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2007年11月21日 (水)

DAHON買うなら2002~2003年モデル

 DAHONの年式について、、、、。我が家には、西DAHONと命名した2002年モデルのSPEED系モデルと、スピママと命名した2005年モデルのSPEED系モデルがある。何れも、フレームのみで、その他のパーツは廉価なパーツのハイブリッド仕様である。

 2002年モデルの方はどちらかというと趣味系の自転車となり、2005年モデルの方は実用系自転車となっている。その理由は、主にメインのフレームの違いによるもので、2002年モデルの方が低重心でロングホイールベースであるため、後三角形のシートステーの通り方からスプロケの選択肢が広いため、ハンドルポストの長さ調整が簡単という理由から、2002年モデルのフレームを趣味系に用いている。
 但し、趣味系、実用系とは言っても、何れもDAHONであり、DAHONの神髄である簡単手順で折り畳めコンパクト化が図れるって機能は維持しているが、その特徴っていうのは、他の折り畳み自転車と違う構造から実現されていると思うけど、その鍵となる構造は、短いヘッドパイプ、長いハンドルステム、ハンドルステムの折り畳み構造ってとこでは?と思っている。

 DAHONの折り畳みステムは、コンパクトになるって前提で屈曲部がヘッド真上に付いており、屈曲部からハンドルクランプ迄の距離が異様に長いのが特徴である。結果、どうしてもハンドルステム周りの剛性感が不足気味に感じたりする。また、楽なポジションを取ろうとするほどにポストは長くなるんで、折り畳みでコンパクトにするには、必然的にポスト部分がテレスコープ形状のアジャスタブル構造となる。
 因みに、そんなポストを持つDAHONを趣味系のスポーツサイクル風に改造するのが流行しているようだけど、そういう改造ではハンドル高さを低くするために、折り畳みポストをカットして疑似アヘッド化するなんて方法がとられる事が多い。2004年以前のモデルではポストがストレート構造であり、カット位置に制約が無いから問題ないけど、2005年以降のインテグラルヘッドといわれるタイプはポストがテーパー構造であり、下手にカットするとスレッドレスコンバーターの固定に差し支える場合もある。

 疑似アヘッド化する際には、ポストカットしてスレッドレスコンバーターを用い、更にステムを装着してハンドルを付けるという形となるが、そうすると、ステムの突き出し故に、DAHONの特色である簡単コンパクト折り畳みって機能を失う事になりかねない。

 因みに、この折り畳みステムは高級グレードではアルミ、廉価グレードでは鉄となっているけど、色んなサイトを見ているとアルミのステムがちぎれたようになった症例が見られるために、我が家では2002年、2005年のSPEEDフレームには共にスチールのステムを使っている。このスチール製のステムは何れもテレスコピックタイプアジャスタブルステムとなっているのだが、2002年モデルはポスト部分が短くステム部分が長くなっており、2005年モデルはポスト部分が長くなっている。そのために、ハンドル位置を下げようとすれば、2002年モデルはポストに差し込むステムの長さを短縮するだけでハンドル位置はグッと下げれる。2005年モデルではポストをカットしなければ下げることは難しい。
 なお、2002年モデルは、ステムをカットするだけで、ハンドルの高さはフレームのヘッド上端から320mm迄下げれるのに対して、2005年モデルでは370mm迄しか下げれないようである。この50mmって差は結構大きい気がする。2005年モデルで下げようとすると大がかりな改造と折り畳み性の悪化を招くが、2002年モデルでは殆ど実用性は変化無いのである。

 今回、2002年SPEEDベースの西DAHONのステムを交換し、ポスト部分をノーマルにしてステムの差し込み部のみ55mmカットしたけど、それによって得られるポジションは必要にして十分で、折り畳み性能も工具レスでノーマルDAHONと全く同じ形態に迄畳む事が出来る。DAHONで工具を使わないと畳めなくなるってのは、DAHONに乗る意味が無くなるように思う今日この頃で、そういう意味では2004年以前モデルは結構良いなぁと思うところ。

 更には2003年以前のモデルではリアエンドが正爪でありリアホイールを後気味に固定できる。その許容は30mm弱だが、これで多段化した時のチェーンの捻れは随分緩和される。

 今回、ステム交換して改めて思ったけど、スプロケ選択肢、折り畳みステムの形状と構造、チェーンライン・・・・・から改造して遊ぶならば、2002~2003年モデルのDAHONが一番楽しいなぁ!って改めて思った。
 

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コメント

さっき、昼ポタから帰ってきたところ。
先週末はブレーキタッチについて関心を持っていたせいか、スピママでもブレーキタッチに気を掛けていた。

スピママは05年式の今のモデルと同じ系統だが、これはVブレーキで、思いっ切り制動を掛けてもシートステーは全くたわまない。超頑丈である。
02年SPEED系の西DAHONはVブレーキの時はシートステーは広がりまくりだったのとエライ違いである。
乗り味自体、02年は緩い感じ、05年がガチガチな感じ。使ってるフレームパイプの径が全く違うけど、今のモデル程、ハードな日常使用では頑丈そうである。
02年式は乗り味もソフト、低く、長くで、どちらかというとコンフォートライドな感じ。

やはり、スポーツサイクルは?っていうと以前のモデルの方が上手かもしれない。でも、シティサイクルとしては?っていうと断然に今のモデルだ。

投稿: 壱源 | 2007年12月 3日 (月) 12時43分

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