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2007年4月27日 (金)

サイクリングネタ、多し。

 先日、新聞のテレビ欄を帰宅後に見ていると、平日の午前中の番組で見る事は出来なかったけど、地元ローカルの主婦向け?情報番組で『カスタム自転車でサイクリング』という風な特集が放送された模様。

 今日は、朝の出勤途中のラジオで『東京サイクリング』と題した放送が為されていて、東京という街でのサイクリング生活の勧めをやっていた。因みに、その中で感心したのは、先進国の中でも日本でのサイクリングブームというのは、他国のような純粋な移動手段としての普及よりも、スポーツサイクリング、フィットネス、余暇の過ごし方等の趣味的な意味での普及が主体であるという。
 確かに、移動手段としては主婦の買い物用、或いは、学生の通学用といった近場の移動に限られる場合が殆どであり、一定以上の距離の移動手段としては完全にマイナーな存在かもしれない。交通網の発達、物流の担い手等々は、全て自動車中心に為されているのが先進国の中でも日本特有のようでもある。

 ここ最近のメディアへの露出は、殆どが交通手段としての自転車というよりも、趣味、健康のための自転車の紹介であり、紹介される自転車といえば、洒落た自転車、高級自転車が多いようだ。先日のテレビの特集でもカスタム自転車が対象だったり、今日のラジオでも東京サイクリングとは?と聞いていたら『東京バイク』と引っかけた話のようで、東京バイクというショップが組み上げたオリジナルのシティバイクの紹介もされていた。なんでも、自転車のレンタル業も営んでいるそうで、洒落た自転車で東京の街を楽しんで下さいという趣旨の様子。

 趣味的な側面での自転車ブームというのが、定着して生活に溶け込むようになるかどうかは、解らないけど、他国のように都市間移動手段として自転車の良さが見直されるためには、自転車の利便性が実感できるような都市整備が必須だろう。

 まぁ、そんな事を言いながら、自分の場合も移動手段としては、町内限定(自宅周辺、勤務先周辺)での自転車利用に留まっており、それ以外での利用といえば、完全に趣味的な付き合いとなっている。単車も然りで、単車の移動手段としての使用といえば市内限定で原付二種を活用する程度。実際の移動手段では、目的のための移動故に荷物が確実に存在しているために、自動車を利用するのが実情だし、案外、駐車駐輪場所を見渡すと、自動車の方が便利が良いのが現実。

 自転車や単車が移動手段として台頭するには、交通インフラ、駐輪場整備が必須で、そういう環境が整備されるには、無法状態となっている交通マナーの改善、駐輪マナーの改善が必須だが、街の自転車マナーを見ると先行きは暗い。
 趣味的な意味での流行というのは、あくまでも流行であり、一過性のブームに終わる可能性の方が高いような気がするところ。

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