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2007年4月 5日 (木)

メタボチック症候群

 昨日の『ためしてガッテン』では、メタボリックシンドロームからの脱却をテーマに様々な取り組みが紹介されていた。
 興味深いのは、食材、飲み物の摂取カロリー表示カードと、日常生活行動や運動による消費カロリー表示カードを準備し、日々の生活におけるカロリーの摂取と消費の関係がどうなるか?を明示して、カロリーの過摂取を戒めるような生活習慣の紹介である。
 日々の摂取カロリー、消費カロリーを体重と併せて記録してメタボリックシンドロームからの脱却に成功した取り組みが興味深いものであったが、これはダイエットを目的にして、その目的達成の方法がカードによるカロリー管理というものだ。

 さて、メタボリックシンドロームとは代謝が不調となる症状ということだが、その定義は、胴回りが規定値以上となり、高血圧症、高脂血症、糖尿病の3つ判定基準の内、二つ以上に当て嵌まる状態を指し示したものとされているが、面白いと思ったのは、番組解答者である山瀬まみさんの『メタボチック症候群』という番組最後でのまとめのフレーズである。

 これはメタボリックシンドローム予備軍の事を表したようで、言い得て妙であると妙に感心したところ。

 ところで、メタボリックシンドロームが重症化すると、脳梗塞、心筋梗塞といった重大疾病を発症するリスクが高まるが、そのような重大疾病とは血栓が出来やすい状態にある血液が元凶だ。血栓が出来やすいドロドロ血というのは、先のメタボリックシンドロームの血液中の中性脂肪、血糖値によって、リスク発症の程度が決まってくるが、メタボリックシンドロームの基準に当て嵌まらないメタボチック状態でも色んな状態がある。3つの要素が基準値一歩手前のような人、或いは、条件の一つが基準に当て嵌まるものの、他の二つが基準より遙かに健全域にある人が居ると思う。
 画一的な判断基準からメタボリックシンドロームからセーフだと安心していても、状況によっては危険なメタボチックという場合もある。逆に言うと、メタボチックという事で安心して間違った知識で疾病予防を試みると危険がかえって増大する。

 というのも、同じく昨日の新聞記事で読んだ事だが、心筋梗塞等の血栓がドロドロ血によるもので、仮にこのような疾病を発症すると、血管の詰まる場所によっては、その周辺組織が壊死し、身体の機能(一部)を失いかねないとの説明があったが、メタボチックという状態で、誤った噂の実践で疾病の発症を加速しかねないとのこと。
 因みに、その誤った噂というのは、サラサラ血にするために水を大量に飲むといった事で、水を大量に飲む事で心臓に負担を強いるらしく、それで疾病を発症しかねないとの事。

 メタボリックシンドロームという言葉が流行語のようになり、茶化したようなメタボチックシンドロームという言葉で軽く考えての安易な取り組みというのは結構怖いように思う。最近のマスコミの風潮から感じることは、メタボリックシンドローム=肥満=ダイエットの対象ということで、その後の重大疾病の怖さを真剣に伝えるよりも、デブ系のネタで盛り上げるという感じを受けないでもない。本当は笑い事ネタでは無いはずだが、どうもテレビ番組、特に民放番組では、事の重大さより笑いや美容のためと言う視聴率重視のスタンスが強いように感じるが、それで、視聴者が軽く考えて安易な噂による方法を取ったりするのは如何なもんだろうか?

 メタボリックシンドローム=代謝異常(代謝不足)ということで、これからの脱却といえば、日本語で言うと代謝活発化ということ。代謝機能を高めるには筋肉を付けて、代謝を増やすためには筋肉を使うという事。そして、摂取と消費を活発化させるということ。これは、体重計の数値を減らす事とか、単品ダイエットや絶食といった食事制限による摂取カロリー抑制とは全く意味が違うモノである。沢山食べて、激しく動くというのが代謝の活性化であり、沢山食べれるように基礎代謝を高めるべく筋肉を増やし、それを動かすことで消費すると言う事。
 食べ過ぎた日の翌日は食事を制限するのではなく、食べ過ぎた日の翌日は激しく動くというのが正しい姿のように思う。

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