固定シングルでハイドロプレーニング?
今朝、ラングスターTTでCRを走行したのだが、往路はともかく復路はいきなりの雨である。それでも追い風だったんで、急いで帰ろうとしたのだが、パターン無しのドライ用タイヤ?のせいか、グリップを全くしない。
40km/h以下では気にならないけど、45km/hを越えるとグリップ感ゼロで50km/h迄だすとホイールが空転してペダリングスリップのような状態となる。路面は排水舗装でない路面であり結構な水たまりがあるんだが、これが結構怖い。更には、緩やかなカーブでは一度、大カウンター大会になって危うく落車しかけたところ。固定シングルでストラップなんで転ける訳にはいかないので何とか持ちこたえたけど、雨の中、自転車の速度の上限は40km/h以下にせんと危ないのを改めて実感したところ。
昨日のツールの中継では雨の中でのTTステージで結構落車があったけど、正しく、雨の高速走行の怖さを実感したところ。
車ではハイドロプレーニングで怖さを覚えた事もないし、単車でも120km/h程度では感じないのだが、ラングスターでは40km/h以上出せばそういう怖さを感じる。
良い経験をしたところ。今後は気を付けよう!
ところで、ハイドロプレーニングって自転車でもなるんだろうか?因みに、乗用車を例に取ると、車重を1500kg、タイヤ4本で幅が16cm×10cm×4本として640cm^2ならば、面圧で1500÷640≒2.3kg/cm^2だが、自転車の場合は体重と込みで75kg、タイヤは2cm×5cm×2本とすると20cm^2とすると面圧で75÷20≒3.8kg/cm^2である。
面圧差から言うと水膜が切れそうにないようにも見えるけど、水潤滑軸受なんかでは4kg/cm^2程度の面圧でも水膜が保持されたりする訳であり、定説では自転車はハイドロプレーニングは起こらないとされているけど、起きるような気もするところ。水膜の形成性という面から見ると、接地面に溝が設けられる程、水膜が出来にくいけど、スリックタイヤの場合は水膜が形成されやすい訳であり、自転車のロード用スリックタイヤの場合は一体どうなんだろう?
厳密な意味でのハイドロプレーニングが生じたかどうか?は別としても、水たまりがあるようなヘビーウェット路面で45km/h以上の速度ではグリップが失われて滑走しているような感覚を感じたのは確かであり、その感覚が何か?というのは、体験すれば判るものだと思う。
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