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2007年6月 9日 (土)

広島市交通局の整備状況

 今回の国会の道交法改正にも取り上げられており、最近はメディアでも取り上げられている事だが、自転車は何処を走るか?という話題を結構見掛ける。

 先日のニュース23でも取り上げられていたが、そこでの話は、『当初、警察庁は自転車の車道通行禁止を方針に掲げていたが、方針転換して自転車は車道を走るべし』との説明があった。しかし、実際には、自転車が車道通行禁止とは一度も取り上げられている訳でもなく、当初の道交法改正試案の一文の拡大解釈によって、そういう危惧があることに気付いた方のアピールによって、そういう意識が広まったのでは?という感じがする。

 その後の、行政、立法側の説明としては、何も変わっていない気がするのだが、何故か警察庁の方針転換により自転車は車道を走るものとして認識が進んでいるような感じ。
 でも、現在の状況では、自転車を歩行者とも自動車とも分離するために、『車道側に自転車走行区分を設ける』或いは『幅の広い歩道では歩道内に自転車通行帯を設ける』とされており、これは一番最初の試案と何ら変化していない。

 日本国内の自転車の90%は、ママチャリという歩道走行に適した形が殆どというのは、自転車愛好家、行政側共に認めており、これを安全に通行させるには?という形で現実的には進んでいくだろう。そうなると、低速自転車の走るべき場所は、先に示した自転車通行帯の整備は後者の歩道内自転車通行帯の整備ということに、実質的にはなっていくものだろう。欧米各国のママチャリというものが存在しない社会では、自転車を自動車と同じ車両として扱うのは理解できるが、日本では自転車といっても、欧米の自転車とは異なるのが、スポーツ自転車愛好家の主張がそのまま認められない原因であり、スポーツ自転車愛好家の意見というのは、自転車利用者の中では圧倒的に少数派であるのが現実だ。

 そんな風に考えているのだが、ここ広島市でも着々と道路整備が進んでいる。南区の再開発地域である段原地区は道路も広く、歩道も広く快適な道路が整備されているが、こういう余裕のある道路であっても、整備実体は歩道内に自転車通行帯が整備されている。
 この整備の様子をローカルのCATVで取り上げられていたが、その整備は広島市交通局が進めているとのこと。そして、その整備された空間の利用実態を放送していたのだが、自転車通行帯とされる部分が非常に走りにくい状態となっているのが紹介されていた。
 そして、その走りにくさの原因というと、自転車通行帯における自転車の不法駐輪という説明。自転車ユーザーのための走行空間が自転車ユーザーのモラルによって失われているという形を示された形であり、こういう実体だと、行政側からすれば、自転車のために整備しているのに、自転車ユーザー自体が整備を無力化していると判断するだろう。

 市街地区域では交通の流れの円滑化のために、横断歩道の撤去、交差点における車線数増加(左折レーン、右折レーンの整備)による交通の流れの速度のアップというのが計られている。実際、広島市中心部では横断歩道が撤去されて歩行者は地下道を利用する形になっている。これは、市中心部の車道には自転車は来るなという意思表示のようにも見える。

 結果的に、自転車というものは、少なくとも市街地区域では歩行者扱いになり、車道から締め出されていくような感じだ。
 ママチャリとスポーツサイクルの区分というのが為されるならば、そういう問題点は解消されるかもしれないが、自転車の区分というのは実に難しい。ホイールサイズで分けるも難しい。一体、日本における自転車はどのような存在になっていくのだろうか?

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