企業の取り組み。
今日のNHKニュースでの特集では、昨日の自治体の取り組みに次いで、企業の取り組みということ。現在のメタボ該当者ってのは、3人に1人の割合らしいが、この生活習慣病による健康保険の負担が、ここ数年大幅に増大しているらしく、将来の保健負担の増大や、貴重な労働戦力の喪失に大きな危機感を覚えているという理由で、企業が率先してメタボ対策に乗りだしているという。
対策例としては、僅かな休憩時間等を利用した運動の薦めや、メジャーを渡して腰回りの測定で自覚を促す事、他には、家族を呼んで生活習慣の問題点を伝える事、アドバイザーによる半ば強制的な運動の薦め等々が紹介されていた。
今回のニュースでは取り上げられなかったけど、地元の大手企業では自動車通勤から自転車、歩行通勤に切り替えると手当が出る等の奨励策も取られているが、このような企業側の取り組みも最近は多いようだ。
因みに、勤務先の企業では、社長自らが、正しいラジオ体操、冷水摩擦の有効性を啓蒙しているが、社員自体には、あまり浸透していないのが現状。自転車通勤の薦めも理解できないではないが、自転車通勤で暴走して通勤途上災害を繰り返し発生させるバカも居たりして、理想道理に物事は進みにくいのが現状だ。
ノーマイカー通勤の日というのが月に1回はあるけど、通勤手段を変更するということで、この際に生じる事故等の処理のルールも決まっていないのが現状で、掛け声と現実が微妙にマッチしていないのが多いように感じるところだ。
企業の取り組みとして、個人的に期待するのは、企業併設のスポーツセンターやプールを建設して貰いたい。生産能力を高めるために、新工場の建設も理解できないではないが、最終的に、企業の生産性というのは従業員の意識次第であり、外から見て、従業員を大事にする会社と印象づける事が、質の高い労働力の確保にも繋がり、既存従業員自体も意識が変革すると思う。
従業員の意識を改革させるには、掛け声+目に見える企業活動というのが必須のような気がする。
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