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2007年6月 5日 (火)

NEWS23

 今週のNEWS23のテーマは自転車である。昨日は、外国の都市における自転車利用の促進に伴う自動車利用削減で排出炭酸ガスが削減できたという解説。今日は、『ツーキニスト』という言葉を広めたH氏が自転車は車道を走るべきというコメントを為されていた。
 過去の自転車を取り巻く情勢を知っている知識、ニュースで取り上げられた内容を整理すると、

1.1978年の道交法改正で自転車の歩道通行容認となった。
2.結果として保有自転車の90%以上が歩道走行用自転車であるママチャリとなった。

 ということ。そして今の話題は自転車はどこを走るべきか?という事だが、正論として自転車は車道に走行レーンを儲けるという事は理解できるが、歩道走行を前提として90%以上が普及しているママチャリも車道を走らせるってのは、乱暴すぎるのでは?と思う。
 この辺が非常に問題を難しくしているように思う。今日のニュースでも自転車=ママチャリというのは、日本と北朝鮮しかないとの話だが、そういう特殊な保有車両事情を抱える国が、スポーツサイクルがデフォルトである欧米と同じルールを選ぶという事自体に論法が破綻しているように感じたところ。日本での自転車=ママチャリ、子供乗せ付き自転車、電動アシスト、三輪車、子供車というのが現実だ。そういう現実を踏まえて主張しなければ、自転車マニアの勝手な自己主張に終わるように感じたなぁ。

 そりゃぁ、スポーツサイクルで汗をかく、速度を出すってのは楽しいけど、ツーキニストの目的である通勤って用途で考えると、自転車の目的は単なる移動手段に過ぎず、スピードが出る自転車に乗ったからといってスピードを出す事は目的ではない。公共空間で自転車が車両として認められるには、目的はあくまでも安全な移動手段として接さないとおかしな事になる。
 実際、通勤時間帯に見掛けるロード等のマナーを見ると、誉められたものではないのが現実であり、ペダルから足を外したくない。止まりたくない。速度を変えたくない。という思いで乗っている人の方が圧倒的に多いのが現実。

 現在の自転車事情を考えると、市街地区域では車道側に自転車レーンという形よりも、歩道内に自転車走行帯という形に落ち着くように感じる。
 少なくとも、日本では増えすぎたママチャリをどう扱うか?が最大の課題であり、歩道を走らせるには数が多すぎる。自動車と混走させるもマナー、速度の面で危険すぎる。結果、自転車は自転車だけの隔離空間を走るようにしなければ難しい。現実的には、準歩行者のようなママチャリが殆どであり、歩道内部に完全に歩行者と隔離された走行区分を設ける事がベストのようだ。少なくとも、市街地区域では、そうならざるを得ない。
 テレビのコメントで自動車ユーザーから見て自転車を邪魔だという意見があったけど、実際、車を運転していると併走しながら逆走する自転車ってのは強烈に邪魔だ。

 実際に自分もスポーツサイクルに乗って遊んでいるが、最近のスポーツサイクルユーザーの主張と、実際の行動は噛み合っていないなぁというのが正直な感想だ。

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