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2007年6月28日 (木)

ロードバイク、今昔比較

 最近の自転車ブームでは、ロードレーサーのようなバイクも一定の指示を得ているようである。ロードレーサーというと今も昔も、舗装路を高速で走り抜けるには最適なモデルというのは変わりない。パッと見た感じ、そんな感じである。

 しかし、パーツ毎に較べると結構変わっている事に気付く。

 一番の大きな違いっていうと、なんといっても使えるギアの選択肢の違いがある。昔のバイクはF/Rメカのキャパシティの制限からワイドなレンジを組む事は難しかったけど、身の程に合ったギアを自在に選ぶ事が出来たけど、最近は段数こそ増えて、ロードでもフロントトリプル、Rメカも昔でいうロングケージといった組み合わせを用いればワイドなレンジを選ぶ事が出来るけど、基本は歯数構成に選択の自由度はメーカーのラインナップ内から選ぶってところだと思う。
 このような変化ってのは、多段化とシフトインデックスによる変速性能向上と密接に結びついている。そして、メーカーラインナップで与えられる選択ってのは、一定レベル以上の競技者にとって具合の良いような選択ばかりとなっている。
 そのため、ロードバイクのエッセンスを私のような素人的な体力、技量に見合った形で作り上げようとすると、現代の形態のロードバイクは非常に組みにくいと思う。

 これに対して80年代以前のロードレーサーというとリアは5~6段、フロントWというのが基本であり、歯数構成は自由自在で、歯数構成と変速性能の間には現代程の密接さが無いので、自分の仕様にあったメカの選択肢も非常に巾広いものであった。

 今回、531ロードを組んだけど、歯数構成的には現代のロードバイクでは考えられないような構成だが、選んだ歯数構成は普通の人にとって非常に具合の良い構成だ。そういう意味で、ビンテージ系のロードの方が間口が広い範囲でロードの楽しさを教えてくれるような気がする。

 このような変速系の違いによるロードの今昔比較をしてみたが、最近のロードの特徴は、駆動系に限らず、車体、制動系の広い範囲で実は結構変わっているのに気が付く。

 余談だが、制動系は今の時代はデュアルピポットキャリパーブレーキというものだが、この形が野暮ったく今一好きになれない。昔ながらのシングルピポットのサイドプルキャリパーってのが格好良いように思う。

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