速くなる?
最近、周りの自転車乗りから速くなる方法は?って聞かれる事が多い。
聞かれても、自分が速くはないんで答えようがないんだが、鍛えて速くなるか?或いは、速くなっていく事が実感できるか?という事を考えると、短い期間では目に見えて速くなる事は有り得ないっていうのが結論だ。
余程身体に合わない自転車に乗っているとか、変な漕ぎ方をしているとかで無い限りは、各部を矯正したところで劇的に変化するとは思いにくい。また、少々鍛えたところで、それが、数字の変化として実感できるか?っていうと、これまた難しいように思う。
数字として劇的に変化するとしたら、それは成長期における身体の発達に合わせた時期くらいではないだろうか?昨今のブームで始めた老化中のオッサン世代(三十路以上)の場合は、鍛えて強化するにも大した変化は望めない。或る程度、鍛えた体の持ち主としても、そこからの変化に大きくは望めないのではないか?
大体、筋肉を強化して速くなるというよりも、技量を身に付け心肺を鍛えるというのは、結構な難しさがあるし、変化を実感できるようになるには、相当の時間が必要では?と思うところ。
実際、自分がこの一年で変化を実感できたか?というと、全く変化を感じれていないってのが正直なところ。
本音のところで、年齢の割には相当に心肺機能は強いと思うし、相当に心肺系トレーニングは続けていると思うけど、顕著な変化が実感出来ないのが現実だ。
今でも、安静時の心拍数は50以下で、50mを1分+αのペースで連続で4時間程度は全く休むことなく泳ぎ続ける事が出来る。月平均で最低でも1000km程度はペダルを漕いでいる。
しかし、それでも1年前と変化したか?っていうと変化を感じる事は出来ない。
そういう事を踏まえると、短期的に何かやって速くなる方法は?って聞かれても、正直、短期的には顕著な結果を感じる事は不可能と言わざるを得ない。
焦って無茶すると、膝でも壊すのでは?という心配の方が大きいくらいである。
自転車ってのは、基本的には身体を動かすスポーツではあるんだけど、何て言うか、自転車って道具を扱う部分のかなりのウエイトを占めているような気がする。道具を如何に使いこなすか?こっちの方が実は素人にとっては難題のように感じる。如何に使うか?更には、自身に合わせた道具(機材)のセッティングって部分が難題で尚かつ結果としての速さに大きな影響を及ぼすように思う。
そして、そういう要素こそ、先の記事で書いたショップの愚痴ではないけど、『ノウハウは、タダではない』って部分にも繋がっていくように思う。
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