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2007年6月 7日 (木)

バネ感?

 現在、DIETROADと名付けた自転車を製作中である。小林さんによるレイノルズ531パイプを用いたロードフレームをベースにした街乗りロードであるが、このフレーム材質について考えたり、思い出したりすると、果たして、レイノルズ531ってどう?という疑問が残ってしまう。

 大昔(高校~大学時代)に乗っていたロードやスポルティーフも同じくレイノルズ531仕様だったけど、これを選んだ理由は、周りに薦められてというパターンで、他と較べて良いのか?普通か?というのは正直判らなかった。今の折り畳み~ラングスターの色んな材質、構造のフレームに乗っても正直、目隠しで乗って、この自転車のフレームは何!って感じで正解する事は出来ないのだが、色々調べていると、クロモリのバネ感による進みやすさ?って言葉が目に付く。

 で、クロモリのバネ感で進むって、一体どういう事か?を考えるのだが、今一つ理解しづらい。材料自体の弾性で、外からの衝撃に対して弾む様に衝撃を受け流すという意味なら、何となく理解できるが、駆動力という内力による歪みが駆動力を増加させる?という意味は?????状態である。
 駆動力を増加させるという言葉から言えることは、ホイールの回転力を増すということで、これは駆動時におけるチェーンの張力が増加するという事になるんだろうけど、普通に有酸素運動を行っている状態、つまり高ケイデンスで走っている時ってのは、チェーンの張力もそれ程大きく無い筈であり、そんな状態ではフレームの歪みが駆動力に直結するってのは、いささか考えにくい。一方で、無酸素運動的に高トルクで漕ぐ場合はどうか?と考えると、その状態のチェーン張力は確かにフレームの後三角を歪ますように作用するだろうし、踏み込みの力を考えるとハンガー部には踏んだ方向に傾こうと力が作用するのは理屈上理解出来ないではないが、仮にそうなると、回転軸の平行度が失われ抵抗が増えるような気もする。そういった増大する抵抗に対して、クランク回転によるトルクの増減で、歪みが最大となった状態から駆動トルクが最小になって歪みが開放される際に作用する弾性力自体がドライブスプロケットを駆動させる側に引っ張る力ってのは大きなモノかどうか?というのが、今一つ理解出来ない。
 フレームの後三角の弾性特性というのは、戻りによる張力を駆動力に変える事が主体ならば、その弾性特性値というのは乗り手や、想定走行状態によって随分効果の程が違うように思える。特に、本格的な高価格なフレームや高級完成車の場合は、対象ユーザー像レベルが相当高くなっている筈であり、そういうユーザーが踏んだ状態で、フレームの反力が最大となるように設計されている筈であり、自分のような下手くそが踏んでも、後三角が変形して反力を生むとはとうてい考えられない。

 仮に、そういう効果が判るように仕上げようとすると、乗り手に併せた剛性、弾性を持つフレームでないと、厳しいのかなぁ?と思うのが正直な感想だ。
 自分で体感した訳ではないが、理屈で考えると、小径車ってのは、後三角形とういのが小さく、構成パイプの太さはフルサイズの自転車とあまり変わらないという訳で、後三角形の剛性が高いために、バネ感というのは現れにくいのか?と思ったりする。そういう意味で、制作中のDIETROADは細いパイプと大きな後三角形があるんで、もしかしたら何か違いが判るか?という期待も無いではない。でも、その違いが判るか?というと自信が無いのが正直なところだ。
 因みに、DAHONの後三角形を眺めると、02年モデルのSPEED系フレームの方が細いパイプで三角形が大きく、チェーンステーはハンガーと接合される前に扁平状に加工されている。05年のSPEEDフレームはパイプが太く三角形が小さい。チェーンステーのハンガーとの接合箇所近辺でも丸のままである。同じ材質のフレームなのだが、同じホイールセットで乗り較べると02年の方が少し乗り心地が柔らかいが、この辺の構造の違いが固さ、柔らかさを決めているのか?とも思える。でも、バネ感と言われると微妙に判らないが、、、。

 ただ、何となくであるが、仮にそういう効果を期待してでのクロモリフレームへの拘りを持つとすれば、ハンガー部なんかは絶対にラグ構造のフレームの方が良いと思うところ。フレームパイプ自体の径、肉厚で弾性特性を制御するならば、荷重に対して変形する場所ってのはフレームパイプ部自体が全体でというのが理想であり、最近多いTIG溶接式のフレームってのは、接合部自体の急角度な部分に応力が集中しそうであり、接合部自体の剛性は相当に高くなければならないのでは?とも思う。そういう意味でラグを用いたフレームの方がより効果が高い気がする。

 まぁ、こんな疑問点も実走前のワクワク感からくるモノであり、こんな考えを巡らす時が一番楽しいのかもしれない。

 そういえば、身近の変わった自転車少年は、異様にクロモリフレームの乗り味に拘っていたけど、その自転車に少し乗せて貰って直ぐ判った事が、ヘッドがグラグラのガタガタだったのだが、本人は、そのガタさえ気付いていなかった様子であり、そんな奴がクロモリフレームの(本人が言うところの)振動吸収特性云々の講釈を垂れても、信憑性が欠けるなぁと思ったこともあった。

 ということで、実際にどう感じるか?判った事を、いずれ記事にしようと思う。

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