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2007年4月12日 (木)

身近な訪問者へ

 サイト、ブログには顔の見えないネットオンリーのお客様が居る反面、自分の身近な世界(特に勤務先)における閲覧者もいる。そう言う場合、殆どが発言は行わず、所謂ROM状態の人が居る。当然に、自分よりも上の世代~下の世代迄様々だ。

 特に感じるのは、若い世代程、恐らくはコアな度合に違和感を感じているというか、或る意味、ついて行けないと感じているのでは無いだろうか?リアルな世界で、閲覧したと思われる人と話す程に、趣味の世界の話を一瞬でもすれば、何となく、相手がどの程度か?というのが解る気がする。
 これは、趣味の世界に限らず、仕事における専門知識、取引先のエンジニア、或いは、組織の上役、経営者に限らず、何となくだが、大方は相手を正確に判断できていると思う事が多い。
 どんなジャンルであれ、そのジャンルにおける見識の深さ、配慮の深さ、使う知識の奥深さというのは、自分が判断できる範囲で見切れる相手が多いように思う。

 特に会社という括りで人を見渡すとそんな印象だ。勿論、尊敬に価する人も居るが、従業員600人中の同じ目線(立ち位置、立場)で仕事をしている人の中で、この人は!って一目置ける存在は両手に足らない(年上、年下併せて。敢えて言えば年下の方が多い。年上となると二人か三人しか居ない)。
 立場が違うところで仕事を行っている方に対しては、立場が違う以上、自分の物差しで測れないから判らないが、パッと見た印象では、違う目線の人の方が、一生懸命且つ真摯に仕事に取り組んでいるような印象だ。
 自身の経歴、職歴等々から判断すると、今の勤務先の管理側の人達ってのは、口は悪いが、こんなもんか?仕方ないなぁと思う事が極めて多い。組織における仕事、或いは趣味の取り組みのレベルに依らず、そんな感じ方を受ける事が多い。

 そういう意味で、こういう環境に身を置く事は自分を堕落させるようにも感じるところ。これまでにやってきた事は、考えてみれば単純で簡単で訳無い事ばかりだが、そんなレベルで予想外の反響、評価が有る。意識として自分が掛けた労力以上だと思われるってのは、楽な反面、自分を堕落させるものだと思う。

 少なくとも、入社以来手掛けた仕事は色々とあるけど、課題というかテーマってのは、見た瞬間に答えが出ている事が多い。悩む事なんか皆無である。そういうレベルと思うんだが、そんな仕事を後の担当者が取り組んでいる様を見ると、より多くの人数と異様に長い時間を掛けているにも関わらずレベルの低いモノさえ満足に作れない様子だし、今現在、自分が判断した問題と解決法にしても、過去数十年に渡り誰も気が付かないというのも驚かされる。口は悪いが、目と脳が無いのでは?と思う事が異様に多い。
 寧ろ、そういう事が明らかになる程に、それに対する嫉妬や妬みを管理者から感じることが多い。少しは自分で見て判断すれば?と思うことが凄く多いが、実際、自分としては、そんなに考えている意識も無いし、見たままにやっているだけなんで、逆に言えば脳を使っていない。
 本来、物事を進める際には、知識、手順、目的があれば、道筋は自ずと見えてくるものだし、そういう取り組みを行う訓練を学校教育で受けている筈である。それが実践できるレベルに達して初めて、そういう職種において賃金をもらう資格が有るはずだ。逆に、何も見えない、仕方が判らない、目的が判らないというのは、体裁だけの学歴や資格が全く役に立たない事を表しているように思う。そんな体裁や対面だけしか持たない人ってのは、そういう手順が必要な職種においては存在価値が無いのと同じ(給料泥棒)である。

 こういう環境で仕事をすると負荷が掛からないんだが、人生の後半戦では、こういう風に余力十分で過ごし、私生活に活力を集中させて過ごすというのが人間らしい生活が出来るのか?とも思うところ。

 かなり、辛口な話だが、仮に気を悪くする人が居たとすれば、同じ勤務先で、そういう風に見られていると感じている人だろうか?
 或いは、入社間もない人から見ると、少々刺激が強すぎるかもしれない。

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