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2007年9月29日 (土)

雰囲気

 自転車に限らず、単車でも、或いは、他のどんなスポーツでも言える事だと思うけど、上手い奴、速い奴ってのは、何て言うか、スタイルが様になっているような気がする。単車なんかは街を走っている単車を見ても、一目見ただけで、この人、上手いなぁ!慣れてるなぁ!速そう!って判る気がするし、駄目駄目に対しては、危なっ!無謀!下手っ!って直感的にわかる気がする。大抵、当たっているようにも思う。
 自転車でもそんな気がする。CRですれ違う人様々だが、乗ってる自転車、スタイルとは別に、この人、上手そ!って思う人もいれば、この人、何?って思う人も居るような気がする。
 スポーツでいうと水泳が身近なスポーツだが、プールの中で他の人の泳ぎを見ていたら、この人、上手い!あの人、ウザイ!って思うし、上手い人ってのは、動きに無駄がないし格好良いのが判る。

 不思議なモノである。この不思議感覚は、実は、スポーツに限らず、工業製品なんか見ていても感じる事がある。この製品、スマートだなぁ!って思うし、危なっかしいモノは見た瞬間に大丈夫?性能はまとも?って思う事がある。

 スマート、格好良いっていうのは、主観的な要素に見えて、実は論理に基づいているのでは?とも思う。考えてみれば、スポーツにしろ機械にしろ、良いモノは高効率、つまりは論理的に破綻が無いということ。論理に破綻が無いから無駄もないということ。つまり、それが格好良さであり雰囲気であるって事。

 スポーツならばツボを押さえた無駄の無い動きこそ最強であり、最速である。ツボを押さえる事は即ち、論理に基づいた道具や機材の扱い方が出来ている事の裏返しである。
 設計や開発でも同じであり、目的に合わせた合理的な思想こそが優れた設計であり、高い効率と信頼性を得るもの。

 但し、スポーツでも設計においても、正解は一つでなく、色んなアプローチがあるのは事実。但し、どんなアプローチを取ろうとも、そのステップ毎に論理がある。だから、どんな方法であっても、そこにコンセプト(目的)があり、それを突き詰めるアプローチ(手法)に破綻がなければ、見た目は違っても、それはやっぱり格好良く見える。

 外見的な猿まねや、誤ったイメージだけでの模倣では、見た目格好悪い事が多いし、工業製品でも先駆的なヒット商品に対して模倣的な製品の場合は、オリジナルを理解せずに表面的な模倣に走ったモノは大したことが無い場合が多い。必要なのは、目的を立ててそれを破綻無く遂行するための論理的な仮説と実践することによって得る経験をフィードバックさせて精度を高めるという考え方。これが無いと、表面的な模倣に終始し、結局格好悪い状態で完結するだけである。

 スポーツにしろ、設計開発業務にしろ、そういう格好良い雰囲気が醸し出されるような取り組みを忘れずに行いたいモノである。

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