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2007年5月 3日 (木)

西DAHON、走る。

 先程、無事にサイクリングから帰還した。今日は絶好のサイクリング日和であり、参加したショップサイクリング集団以外にも、結構な数のサイクリストを見掛けた。山間部で見掛ける他のサイクリストはバリバリに装備を決めたロード、何かプロのような感じのピスト軍団が目に付いた。印象的なのはロードはまったり、対向車線で見たピストだが、先頭交代しながら、かなりのハイペースでぶっ飛んでいったのが印象的。

 今日のサイクリングの開始と終了近辺は、幹事さんを追走していたが、自分のペースで走れたのは、途中の峠登りと、川沿いの一本道で休憩ポイントから休憩ポイント迄の10km程の距離を何カ所かである。

 峠の登りでは、苦労?して付けたFメカマウントによるインナーリングは結局使わずじまいであり、内装の軽いギアとF52T×R21~23Tというギアで通して走行した。全ての峠登りは、そのギアで110rpm通しで15~20km/hで走り切れた。
 一方で川沿いを上流に向かっての走行では、10km弱という短い距離ながら維持速度は最低でも35km/h、殆どが40km/h以上というペースを保てたのは良かった。向かい風でも30km/hを下回る事は無く、実に快適というか気持ちよかった。所々のコンディションの良い箇所では55km/h程度迄なら楽に引っ張れるし言う事無しである。
 この西DAHONという怪しいチャリだが、ポジション等を何気なく見ると、折り畳みフレームを使ったファニーバイクという雰囲気さえ漂っている。ギアがワイドでどこでも走れる多様性・・・なんて言ってるけど、直線だけならマイヨWW、ラングスターなんかよりも遙かに速度のノリは良い。折り畳みロードやピストよりも速いのは、折り畳みスポルティーフというか別の言葉の方が合うのかも?なんて思ってしまう。

 前回のしまなみ海道サイクリングから較べると、フロントW化とホイールサイズの451化を行った訳だが、フロントWは使ってないのでネタにはならないけど、ホイールサイズの451化は406時に較べると路面からのアタリは絶対的にソフトであり、中距離サイクリングでの快適度は大幅にアップしている。100km程の走行でも、身体の特定の箇所が痛くなる事等は皆無であり、満足度は100点満点である。

 能動的な走りの感想は以上だが、受動的な走り、つまり下り坂での車体の扱いやすさも随分と向上したのが嬉しい誤算だ。前回の406仕様では低重心、ロングホイールベースで峠の下りが曲がらない、前後輪がスライドアウトすること数回という下りのコーナーが恐ろしい仕様だったが、今回の451仕様ではホイールベースこそ後輪固定位置を後方にずらして20mm程伸びているが、ホイール径分程重心は上がっている。たった、それだけの違いだが、下りのコーナーが普通に走れるようになったのは随分と神経疲労の軽減には貢献している。僅かな違いだが、実際に下りが楽だったのは大きな収穫である。

 今回のサイクリングでは多くのロード乗りのような専用装備とは異なり、ダイソーで買った100円帽子、怪しい西DAHON、Tシャツにジーンズ、スニーカーというお気楽スタイルだが、所謂サイクリング、この程度のスタイルの方が、緩く走っても違和感が無いんで、或る意味気楽である。
 単車でもツナギを着て走る時は、やっぱり格好良く、上手くなければ!という、内面的な強迫観念があるけど、自転車も同じである。現時点では自転車はお気楽趣味であり、緩く付き合うというのが趣味のスタイルであり、その割にパワフルというのが理想だ。

 ここ最近は特にラングスター、チョット前は殆どマイヨWW、日常はGTRというチャリが活躍しているが、ツーリングならば、やっぱり西DAHONに限る。乗りやすいし、それなりに速いし、ギアレンジも一番広い。行けない道は無いようなチャリだ。久しぶりに乗ったけど、改めてその思いを強くした。

 まぁ、今回のメンバーの中で唯一の折り畳み自転車だったけど、遅れる事もなく、十分以上に走れたので何よりであった。体力以前に西DAHON様々である。フルサイズのスポーツバイクも良いけど、この怪しい小径車の怪しさが最高である。フルサイズスポーツバイク乗りを驚かせるというのが、或る意味、楽しい。信じる信じないは読者の判断に任すとしても、実際に自分の思い以上に良く走る。良かった、良かった。

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