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2007年10月28日 (日)

大人は手本になってるか?

 今日は、ニシダサイクルさんの常連さん達と中央森林公園に出掛けた。
 その帰路での話だが、自転車を積載したワゴン車の助手席で家路についていた時の出来事である。

 時は、日曜の夕暮れ時、山陽自動車道を広島に向かっている最中だが、交通量は多く、早く家に帰りたい人が多いせいか、どの車も制限速度を20%程オーバーして追い抜いていく。そして、追い越し車線を走行する車の車間距離は殆どが10mチョットという状態で、見ているだけで危険な状況である訳だが、そういう車の一団が渋滞状況のように時速120km/hで流れているという状況。

 この状況を見ても、運転者の全てが運転に潜む危険性を軽んじて法を犯して運転しているのだが、逆にこういう状況で完全に遵法状態で振る舞うのも危険が発生するという矛盾した状況でもある。
 そんな危険な状況の中を、ホンダのゴールドウイングの1800cc、山口ナンバーの一団が、車の間を側方間隔で1m程度でふらつきながら集団で縫うように走っている。揃いのベストを着ているとこから、恐らくはオーナーズクラブだろう。ミーティングからの帰路に急いでいるのだろうという状況は想像できるのだが、120km/hで車間距離が10m程度で高速渋滞走行をしている車の塊を右から左へと併走しながら抜いていく大型バイクって一体何物だ?って印象である。

 たしかに静かなバイクかもしれないし、暴走系車両とも違うし、走り屋系バイクとも、若者系バイクとも違う。乗り手を想像すると、選ぶモデルから50代以上の世代でゆとりのある環境で生活する大人だろう。恐らくは、団地で一戸建てに住む、世間で言う中流以上の家庭の主だろうと思うし、近所からは、大きな単車好きな良いお父さんで通っているのだろうか?そんな状況を想像したのだが、そういった人にとって二度と会わない人の面前では、このような危険極まりない運転を平気で集団でしている。
 こういう状況は、暴走する物体の質量の大きさ、速度の大きさから考えると、夜中の街をブイブイ言わせる中型暴走族より質が悪いと思うのは言い過ぎか?

 以前、サイクリングロードで絡みが多い自転車乗りにロード乗りが多いとかの苦言を記事にした事があるが、バイクでいうならば、集団で戯れるオッサン連中のツアラー、ハーレー、クルーザー系のライダーもバイクに乗って無法の限りをつくす姿を見る頻度が多く、どうも同じライダーであるとは思えないのが現実である。

 結局、金が有っても、地位が有っても、そういう公衆の面前では自己中心的で危険な運転を行う連中、特に、万が一の場合は他人に莫大な影響が及ぶにも拘わらず、過信による横暴を共同で行う連中っていうのは、家庭内における子供に対する躾って部分では、子供は親を信じていないし、実は良い手本として成立していないのでは?と思う。

 今の若年層に苦言を呈する年輩の奴は多いが、その諸悪の根元は寧ろ年輩の奴らの破綻した精神構造にあると思うのは言い過ぎだろうか?

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