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2007年9月 7日 (金)

台風9号と特殊技術

 ここ広島での影響は無いけど、結構強い台風9号が首都圏を直撃しそうである。
 何年か前の台風では渋谷の高架下に雨水が溜まり車が水没したり、地下鉄が水浸しになったり、建物の地下に雨水が浸入したり結構な被害があったそうだ。

 しかし、今回の台風前に、渋谷地下30mには巨大な雨水調整池が作られており都市にアスファルト表層を流れる雨水を溜め込む施設が完成しているそうだ。
 この設備では毎時50mmの降雨に対して耐える事が可能というが、今回の大雨予報では50~70mmという降雨が予想されており、その効果は如何ほどか?興味深いもの。

 因みに地下の調整池には雨水が流れ込んできたら直ぐに溢れる訳であり、溜めた雨水は他の調整池に移送したりするためのポンプ設備が併設されている。
 このポンプ設備は、おそらく雨水が溜まり初めてから起動したのでは遅く、調整池に雨水が溜まる前から待機運転が行われ、雨水の浸入と同時に吐き出しが行われる。

 そんなポンプは結構過酷な使用条件に曝される。そう、雨水が溜まる前はカラ運転、カラ運転で高温となる箇所があれば、そこに雨水が浸入すると強烈な熱衝撃を受ける。下手すると破壊してしまう。
 という事で、こういった用途のポンプ設備は、カラ運転にも耐えて、カラ運転から急激な水中運転への移行にも耐えるモノでなければならない。
 一般にカラ運転ってのはナンセンスだが、仮にカラ運転を行おうとすれば、無潤滑摺動が可能な材料が必要不可欠で、その代表が鉛筆の芯のような黒鉛材料だ。
 しかし、黒鉛(カーボン、グラファイト)では摩耗が極めて早く、雨水のような砂混じりの泥水が浸入すると一発で摩耗消耗する。

 そんな訳で、こういった都市を影で守っているポンプには、カラ運転に耐え、砂混じりの泥水にも摩耗せず、カラ運転と水中運転の繰り返し環境にも耐える機能が要求されている。

 こんな事を考えると、現代の都市機能を支えるテクノロジーの苦労ってのが伺えるのでは無いだろうか?

 因みに、このようなポンプ設備は、そういう専門のメーカーによって作られているんだが、こういう話をしたのは、今日の報道ステーションでの古館キャスターの判ったようなコメントがカチンと来たのと、先に述べたカラ運転、熱衝撃運転、泥水での耐摩耗性の全てを高い次元でまとめたシステムの一例を開発して特許申請したのが自分だからである。

 この摺動システムには結構多くの私費を投入して開発を行ったが、最近、大手のメーカーさん数社が本格的に採用して下さる動きもある。

 これで儲かる儲からないは、どうでも良いのが本音だ。関心の対象は、自分の考えたアイデアが世の中で通用するかどうか?だけである。独創的な発想が使えることが判った時の満足感のためだけに、好奇心の追求活動をするのが一番楽しい。

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