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2007年4月23日 (月)

スペックの違いが感じれるか?

 さて、昨日(正確には一昨日)自転車に一気に乗った。そこで思った事。

 自転車愛好家、マニアの間では、スペックやパーツでのうんちくを聞く事は結構多い。確かに、良い部品というのは、先入観も含めて高性能っぽく見えるし、紹介記事の解説も素晴らしい語句が散りばめてある。ただ、そういう感想が実体験として解るか?というと、自分の場合は殆ど怪しいというのが素直なところ。

 そういう前提で、昨日一気に乗った愛車から、仕様の違いが感じる事が出来たか?というと相変わらず確信を持って、何が効果的に違うとは言い切れないという感覚を持った。

1.重量の比較
 マイヨWWと西DAHONはホイールサイズは同じ、タイヤ銘柄も同じ、細かい仕様はことなるが、一番大きい違いは重量で2kg程の差がある。しかし、この二台を乗り較べる範囲では2kgの差を感じる事は出来なかったし、乗った感覚でどっちが軽いとは解らないのが正直なところ。更に言えば、マイヨWWとラングスターの場合は更に3kg以上の差があるんだが、それも正直微妙な感じである。
 はたして、普通に乗る範囲で重さの差が実感できるか?というと相変わらず怪しい。

2.ホイールサイズの違い
 西DAHONとSPEEDGTRは、フレームは殆ど同じで、回転系部品も殆ど同じ。違う所と言えば、ホイールサイズで前者が451、後者が406。この二台の乗り較べで一番ハッキリ解ったのは、西DAHONの方が遙かに乗り心地がマイルドでしなやかというところ。
 これだけを較べると、ホイールサイズが45mm変わるだけで凄い違うということになるんだが、実は、西DAHONとラングスターを比較すると451に対して700Cという、それ以上の違いの筈だが、少なくとも乗り心地は西DAHONの方が快適だった。ホイールサイズ以上に乗り心地に影響する要素が存在すると言う事か?タイヤか?ホイールベースか?フレーム材質か?は不明だが、少なくともホイールサイズによる違いがある事は確かだが、それ以上に大きな差を生む要因が他にもある事も事実。

3.アルミフレーム、カーボンフォーク
 ラングスターと他の小径車の一番大きな違いは、フレーム材質である。ラングスターはアルミフレーム+カーボンフォークである。このフレームっていうと一般的に堅い事になるんだろうけど、他の小径車と較べると微妙である。堅いか、柔らかいか?これを感じるのは、フレーム以外の要因の方が多そうな感じである。

 なにやら、結果的にはよく判らないというのが素直な意見。或る特定の部位以外を全て共通にしたような比較では、もしかしたら違いを感じる事ができるかもしれないが、自転車というパーツ集合体で、様々に異なるパーツがアッセンブルされたモノ同士を比較すると、局部の仕様の違いから、全体の違いを言い当てる事は極めて難しいと言わざるを得ないのが感想だ。

 ただし、モノを選ぶ過程においては、何かを換える時には、換える部位に何を期待するか?どんな効果を期待するか?で、モノに拘るのはアリのようにも思う。その拘りが実感出来るか否かは別として、そういう拘りを持ってモノに接するというのが自分に出来る事のように思う。
 一例がラングスターのホイール組みの前後輪の違いで、前輪がエアロスポークでシングルクロス、後輪がプレーンスポークでWクロス。揃えた所で実感できるとは言い難いが、トルクが掛かりやすい後輪は剛性を高めにして、前輪は逆に柔らかめという気持ちで選んだ選択だ。

 それにしても、ネットや雑誌で多く見掛ける解説ってのは、或る意味凄いと思う。よく判るなぁと感心するばかりである。解説文に書いてある事が本当に判るようになれば、それはそれで素晴らしい事かもしれない。でも、書いてある事が自分に感じれないんであれば、感じれないという事を認めれる自分でありたいとも思う。書いてある事をそのままに、自分が感じたと錯覚して振る舞う事だけは止めておきたいところだ。

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