究極の標本
勤務先には88歳になる会長さんが居る。今年の8月迄は現役の社長で陣頭指揮を執られていたが、8月からは社長職を譲り会長職に就かれたが、傍目には、以前以上にパワフルである。
この会長さん、自分が入社した時に既に72歳って状態。その後16年が経過しても、殆ど変わる事無く今に至っている。
会長の健康管理の秘訣はなにか?っていうと、正確なラジオ体操と毎日の冷水摩擦って事だそうだ。ラジオ体操と冷水摩擦を続けてきて今の健康を維持できているって事に大きな自信を持たれている様子。
そんな会社だが、若い人が体調不良で度々休んだり、一般社員、管理職が体調不良で休んだりする様が、会長にとっては納得がいかない様子。そんな会長は、皆の健康を祈り、正しいラジオ体操と冷水摩擦の啓蒙活動を為されているが、多くの人は、その瞬間に頷くだけど殆どスルー状態。でも、昼休みには中高年以上の管理職の多くは、会社の近くの川沿いの道路を散歩されたり、公園で運動したりの姿を目にする訳で、その休憩時間中での運動する人の割合は他の会社より多いような気もするし、その効果ってのは、会長の啓蒙活動の賜物だとも言える。
そんな自分も運動を努めて行うようにしているが、今の冷水摩擦が意識の中に入ってきたのは、間違いなく会長の啓蒙活動の影響である。
勿論、言われたからやるのではなく、その様を見て、自分なりに効果を納得したっていうのがあるけれど、納得した一番大きな理由は、会長が88歳にして元気に現役で居るという事実が究極の冷水摩擦標本に見えたからである。
健康維持、ダイエットにしろ、身近に目的を達成した強烈な標本が存在するほどに、目的に向かう決心がつきやすいように思う。
今、喫煙は中断して、もうじき5ヶ月目に突入しそうだが、この88歳の会長は、結構なヘビースモーカーだったりする。こんな様みると、煙草は健康に良いのか?と思ってしまうのは悪影響かもしれない。
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