Vツイン
昨日、一昨日と、帰宅後にCX改とSVに乗って出掛け、帰り道に峠に寄って帰った。先週はS4ガンマ、200ガンマに乗って2ストを満喫したのだが、今週はVツイン週間である。
2ストのパワーバンド内での直結感と軽さ、抵抗感の無さは最高だが、乗っている時は緊張感を強いられる。まぁ、この緊張感が最高な訳だが、少しペースを落として操縦している実感を味わうならば、Vツインの低回転域からピックアップが優れる特性ってのは、ひと味違って良いモノである。グッと寝かして、パワーを掛けるとバンク中から車体が安定するってのは2ストも同じだが、緩いペースで走っても、そういう感覚が味わえるのがVツインの良いところだ。
2ストや今の時代のマルチエンジンに較べるとパワーは少ないだろうし、大排気量のクルーザーに較べるとトルク自体は小さい訳だが、ミドルクラスのツインってのは、十分以上のパワーとトルクを兼ね備え、使える回転域が常用速度域にピッタリ合った状態で一番広いと言える。
二輪車の楽しさの一つに機械を使いきるという部分があると思うけど、エンジンの能力を使える幅ってのが常用域に一致して、その幅を利用して自在に回転域を選べれるってのは、操縦しているという実感を与えてくれるものだと思う。
特にワインディングを走っていると、路面からの様々なインフォメーションを身体で理解して、その中で一番良いと思う操作を行う訳だが、情報に対する操作の行う際に、一番思い通りの操作を行う事ができる自由度を持つのが、このミドルツインの良さである。勿論、使いこなすには、情報を処理できる経験と、思い通りに動く身体が必須だ。少なくとも、乗っている時は、良い運動をしている気持ちになるが、この爽快感というのは、スポーツをした後に感じる質のもので、運動というキーワードが運転に含まれていないと味わえない質のモノだ。
走って感じる情報から、思い通りの走りを生み出すという意味では、2スト、ミドルVツインってのは最高のパートナーである。
世間的には注目を浴びないミドルツインだが、この楽しさってのは、分かりにくいモノなのだろうか?何故、普及して人気が出ないのかが今持って不明である。
今週末はVツインで少し遠出してみるかもしれない。
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コメント
取り敢えず、断る理由もないので参加してみました。
投稿: 壱源 | 2007年5月23日 (水) 16時56分