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2007年3月31日 (土)

恐れの対象

 ダイエット以前は、生活習慣病から始まる重大疾病の怖さを感じることが多かった。
 脳梗塞、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、痛風等々のメタボリックシンドロームが重症化することで現れる疾患である。
 健康に人生を過ごすためには、そのような疾病の他に、意識を正常を保つという意味で、痴呆やアルツハイマーといった病も老いと共に現れやすいモノであり、やはり恐れの対象となる。また、癌という病も恐れの対象となっている。

 最初に述べた、生活習慣病を起因とする重大疾病や、痴呆やアルツハイマーといった脳疾患については、怖い対象ではあるが、昨今の研究により生活習慣、意識の持ち方によってはリスクを軽減できるものという認識に変わりつつあり、疾病予備軍状態からの脱却は日常のライフスタイルの見直しで出来るものだが、癌という疾病については、日常からの対処が可能なような存在ではない。
 そういう意味で、人生も半分を過ぎた今、最も怖いと思う存在が『癌』という疾病だ。その発生リスクというのは、肺癌であれば喫煙だったり、消化器系の癌であればストレスであったりという話も聞くが、そういう危険因子と発生リスクの相関というのは、生活習慣病の終末状態と生活習慣の持つ因果関係に較べると極めて希薄なように見える。
 仮に消化器系の癌とストレスの因果関係が明らかであるような場合では、安心だが、現実はそれだけではない所に怖さがある。認められる因果関係が遺伝的な要素が最も支配的であったとすれば、それは変えようの無い事である。

 長く健康で元気に生きていきたいという希望はあるけど、健康を阻害する怪我や疾病が、予防可能なモノであれば怖さの程度はそれ程でもないが、予測出来ないモノ、効果的な対策や予防が講じれないモノってのは、本当に怖いと思うところ。

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