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2007年4月13日 (金)

入社面接

 来週、来年度の入社希望者の採用面接があるという。
 一昨年は、面接官として面接した時に、結構いけてる人が多かったが、昨年は微妙だ。今年はどうだろうか?
 今回は相当な人数の面接を行うそうだが、全て面接する前に、書類選考レベル、或いは筆記試験段階で、予め絞ってもらいたいものだ。経営者、或いは総務の判断で全数を面接するのかもしれないが、自分のリクルートで面接といえば、筆記試験後の最終段階での技術系面接、重役面接というプロセスを踏んでいたと思う。

 現実問題、今の勤務先の総従業員数と同じ数の入社希望者が居るような大企業では、当然の姿かもしれない。
 この季節になると、学生時代において入社試験を受けた大企業の事を思い出すし、その大企業を卒業直前に断った事の判断が正しかったか?という思いを巡らせる事が多い。

 あの時点では、入社試験を受けた周りの人と、一泊二日で受けた筆記試験の中日に飲みに出かけた事、話した事を思い出すし、筆記、論文、面接という段階を踏む毎に、残っていった人の凄さを思い出す。
 結局、あの時点では、自分の希望の職種(オートバイ関係のエンジニア)に対して、企業の用意した職種(純粋な研究所勤務)が一致しない事で蹴ったんだが、どうせ希望に見合わない職種に就くくらいなら、一から競い合う環境に身を投じた方が、人間としてレベルが上がったのかなぁ?と思うところ。
 当時、今の勤務先を選んだのは、建前において希望の職種に一致しないというのがあるかもしれないが、或る部分では、自分の怠け癖(=今レベルの会社なら手を抜いて緩い気分で乗り切れる)の心が在ったと言う事も否定できない。

 確かに、何でも思い通りに出来るけど、困難が無さ過ぎなのも、歯ごたえが無い。しかし、一方の選択をすれば、他方の選択の場合がどうか?と考えるのは人の常であり、どっちの道を選んだとしても、選択しなかった道の事を考えるんだろう。既に、その決断をしたのは遠い昔に近いが、今の時期ってのは、そういう事を振り返る時期なんだろう。逆にいえば、これからの人生の身の振りを考える転機なのかもしれない。

 入社希望者の面接、新入社員との話や講義をするにあたり、自身についても考える事が最近は多いような気がする。

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