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2007年6月17日 (日)

午後からCR走行、自転車なりに楽しむ。

 今日は、午前中が父兄参観日ということで、早朝CR走行はキャンセルしたのだが、帰宅して昼食後にオモイヨWWでCR走行に出掛けた。
 今にも雨が降りそうな曇天で、往路は結構風が強め、帰路は追い風というコンディションである。この時間帯での走行は、遊歩道、河川土手、CR全般に人が多い。困ったのが、大体、道幅一杯に並走しているグループが多い事だ。やっぱり走るのは早朝の人が居ない時間帯の方が心地よいところだ。午後の走行で気持ち良いのは、河川土手、所謂、堤防道路部分であり、車と併走する区間である。この堤防道路が交通量も少なく、純粋に空気の壁との格闘状態になるが、不必要な神経を払う必要が無い分、気楽に走れる。

 それはともかく、オモイヨWWも面白い自転車だ。ダンシング気味でダッシュを掛けるとフルサイズよりは不安定になるけど、殆ど変わらない。速度が乗ってからは、十分以上に走るのが面白い。531ロードはフルサイズだけど構成がクラッシック、オモイヨWWは小径だけど構成は現代的。どっちの自転車も現代のスタンダードからは離れているけど、どっちも十二分だ。オモイヨに乗ると、クロウスレシオがコンディションが変わる中でペダリングリズムを常に一定に保てるし、疲れも少なく、多段ギアの有り難みが判る。
 一方で、スプロケ5段の531ロードに乗ると、それはそれで特に不満もなく結構走れたりするのが興味深いところ。まぁ、シングルのラングスターでも結構走れる訳であり、案外、人間は在る物次第の使い方が出来る生き物なのかもしれない。

 ハイスペック高機能を持てば、それなりに楽しみ、単純化されたシンプルな物に乗れば、やはりそれなりに楽しめる。どんな物でも、その物なりに楽しむ事ができる。
 それは、やっぱり各車の個性であり、そういう個性の中に楽しみを見付ける余裕が大事だ。よく他人の物に羨んだりする話もあるけど、今ある物に喜びを見付けるってのは、物に応じた楽しみ方を作る事が出来るという事であり、こういう気持ちの持ち方が大事だ。

 他人を羨んだり、高級車に憧れるのも否定はしないが、自分自身の範囲で楽しむというのも大切なものである。自分の身の丈に合わせて、自分の持っているモノの中に満足を求めるってのは、自分自身を理解する事であり、出来る事で満足するというのは結構大事な考えである。
 ひたすらに、他人の持ち物に憧れたり、自分の持ち物に不満を持ったりするのは、どんなに凄い物を手に入れても、満足する事が無いかもしれない。特に、自転車の場合は、物以前に、等身大の自分以上の結果は得られないので、頭でっかちな奴ほど、不幸になるように思うところだ。

 これって、どんなモノでも自分なりの楽しみ方を見付けて満足するってことで、仕事でも学問でも言える事でもある。自分の能力の範囲で出来る事を見付けて取り組むって事であり、背伸びしても何も出来ないし、妬んでも、悲観しても前に進めない。趣味に接する考え方ってのは、或る意味、人格的な要素に寄る部分が結構大きいと思うところだ。

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