健康への意識
健康への意識というのは、30代半ばを過ぎて結構考える事が多くなってきた。それ以前は、健康とは当然のモノと考え、どちらかというと怪我に対する意識が大きかったが、以降から現在に到るまで、怪我に対する意識よりも健康への意識が高くなってきた。
この意識の移り変わりというのは、漠然とした死への恐れという感情が芽生えてきたせいもあるが、身近なところで死というモノに直面してきたせいもあるかもしれない。
ここ数年を振り返ると、仲の良い友人がインフルエンザが原因による肺炎や、或いは白血病といった重大な病で命を落としたりしてきた。直面してきた死の中でも、昨年の祖母の死の場合は、実に109歳という年齢もあり、むしろ長生きしたなぁという驚きの方が多かったが、本来の天寿に満たない状態での死と向き合う頻度が多くなったのも、死への恐れを抱く理由になっているのかもしれない。
今回のダイエットでも、過去は肥満=デブという意識しかなく、糖尿病、脳卒中、脳梗塞は年齢を抱えれば自然と発生リスクが高まるものという認識しか無かったが、成人病=生活習慣病=重大疾病リスク増大という風に考えを改めた事が、本気でダイエットを行った理由かもしれない(メインサイト上では趣味を楽しむためと言っているが、、、)。
また、今月上旬での手術時の入院生活で知り合いになった患者さんと話をしていると、それまでは殆ど自覚症状が無かったにも拘わらず、ある日突然の体調不良から重大疾病が明らかになって闘病されており、そのような事態が何時、どのような形で我が身に降り注ぐかしれない怖さってのを覚えたし、そんな事態は誰にでも襲いかかるものであるとの認識を新たにしたところ。
命に関わる疾病の予防に効果的な生活というのが、どういう生活か?というとよく判らないし、どんなに健康に留意していても、不意の事態は突然やってくるもの。恐れすぎる事も良くない。少なくとも、健康を保つに効果的なライフスタイルは保ちつつ、健康な内に出来る事、やりたい事は悔いなく取り組んでおきたいものだ。
医者に掛かる前の健康な内に、健康を維持するに効果的な事とは、規則正しい生活、規則正しく偏らない食生活、生活における適度な運動だが、こういうライフスタイルだけは維持しておきたいところ。仮に重大疾病に掛かったとしても、そこからの回復力を維持しておくためには、日常のライフスタイルによる体調の管理が重要であり、出来ることはやるという気構えが大事である。
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