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2007年11月29日 (木)

企業、組織、人のモラルを取り戻すには?

 モラルって言葉は道徳って事みたいであるが、このモラルの低下っていうのは、政治家、省庁、企業から末端の個人に到る全体に渡り生じている現象のように見える。

 先の記事にも書いたけど、耐震偽装、食の安全表示偽装、クレーム問題、談合・・・・様々な分野で、組織ぐるみによる大衆への嘘が溢れている。因みに、組織が悪いと言っても、組織を構成するのは個人であり、結局は個人のモラルの低下が組織のモラル低下の土壌となっているとも言える。

 個人のモラルの低下でいえば、ゴミのポイ捨て、不法投棄から流行の自転車利用者のマナーの悪さ(信号無視、併走、逆走、無灯火、二人乗り、傘さし、携帯電話運転・・・)もあるし、先日の会社の部下の話ではないが、上司の私的な携帯メールに対する連絡を以て、休暇申請を済ませたと判断したり・・・、出先で教育を受ける最中でのガム噛み、道路への豪快なつば吐き・・・・とか、街行く人を見ても、ペットの糞の世話をしない飼い主、逆走気味で運転するドライバーとか、色んな場面で??????????な人が溢れているのが実態である。

 これって、個人主義っていうより、利己主義的な考えによるものだし、その温床には、拝金主義的な考えが背景にある。そして、行動の原則も、先の記事にも書いたけど、即効性、利便性のみを求める思想が背景にあるように思う。

 こういう即効性、利便性のみに囚われて利己的に拝金主義的な行動しか取れない人に、継続性の重要性や道徳を説いても無駄のような気がする。
 昨今の格差問題や景気の先行きの不透明感ってのもあるけど、ここらで一発、社会の価値観をオールリセットさせるような価値観の地殻変動的なショックが必要な気がする。

 今の景気の不透明性と景気悪化要因が悪い方に作用して、本当に必要なのは何か?を気付かせるような大きな変化が来た方が、社会にとっては良いのでは?とも思う今日この頃である。

 本当に厳しい社会を生きるには、必要なのは、自分で出来るという意識、その意識を持てる自負、即ち、自身の努力と経験を積んだ自信が必要で、自信を持つためには実力が必要、その実力は継続の上に成り立つって価値観が正義となるような、変化が必要なようにも思う。

 ホント、大恐慌的な不景気でも襲ってくれば面白いとも思う。その変化で苦しむ人も出るだろうし、自分自身も苦しむかも知れないが、そういう変化が今こそ必要な気もする。

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