理想の家庭用プレスベンチ
自宅で運動する際の機具には色んな種類がある。
エアロバイク、乗馬マシーン、ステッパー、バルーン、ダンベル・・・・・しかし、何れも結構な場所を取るものが多い訳で、全てを揃える事はなかなか難しい。
結果、必要な機能向けを絞って購入しているのが実状である。勿論、自分もそうであるが、自分の場合は、有酸素運動系と無酸素運動系の二種類に絞られてきた感がある。
有酸素運動系については、当初はエアロバイク、継いでステッパーときたけど、今はロードレーサー+ローラー台という構成。このロードレーサーとローラー台ってのは占有空間的には結構場所を取る難点があるけど、実際にはロードレーサーは9kg程度、ローラー台は畳めば邪魔にならないし結構軽い品物である。
それに対して無酸素運動系では、腹筋背筋両用シットアップベンチとプレスベンチを導入しているが、前者はともかく後者はなかなか希望に添うマシーンが無い。
理想的にはフリーウエイトのプレスベンチが理想だが、ベンチも相応のサイズと重量、バーも長いもの、ウエイトもトレーニングとなると計100kg程度は欲しい訳であり、そんなものを置くには大きさ、重さの両面で躊躇してしまう。
そんな場合に考えるのは、よりコンパクトで軽量なプレスベンチだが、どんな方法でもフリーウエイトのような自然な荷重負荷ってのが得られないのが欠点だ。
最近のトレンドでホームベンチの主流となっているのは油圧シリンダーダンパー式のモノ。これは確かにコンパクトでダイヤルで負荷荷重を変えれるのだが、一番の欠点は、シリンダーをストロークさせて初めて抵抗が生まれ荷重が発生するという構造。その荷重も加速度が最大の時に最大荷重であり、保持するだけでは荷重は無いし、回数を繰り返し温度が上昇すると、ダンパーオイルの油音上昇で粘度低下で負荷減少って事態となる。
実際に連続で50回もやると荷重は抜けちゃう。
他の方法では、スプリングテンション方式があるけど、これは変位応答でありストロークが小さい場合は荷重が小さい訳であり、バーを支えて耐える動作では効果的だが、屈曲運動では荷重の増減する。
一番有望なのはフリーウエイトでレバー比を変えて荷重をコントロールできるレバレッジタイプが良いけど、レバー比で2倍程度では100kgの荷重を得るには最低でも50kgのウエイトが必要となるし、レバー比を大きくするとウエイトは軽くなってもバーの長さが大きくなり占有空間的には非常に大きくなるという欠点がある。
そんな事を考えながら、ここらで一発、プレスベンチを自作してみようか?と思う今日この頃。
ベースはスプリングテンションを用いた方法にレバレッジ的な荷重の増幅機構を用いたものだ。この構造は、今のプレスベンチと基本は同じ構造だが、変えるのは、リンク機構を導入して、変位を与えてスプリングに変位を与えた後には、スプリング自体の変位を保ったままリンクモーションでグリップ位置を動かすという方法。
つまりは、張力を利用しながらも、その張力を一定に保ったままにストローク可能とさせるような構造のプレスベンチである。
さて、どんな構造になるか?楽しみである。考え方としては、初動時はストロークが大きく、終動時はストローク量を圧縮するようなカム型リンクを用いる予定。
勿論、厳密には張力はストローク変位量に依存して変化するが、その変化量を最低限に抑える構造として、軽量コンパクトな構造を設計中である。
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