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2007年4月20日 (金)

リビングひろしま

 昨日配布された『リビングひろしま』というタウン情報誌のトップに記載されていたのが、サイクリングの勧めである。紹介されているコースは何時も休日早朝に走っているコースとオーバーラップされたコースであり、せせらぎ公園周りのコースが紹介されていた。
 未だ、記事自体は読んでないけど、ママチャリでも楽しめる1周30kmのコースと紹介されていた。

 タウン情報誌にも掲載される程に自転車は流行なのだろうか?確かに、本屋の自転車コーナーに出向くと、80年代のオートバイ雑誌コーナーのような賑わいを見せている。
 最近は暖かく正に自転車日和の日が多く、実際にCRでも自転車に乗っている人を多く見かけるようになってきた。専用ウェアに身を包んだバリバリのロード乗りは勿論、小径車、クロスバイクからMTB、軽快車と結構色んな人が自転車散歩している。今日も昼ポタで、60代以上だろうか?結構、太めで白髪の老人がロードに乗ってた。

 自転車ブームということで、スポーツ自転車に興味を持ってショップの門を叩く人も多いだろう。ただ、ブームに乗るのが中高年という場合、世代相応の見栄と商売人の口車?に乗って不相応なモデルに跨るという光景も少なからず見受けられる様子。
 客観的に見てスポーツサイクルは格好良いけど、格好良さの根元は、用途特化の潔さ的な要素が多く、ユーザーの用途とスポーツサイクルの使用が想定される用途にギャップが有りすぎると、自転車=楽しいという感覚の前に苦痛を先に感じないか?他人事ながら心配してしまうところ。

 そういう意味で、『リビングひろしま』で書かれていた1周回30kmのコースをママチャリでというのは良い勧めだと思うところ。自転車専門誌の場合は、見栄と欲を満たせるような購買心を煽るような記事が多く、いきなり特殊な小径スポーツやロードというのは如何なモノか?と思う。

 大体、どんな分野でも趣味系専門雑誌の場合は、広告掲載による収入で運営が成り立っている訳で、専門誌には辛口の批評は殆ど無い。多くの場合は、興味をそそるような感想とスペックを飾り立てたりしている。新車インプレッションでも、一般ユーザーにそんな事判るか?というのも多かったりする。そういう意味で、自転車の勧めを客観的に正確に伝える媒体というのは、自転車業界とは関係ない業界での情報誌の方がまともだろう。

 話は変わるが、自転車、単車でよく見られる特集が、『峠の攻め方』『ライディングテクニック』『正しいペダリング』・・・とそんな特集だ。これは毎年、同じ様なことが掲載され続けている。購読者は恐らくは毎年購入して読んでいるだろう。それでも、同じ事が書かれ、同じ様に部数を伸ばしている。これって、書いてあることが尤もらしく書かれていても、それで結果を得れない事の裏返しであり、書かれてある事が本当に役に立っているなら、同じ企画が毎年のように読者の注目を浴びるようなモノでは無い事を意味している。

 自転車というのは、車や単車と同じく、使うという意味以外に、良いモノを所有するという部分にも満足を得るものであり、様々な特集記事の文言だけを記憶してマニアを気取るという人も或る意味、モノを所有して満足を得る人と等価なようにも思う。只、好きになればなるほどに、そういう方向に盲目的に進んでしまう。特に、自転車ブームというノリでスポーツサイクルでサイクリングと思う場合は、専門ショップの話や専門誌の情報に接する前に、業界とは関係ないところでのコメント等を大事にする方が良いようにも思うところ。

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