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2007年4月 3日 (火)

肥満スイッチ

 本当かどうかを確認した訳ではないが、ダイエットが必要な肥満傾向な身体になるかどうか?は、日常のライフスタイルや遺伝とは異なる要素があるそうだ。

 それは、胎児の間の母親の食行動によるものだそうだ。人間の身体の細胞の数は60兆個からなるそうだが、胎児の成長過程において妊娠28週目には大人と同じ数の細胞が出来上がるという。そして、28週~36週において母親の食行動で沢山食べるという事により、赤ちゃんの細胞に『大きくなるスイッチ』が入るとのこと。

 もし、赤ちゃんの胎内肥満や誕生後将来における肥満を防ぐには、母親の食行動による赤ちゃんの細胞の管理が重要という説もあるそうだ。

 しかし、妊婦の食欲が増進し『甘いモノが欲しい』というのは、胎内の赤ちゃんが欲しているからでもあり、その辺のバランスというのは、どういう状態が理想か?というとなかなか難しいように思う。

 しかし、肥満になりやすいかどうか?という要素が、日常の生活習慣、遺伝性のモノ、胎児時代の母親の食行動によって影響されるとすると、成人してダイエットを志した時に、一定の効果を得ようとすれば、それに要する行動(人によっては労力)に随分と差があるのかもしれない。全ての要素が肥満傾向となる条件に当て嵌まるとしたら、それはそれで大変なのかもしれない。
 安易にダイエットが実現できない人に、『意志が弱い』等々の罵声を浴びせたりするのは、人各々による事情が違うんで、自分が出来たから人にも出来るという事に当て嵌まらない訳であり、『肥満』という事で差別的な風潮が生まれないように個々が心掛けたいものだ。海外では『肥満』=『自己管理出来ない』という風潮もあるが、肥満がプレッシャーを与えるような社会は嫌なものである。

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