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2007年11月18日 (日)

西DAHONを原点に戻す!?

 我が家の既存の自転車で一番古い?モノが西DAHONであるが、この自転車は当初、折り畳み自転車で街乗りからサイクリング、CR走行迄全ての領域でフルサイズの自転車並以上に走れる様にするってのをコンセプトに作った自転車である。

 そんな訳で、駆動系も殆どフルサイズと同じギアレシオ(展開)で、ポジションもかなりレーシー、そして小径の不安定さを消すために、可能な限り延長したホイールベース(何と1130mm)で、いわば、オタク的、マニア的、ガンダム状態とも言えるような奇怪な姿になってしまった。挙げ句の果てに、多くのDAHONマニアが望むであろう改造(451化、インテゴ化、フロントW化)を一通りやってしまい、必要以上にメカのためのメカのような自転車になってしまった。

 でも、現在は用途に応じて車種が増殖しており、別に西DAHONでガンガン走る必要もないのが実際であり、乗る機会と言えば、ショップサイクリングでチンタラ走るのみとなっている。今は、CR専用機ではラングスターTT、ロードコース用にオ・モイヨWW、汎用ロードとして531ロード、街乗り専用機にスピママという構成である。
 という訳で西DAHONは、チンタラツーリング専用であり、純粋にランドナー的な使用形態に限られる事になる。

 普通、ランドナーというと26インチ仕様で作るのが定番だけど、この西DAHONをベースにオッサン用ランドナーとなると、ポジションを楽なポジションにして、ギア比はワイドレンジにしてという定番構成に加え、折り畳み自転車の最大のメリットである『簡単に工具無しで畳める仕様』を加え、疲れたオッサンが自転車を畳んで他の交通機関で帰還するという折り畳み自転車ならではの機能を盛り込む方向で見直すことにした。

 詳細はメインサイトにアップするとして、今回は、折り畳みステムをスチールのアジャスタブル式スタンダードステムに交換し、ハンドルポスト自体はカットせずに用いることにした。加工的にはステム側を55mm程カットして、ステムを目一杯下げれる様にしたくらいであるが、これまでのポストカット+なんちゃってアヘッド仕様に較べると、高さで60mmアップ、手前に50mm程移動することになった。結果、サドル位置をこれまでよりも30mmほど後方で固定し、下半身の収まりは従来のポジションより大幅に改善させる事が出来た。因みに、自分のポジションはサドルセンターからハンドルバーの水平部迄の水平距離は、どの自転車も640mmとなっているが、西DAHONも同じである。従来もそうだったけど、長いホイールベースでステムが前方に逃げていた分、サドルをかなり前方にセットしており、下半身が後気味になっていたけど、今回の改良(ハンドルを手前に50mm移動してサドル位置も下げた)で下半身の収まりも随分改善した。

 このようなポジションの改善を行ったが、この改造により特殊なハンドル形状ながらも、完全に工具を使わずにDAHONスタンダードと全く同じに内折りで完全に畳むことが出来るようになった。今までは、スレッドコンバーターを工具で抜いて畳むという煩わしさがあったけど、それが無くなり、折り畳み性能は大幅にアップした。

 これによって、クロウスレシオながらも内装+フロントW化によるウルトラワイドレンジで登れない坂は無いようなギアを備え、ポジションは随分とアップライトで、更には、楽々折り畳み可能という構成で、折り畳み自転車ならではのランドナーの完成である。

 ところで、西DAHONを楽々ポジションに変えたのは、スピママでの見知らぬ場所での探検活動の楽しさから、DAHONは、こういう使い方の方が良さそう!って思ったためだ。

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