« DAHONのスケルトン | トップページ | 冬装備はどうしよう? »

2007年11月12日 (月)

King of Motorcycle is ○○!

 表題のフレーズを最近よく聞く。チョット違和感を感じたり、感心したりと様々だが、、、、。

 記事にした切っ掛けは二つある。一つは、最近よくあるタイプの雑紙で、毎号購入することで、少しずつコレクションが集まるというディアゴスティーニの月刊ハーレーダビッドソンというモノで、毎号パーツが付録して付いており、集めると1/4サイズのハーレーの模型が完成するんだそうだ。
 もう一つは、先週の土日に広島のマリーナホップで開催されたハーレー試乗会。普通二輪免許でも特設コースを乗ることができるという催しで、バイクの王様であるハーレーを体験しよう!ってもの。

 安っぽいフレーズながら、誰もが文句を言わないフレーズで、誰もが納得?容認?しているのが、

 『オートバイの王様はハーレーダビッドソン!』

 ってフレーズである。そう言えば、昨日の亥の子祭での町内練り歩きでも、何軒かの家の庭にハーレーダビッドソンの改造車を発見したが、ハーレーは結構人気なのが判る。確かに、勤務先の会社でもツーリング招集すると、一番多いのがハーレーであったりする。

 やっぱり、王様なのだろうか?

 そう思う反面、先週金曜日のツーリングでは、自分の感性から言うと、レプリカバイク、スポーツバイクこそ王様であるという気持ちの方が大きいのも事実である。また、何の固定概念や先入観を持たない子供達(幼稚園児レベル)では、仮面ライダーやナントカレンジャーに感心を持っているけど、こういった純真無垢な子供達の格好いい尺度では、レプリカとは違うけど、速そうなバイクが格好言い尺度の頂点にあるのも間違い無いと思う。

 しかし、年齢層が高くなるほど(中学生レベル)に速そう系よりもハーレー系の方が人気が高くなり、オッサンになるとハーレー=王様って価値観が多いのが現実だ。

 別にハーレー=王様って価値観を否定するつもりは無いけれど、やっぱり違和感を感じるし、自分自身、乗って楽しいと思えるのは、2ストレプリカで峠を走る時であり、操っているという満足感、征服感を感じている時であり、単車を意のままに操っているという錯覚というか、人馬一体感は、まったり系では味わえない世界だと思うが、この楽しさを、人は楽しいと感じないっていうのが不思議である。
 峠を思い通りに走るという事に勝る二輪車の楽しみがあるっていうのが、未だに理解出来ない。音、スタイル、雰囲気・・・・理解できないではないが、それよりも思い通りに操るという楽しさの方が楽しいと思うのは変なのであろうか?

 未だ、この歳になっても、思い通りに単車を操って走り回る。走るステージは曲がっている程に楽しいっていう価値観から抜け出せない。でも、この楽しさから抜け出せる人と抜け出せない人っていうのは、この楽しさの本当のツボを見たか見ていないか?の差にあるようにも思う。
 過去のレプリカブームが衰退した時に、レプリカに拘った人っていうのは、当時の人口の1%にも満たない人だと思うけど、そういう人は、本当の楽しさに辿り着いた人、他のブームに移行した人は、楽しさの前に諦めた人、或いは、苦痛のみしか残らなかった人なのか?とも思える。
 それ故に、レプリカ否定論が未だに理解出来ない。例えば、姿勢がキツイとかの意見も聞くけど、そう思った事は一度も無い。これって、正しい乗り方が出来ていない表現の裏返しのようにも感じる。

 案外、峠を走るバイクの楽しさは、一目では判りにくい、或いは、その域には達しにくいが故に、多くの人が知らないのではないだろうか?又、それ故に伝えにくいのではないだろうか?よく、もう峠は卒業だ!っていう奴も居るけど、そういう奴は、卒業するというレベル迄上手く乗れている奴ってのは極少数のように感じる。少なくとも、一緒にツーリングに行ったことがある奴で、そういう言葉を吐いて、上手い奴は皆無である。言っちゃ何だが、見るに耐えない乗り方しか出来ていないのが現実である。言葉は悪いが、ド下手である。

 少し愚痴っぽくなるけど、スポーツバイクを操ることが出来ない癖に、スポーツバイクは卒業だ!なんて言うのは、可笑しいのである。確かに、金と免許を手に入れると、世間の羨望を集めやすいハーレーは王様からも判らないけど、結局、それは誰にでも得られるモノである。王様=大衆性っていうのは成り立たないのは気のせいだろうか?王様=憧れの対象=誰にでも簡単には手に入れれないモノって方程式が正しいと思う。

 そういう意味で、自分の価値観からKing of Motorcycleっていうのは、間違いなく、大排気量の2ストロークスポーツバイクである。手に入れづらく、乗りづらい、希少種である。これこそが、王様では無いだろうか?

 また、その希少性を以て王様と定義するでなく、地域や風土にあったモノ=繁栄種=王様と定義するならば、日本の風土にあった乗り物。日本を感じる、四季を感じる・・・・そう思うと、先週のツーリングで感じた山々の中での季節の変化を肌で感じれるのは、スポーツバイクで踏み入れる山中の峠道こそでは無いだろうか?
 デカイ図体の運動性能を忘れた乗り物に日本の四季を楽しめる能力があるとは、とうてい思えないのは気のせいだろうか?

|

« DAHONのスケルトン | トップページ | 冬装備はどうしよう? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: King of Motorcycle is ○○!:

« DAHONのスケルトン | トップページ | 冬装備はどうしよう? »