物の腐敗現象が起こっていたのかも知れない。
 便についても、最近は何の抵抗もなくスッと出る感じ。勿論、下痢ではなく出た後は形状を保っている。便の臭いも殆ど感じない程度で、便の色も以前に比べると明らかに黄色の度合いが強い色調だ。ネット等々で『うんち』情報を検索すると、便は黄色っぽい方が腸内環境が健全という説明を多く見掛ける。

 小腸から大腸に繋がる部分の盲腸や虫垂の状態自体が便やおならの状態に支配的な影響を及ぼしていたのだろうか?この辺を少し詳しく調べてみようと思う。

 因みに、西洋人と日本人のおならを比較すると、動物性タンパク質を多く摂取し、食物繊維の摂取が少ない西洋人の方が、おならは臭いらしい。

 術後の生活をどうするか?となると、自然に考えて大腸上流部に存在するリンパ組織としての虫垂というのは、体内と体外物質の出会う場所に存在するという意味で、身体にとって不都合な物質を監視し免疫機能を働かせるために存在しているのか?と素直に思うところ。それ故に、胃腸に負担を掛けず、食物繊維中心の食生活で腸内環境をクリーンに保つような食生活と清潔さに特に留意した生活を心掛けないといけないような気がする。

 全然関係ないけど、勤務先の社長に職場復帰の報告に行った際の話だが、88歳になる現役社長さんも昭和24年頃に虫垂切除をされたとのこと。それでも、健康に留意して元気に活動されているんで、そんなパワフル系高齢者を目指して生活を律するのも良いかも知れないと思った。

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虫垂炎の予兆を振り返る

 再度、虫垂炎ネタだが、今回の虫垂炎は重症度から言うと最も悪化した壊疽性虫垂炎であった訳だが、今日の担当医の先生による診察、見舞いに来て下さった方々へのお礼の挨拶の話の中で、随分悪化していたのに、それ迄、痛くなかったの?とか、我慢強いねぇ!とか言われて、その予兆があったか?を振り返ってみた。

 所謂、虫垂炎=俗名で盲腸なんだが、自分の場合、両親、兄弟とも盲腸を患った事が無く、遺伝的に?盲腸には為らないだろうと思ってきた。
 しかし、今回の腹痛と同じ質の痛みを感じた事が無かったか?と考えてみると、過去1年の間に数回同じ様な痛みを経験していたようである。どんな場合でか?と思い出してみると全て状況を覚えている。それは、

・会社での朝のラジオ体操中における激痛(約1年前)
・就寝前のベットの上で(年末、昨年の盆の頃)
・家族で買い物に出掛けた時(昨年の夏頃)

という場面だが、過去においては激痛ではあったものの、数分~30分程度で納まっていたので、別に気に留めなかったんだが、これらの痛みの質は今回の痛みと全く同じ場所で、同じ質の痛みであり、そのような痛みを感じた時に虫垂の炎症が少しずつ進行していたのか?と思えば、今回切除した虫垂の悪化状況が説明づけれるように思えるところ。
 考えてみれば、同じ場所で繰り返し痛みを感じていた訳であり、身体的なチョイ悪オヤジ状態となっていた訳だ。

 今回の反省というか教訓は、身体が痛みを感じる時ってのは、何らかの異常があるってことなんで、そのような痛みを感じるとしっかり医療機関で診察を受けなければという事。

 幸い、現在は生活習慣病判定の検査数値にも敏感になっており、少しの異常でも状況確認に出掛けているが、そんな検査数値異常という定量的な判断に限らず、自身が感じる痛みという定性的な判断でも見逃さないようにしなければと思うところ。

 特に今回は入院生活で他の患者さんと話が出来たのだが、そんな患者さん達が患っている病にしても突然降りかかってきたようだが、思い起こせば異常の兆候は過去にあったという話をされており、自分の身体のケアというか状態に敏感になる事と健康を意識する事が、どんな病にしろ早期発見早期治療が出来る必要条件であり、医学的に全く素人である自分の判断を過信せず過ごすという事が如何に大事かということに気が付いたところ。

 そして健康を維持するために出来る事ってのは、なるべく実践して重大疾病を回避できるようになりたいものである。例えば、生活習慣病からの重大疾病を予防するには日常生活を律することが重要であり、これは本人の意識次第でもあり、こういう意識を保てば、今のようなフィットネスライフがずっと続けれるだろうと思う。

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2007年3月12日 (月)

術後の経過

 さっき、退院後初診療のために通院した。
 経過は良好であり、少しずつ運動量を増やしてOKとのこと。但し、縫合部が少々堅くなっており、これが柔らかくなるには2~3ヶ月掛かるらしい。

 取り敢えずは経過良好ということで一安心!今日は昼から出社予定で、いよいよ生活が従来のパターンに戻る。
 今回の入院生活では、担当医、看護士、見舞いに来て下さった方々と色んな話しが出来て結構有意義かつ楽しいものであった。入院生活ばかりは出来ないが、たまには良いなぁとも思ったりする。入院生活で一番の悩みどころは、体調が回復するに連れて時間を持て余すことだが、そんな中、漫談に付き合って下さった担当医の先生、優しい看護士の皆さん、見舞いに来て下さった方々との会話の時間というのが一番良い薬だったように思うところだ。
 前回(20年以上前)の入院生活でも、看護士、当時の塾の教え子が毎日のように話しに来て下さって気分が楽になった事を思い出したが、こういう異常事態において、仲良く話しが出来る人が作れるという人間関係は大事にしたいと思う。
 勿論、急な事態で新たに接する人との会話のキャッチボールが出来るような話のネタや、笑顔で話して貰えるような雰囲気というものが作れるようにしておきたいところで、人間が社会生活で活力を得る一番は、もしかしたら健康維持の考え方、趣味への接し方以上に、他の人と仲良くコミュニケーションが取れる人間性を保つ事かもしれない。

 何にしろ、今一度、担当医の先生、お世話になった看護士の皆さん、見舞いにお越し下さった皆さんに感謝を込めて『ありがとう』である。

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自転車通行帯は何処に?

 昨年末から年初にかけて自転車の走るべき場所についての話題が自転車好きの間で結構上がっていた。その話題の元は、改正道交法試案の中で歩道通行を原則化する流れがあるのでは?という危惧を感じた意見であったが、そんな話題の盛り上がりや、道交法における自転車の扱い自体が行政側からも着目され始めたのが大元である。

 自転車ユーザーのマナー自体は誉められたものではなく、市街地区域における迷惑駐輪、夜間無灯火、逆走、並走、信号無視の常態化から見ても、スポーツ自転車の市街地暴走状態から見ても首を傾げざるを得ない実態からも判るものである。

 さて、改正道交法の中では、自転車は自転車が走るべき(指示)通行帯を走らせて他の交通と分離することが原則であり、指示通行帯は、車道内における自転車通行レーンと幅員の確保された歩道内の自転車通行帯を整備することとし、そのような指示通行帯が確保出来ない場所では車道通行を原則とする事として落ち着いた模様である。

 そんな意識で広島市内を自転車で散策して気付いた事を何点か書き連ねてみると、

1.車道左端の原付自転車通行レーンが無くされつつある。
2.横断歩道手前停止線の二輪専用停止線が無くされつつある。
3.市内の歩道には『歩道通行区分分離工事予定』の看板が目に付く。
4.新たに整備されている歩道には自転車通行帯が明示してある。

 といった状態である。

 この事から、車道左端の既存自転車通行帯は無くされていく模様であり、その幅の半分程度を使い歩道の幅員を増やしつつある様子。そして、歩道内の車道よりの部分に、自転車通行帯が整備されつつある様子である。
 おそらくは、このような歩道内における自転車通行帯の確保が終わった道路から順次、車道内の自転車通行禁止標識が設けられる様子だ。

 現実問題、市街地区域には都市高速道路との接続をにらみ車道の許容交通量を増やすべく車道の高速化が為されており、そのような場所を自転車で走る事は結構怖いし、車対自転車の事故の多発も想定されるために、自転車を歩道側に追いやる事が既定路線となっている模様だ。

 一つ思う事は、整備された幅員の確保された歩道の多くは、タイル敷き、インターロッキング調が多く自転車で走るには快適でないのが気掛かりなところ。少なくとも、最近の車道舗装で見られる吸水性アスファルト舗装で自転車通行帯を整備して欲しいと思う。
 本当を言えば、歩道を走るセニアカー、車いす等の走行性を考えても、小さな段差の続くタイル敷き、インターロッキング調の歩道は願い下げたいものだ。

 まぁ、広島は河川沿いに遊歩道、CRが結構整備されているんで、スポーツ自転車で早朝の人が居ない時間帯に走る事が出来るんでフラストレーションは溜まらないが、そのような場所が確保できない都市では、自転車でスポーツ、自転車でダイエットや健康増進を図るには適さない都市構造になってしまうような気がするところだ。

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2007年3月11日 (日)

虫垂の役割

 虫垂の役割は何だろう?
 昨日から、そんな事を考えている。虫垂はリンパ組織が発達した組織であるということは判っているらしいが、それがどんな役割を担っているのだろうか?

 以前は、退化した器官故に不要という説が支配的であったが、最近はリンパ組織が発達していることから、大腸での異常に対する免疫機構として機能しているのでは?という説もあるらしい。しかし、現在のところ、人命を救う医療技術の進歩の面で、虫垂の研究が革新的な進歩に直結しないと認識されているためか、虫垂機能の解明の方面には研究が進んでおらず、詳しくはその機能が明らかにされていない模様である。

 今日見掛けた面白い話は、潰瘍性大腸炎の発生率と虫垂の有無の差についての話だが、虫垂を切除している人の方が潰瘍性大腸炎を患うリスクが少ないという話である。

 少なくとも、人体に元から備わっている器官である事は間違い無いもので、何らかの機能が在るんだろうとは個人的に思っている。

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2007年3月10日 (土)

虫垂炎について

 一般的に虫垂(盲腸)っていうと、痛むと抗生物質で散らすか、痛みの程度が酷いと切除するのが一般的であり、結構軽視されている存在のようである。
 医学的に似たような扱いを受けている臓器に脾臓というものもある。しかし、脾臓も虫垂もリンパ小節が集まった器官であり、何らかの役割を担っているものと思われるが、何れも、人間の活動には必要のない臓器と言われていた時代があるらしい。

 そんな虫垂が煩う疾病の代表的な物が虫垂炎だが、三つの段階を踏んで悪化する。

1.カタル性虫垂炎・・・軽度な炎症で少し腫れて充血
2.化膿性虫垂炎・・・・炎症が進み内部、表面に膿を認める
3.壊疽性虫垂炎・・・・虫垂壁が壊死したり穿孔している状態
             (痛み発症後72時間で穿孔する率が90%・・・怖い!)

 この内、最終段階では腹膜炎を起こして生命の危機に陥る場合もあるらしい。虫垂炎でも虫垂根部付近に迄炎症が拡大していれば虫垂切除自体も出来ない場合もあるらしく、大腸の一部迄も切除しなければならない場合もあるという結構怖い状況もあるそうだ。ただ、虫垂炎自体は穿孔して腹膜炎の併発迄到らなければ助かる疾病故に一般的には恐れられていないし軽視されている。そんな虫垂炎と類似の症状を発症しながら、発症段階では既に手遅れとなる疾病に、虫垂ガンというのもあるそうだ。これはゼリー状の粘液を出しながら広がる(腹膜偽粘液腫)そうで、この粘液が腹腔内に飛び散った状態で有効な治療法は無いという怖い病だそうだ。なんでも、虫垂ガンによってアテネオリンピックに出場された選手も命を落としたということで、稀なガンとは言え侮れないし、寧ろ、治療法が確立されていない分怖い。

 このように、虫垂炎の他にも、在れば見付けにくい怖いガンのような病もあるそうだが、旧来からの考え方のように虫垂炎=切除ってのもホントのところはどうなのだろうか?というのが素直な疑問である。
 人間の身体機構自体、長い年月の進化の結果であり、その生体内に存在する機能というのは解明されていないだけで、何らかの役割があると考える方が自然であるが、虫垂ってのは本来どのような役割を担っているのだろうか?
 旧来の常識では無くても構わないという認識が支配的だったためか、その機能を明らかにするような研究自体も進んでいないらしいが、、、、

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最新の内視鏡

 去年暮れの胃カメラによる胃部健診の実施、先月の大腸の内視鏡健診を行っていたせいか、内視鏡については少なからず関心があるところだが、この入院生活中のテレビ視聴で気になった話題として、ケーブル式の内視鏡とは異なるカプセル型内視鏡が厚生労働省の認可を受けるというニュースがある。

 上から入れる内視鏡では食道、胃部の検診が可能で、下から入れる内視鏡では大腸の検診が可能なんだが、カプセル型内視鏡はカプセル錠剤のような内視鏡を服用し、内視鏡が体内を通過する過程で通過部位の各部が無線で中継されるものらしい。
 これによって、小腸内部も内視鏡で検診することが可能となるそうだ。既に、欧米では認可されているらしいが、日本でも登場とのこと。

 上から下まで全ての消化器官が内視鏡で検診することが可能となるそうだ。

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病院食

 今回の入院生活は、二十歳前での大腿骨骨折の手術以来である。考えてみれば20年以上ぶりの入院生活である。今回は、期間的には丁度1週間という短い生活だが、前回と今回の入院生活で大きく変化を感じた点を一つ。

 それは、入院生活における病院食メニューの豪華さである。曜日によってはメニューが選択可能であり、量、味とも申し分無いというのが素直な感想だ。栄養のバランスも当然考慮されているだろうし、おかずの品数も十分、デザートフルーツを揃っており文句無しだ。
 事実、術後二日目から7日目迄の病院食は一切残さなかったし美味しく食べる事が出来た。微かな記憶を辿り、20年前の病院食はどうだったか?を振り返ってみると、決して美味しいというメニューでは無かったように思うところ。

 しかし、食後の食器の返却時には、返却用ワゴンに乗っかっている他人の食器を見ると結構残す人も居る感じ。素直に勿体ないなぁ、、、と思ったが、入院生活では、点滴や処置のために入院するではなく、体調を早く完璧に戻すために、生活全てを任せるのが前提であり、口に合わないといって食事を残すという行為は、治療の一つを放棄しているようにさえ見えるのが素直な感想だ。
 まぁ、そういう事を思い浮かばない程に美味しかったのが正直なところだが、、、。

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看護士さんって大変だなぁ。

 今回の入院生活では、看護士という仕事の大変さを改めて感じたところである。

 手術当日の麻酔が切れてからの夜間における殆ど1時間毎の見回りでの、患者のわがままに嫌な顔一つせず対応頂いたり、入院から退院に到る迄の間、日々の看護体制の中で自分を含む大勢の患者さんの体調を24時間体制で絶え間なくチェックされているのは、他の職業では考えられないシビアさがある筈だが、そんな中でも笑顔を絶やさず職務をこなされている様子は尊敬に値するものである。
 自分自身も色んな(人を相手とした仕事~物を相手とした仕事)職種を経験してきたが、看護士という職業の大変さと同等の職業ってのは存在しないのではないか?と正直思う。特に、このような激務を女性中心のスタッフで支えるって現実を見ると、男性よりも女性の方が本来タフなのかなぁ?と素直に思うところだ。

 仕事の大変さに自分勝手に順位を付けるとすると、1.人命に相手とした仕事>2.人を相手とした仕事>3.物を相手とした仕事であり、医師、看護士といった仕事が一番エライと思う所だ。人命を相手とするお医者さん、看護士さんを考えると、担当医の先生方の存在と同じように、看護士の皆様の存在ってのは患者にとって非常に大きな存在であり、患者さんが健康を回復するには、どちらの存在も重要であり、どちらか一方が掛けても健康を回復することが出来ないんだろう。

 ところで、今回の入院生活で個人的にも、手術直後における介護や、入院生活中の看護に感謝しているのは勿論だが、その間で交わす会話においても嫌な顔一つせず相手にして下さったのも感謝しているところ。
 私の場合、結構話好きなところもあり、話をしてくれるだけで気分が落ち着くところがあるが、本来忙しく大変な勤務の中でも、相手をして下さったのも、今回の入院生活が楽しく?感じれたというのもあるところだ。

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2007年3月 9日 (金)

入院生活にて出会った良い先生

 入院生活では、担当医の先生方、看護士の皆様、同時期に同じく入院されている他の患者の皆様方は勿論、見舞いにお越し下さった方々とは、日常とは異なるスタンスでの会話が出来て身体のコンディションは別として有意義な時間が過ごせたと思う。

 特に、今回は先生方、看護士の方々、他の患者さんと話す事が出来たのは良かったと思うところだ。
 自身の身体状態に関する情報、日常の健康への留意といった部分では担当医の先生の話は、健康な状態でメディアから聞く話と同じ内容であったとしても、自身の状態と意識(当事者意識)もあってか、聞く内容全てが新鮮に感じられる所だ。何よりも、直面する問題に対する疑問を素直に聞けて判りやすく教えて下さるので、とても良かったと思う所。
 日常における健康への留意を心掛けているつもりでも、実際は、メディアで取り上げられる部分に偏った意識であった事が改めて気付かされるところである。大病を患いたくは無いが、人生、一寸先は闇であり、何が起こるか判らない。実際、今回の虫垂炎でも、自分の頭の中には全く存在していなかった突発的な出来事であるが、そんな突発的な自体においても担当医の先生というのは患者にとって大きな心の拠り所になるんだろうと思う。
 そんな事を思ったのは、自分とは較べ物に為らない程の病と闘う他の患者さんと話しをして思ったところだが、どの患者さんも担当の先生をしっかり信頼している様子が伺え、そのような安心を患者さんに与えることが出来る先生ってのはやはり大した存在だと思うところだ。

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手術と脂肪

 今回の手術は、想定外の事であり、継続してきたトレーニングが中断せざるを得ない状況となり、自分的には良くない出来事であった。

 しかし、腹部のCT検査、実際の腹部のカット?によって判明した嬉しい事もあった。虫垂炎自体の原因は未だ特定されていない場合が多く、老若男女の何れにおいても発症しうる一般的な疾病であり、今回、たまたま自分の見に降りかかってきただけということだが、その検査でCT検査、腹部のカットによって、これ迄のトレーニング生活の効果が現認出来た事が大きな収穫である。単純に筋トレの効果を確認するという目的だけでは、CT画像の確認を行ったり、ましてや実際の腹部の脂肪を現認して貰う事等有り得ない訳であり、虫垂炎の御陰で、実際の脂肪の有無が現認出来たとも考えられるところ。

 現認したい事と言えば、『脂肪』である。最近のトレーニング生活では脂肪を如何に無くすか?が大きなテーマであったが、CT画像においても、執刀された先生の所見においても、内臓脂肪、皮下脂肪も全く無きに等しいという見解を頂いた事が、これ迄の生活の正しさが実証出来た事と理解できた点で大変良かったと思うところ。

 笑い話ではないが、同じ盲腸の手術でも脂肪の厚い人の場合、相当量の手術痕となるそうだが、今回は4cm未満という非常に短い術痕で済んだのも脂肪が無かったためとも言えるそうだ。

 それとは別に、術前、術後の身体の手入れ、術後の処置においてもベット上ではマグロ状態だが、そんな状態でも脂肪が無い身体である自負もあったし、ベット上で弛んだ腹を見せずに済んだという点で恥ずかしい気持ちは全く持たずに済んだのも、トレーニングによって得た付随的な効果かもしれない。

 術後の歩行等のリハビリにおいても、術後翌日の歩行も最初の一歩こそ苦労したが、比較的簡単に筋力を使う事ができたし、術後2日目には、階段を利用した腕立て伏せも一日300回、スクワットも1日500回を消化出来、行う程に体調が戻ってきたのが実感できており、術後4日目には小走りもOKとなったが、このような体力の回復も何時も生活あっての効果だと思うところ。

 トレーニングによって身体を維持するというのは、自身のスポーツ系趣味を満足するためというのもあるが、将来の身体の異常事態を直す場合における療養生活においても、局部的な異常状態はともかく、全身の筋肉、骨量、代謝系を鍛えておくと、療養生活における精神的な自身、術後のリハビリ等においても有益であることは間違い無い事であり、現在の身体コンディションは末永く維持しておきたいと思うところだ。

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緊急入院+当日手術

 3/2の金曜日においても症状が改善せず、掛かり付けの医者で診療を受けて前日迄とは痛みの質が異なることが判明した。

 痛みの質としては臓器が締め付けられるような痛みではあるものの、前日のみぞおち近辺主体から右下腹部の痛みが支配的となっており、症状的にも嘔吐症状も見られた。再診療でのエコー、レントゲン検査の結果、虫垂炎であることが疑われ、その程度から地元の大きな病院への紹介状を頂き、直ちに病院を移り、様々な検査を受診した。

 血液検査等で顕著な異常は、白血球の値が時間の経過に併せて著しく増大傾向にあり、CT等による診断の結果、虫垂が異常に肥大している様子が認められ、虫垂炎でも悪化の度合いが酷い状態であることを宣告され直ちに手術が行われることとなった。
 なお、術前説明では、程度の関係から大腸の一部も切除する可能性があること、炎症の度合いが酷いため、暫くはドレンパイプを埋め込む必要があることの説明を受けた。

 自分からの質問としては虫垂炎=盲腸という軽い認識で聞いたのだが、執刀医の先生の目線は真剣で、これは重度の虫垂炎ですよと脅された?のを今でも鮮明に覚えている。
 ということで、各検査後直ちに入院の手続きを済ませ、病院の移動後1時間も経たない内に手術を迎える事となった。

 手術は局部麻酔による方法で、術中の意識は鮮明であり、執刀して下さる先生と会話をしながら時間を過ごし、切除した虫垂も現場で即座に見せて頂いたが、正常状態の数倍異常に肥大し、組織の壊疽が進行した様子である。結構、不気味な状態であるのが印象的であった。

 術後の状態は、術前説明の通り、お腹からドレンパイプが突き出した状態であり、虫垂炎でも重症度の高い状態であった旨の説明を受けたが、酷い状態の虫垂炎ではあるけど、その中ではマシな状態であったとの説明を執刀医から受けた時には、正直ホッとしたのが本音である。

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急激に発生した腹痛

 今回、ブログ及びサイトの更新が出来なかったのは、メインサイトの日記に記載の通り、腹痛と、それによる手術、入院が必要なためである。

 さて、今回の腹痛は、3/1の木曜日の午前4時頃に最初に襲ってきた。この手の腹痛は思い起こせば過去にも何回か経験した事のある質のものであり、過去は激痛が数分程度で納まっていたので、今回もその類か?と思い、無理矢理床についたのだが、3/1の午前7時前の通常の起床時刻においても痛みは治まるどころか、激しさを増していたことから、当日は病院に出掛ける旨を勤務先に連絡して通院したのだが、掛かり付けの病院で点滴による抗生物質の投与、栄養剤の投与を受けても症状の改善は見られなかった。

 最初の通院では、薬を処方して貰い、自宅安静の指示に従い療養したのだが3/1の終日苦しい状態が続き、翌3/2にも同じく通院して、再度診療を受けたのである。

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