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2007年11月15日 (木)

正しい?小径車の遊び方

 さて、さっきの記事とは相反する内容だが、ギアレシオの作り方について一考する。
 一般には、スポーツサイクリングとなると高速定回転ペダリングでの走行って事になるんだけど、自転車ってのは、そういう楽しみ以外も勿論ある訳だ。自転車もタイプによって色んなタイプがあるけど、フルサイズのスポーツサイクルの場合は、高速定回転ペダリングでの走行が行いやすいクロウスレシオの構成が良いというのは確かだが、その反対のスポーツサイクルといっても冒険用、探検用自転車ってのは別の価値観の方が適している。

 そんな事を思ったのは、9月の初旬に仕事で瀬戸内海水産研究所に出張に出掛けた際の話。その時は自分の車で行ったのだが、当然、トランクルームにはスピママが搭載してある訳だ。目的について時間があったので、昼休みの間、自転車を出して見知らぬ土地の散歩に出掛けたのだが、しらない団地を上がっていったり、岬の先にいったり、結構な距離を走ったけど、そこで遭遇する激坂も、内装3段+ワイドレシオで得られるウルトラローギヤードなレシオがあればクルクルと楽に上がれて楽しいモノである。また、上がった先からマターリと降りていく時も結構重たいギアでジワーッと加速して走るのも、悪くない感覚である。スポーツサイクリングでは有り得ないような60rpm程度でも下り坂なら踏めるし速度も出る。

 そう、折り畳み自転車で探検するには、ワイドレシオ、ワイドレンジってのは心強い味方になるって事である。

 こんな思いを更に強くしたのは、実は先日の中央森林公園での話だ。そこでは、自分はオ・モイヨWWのウルトラクロウスレシオ仕様の小径を持ち込んだけど、ニシダサイクルの店長さんは、レ・マイヨMをスタンダードで持ち込んできた。そして、店長さんはレ・マイヨMのモディファイを進めてらっしゃるけど、その方向性ってのは、フロントにシクロ用トリプルを、リアにはワイドのカセットという仕様。これは、まさしくキャラ的にスピママと同じ方向性である。

 そう、小径車でストイックにクロウスレシオを作り速さに拘るのは余裕が無いし、格好悪い?のである。寧ろ、小径車、折り畳み車=手軽な移動手段=散歩車=探求心、冒険心に心強い武器って考えると、ワイドレシオ+ワイドレンジで行けない所は無い!って仕様の方が良いように思うところである。

 オ・モイヨWWみたいな小径に乗りながら言うのも説得力無いけど、これにしても今はカセットは緩い仕様に変えてある。更に西DAHONもポジションをアップライトに変更する予定だが、追々、ギア比も見直すつもり。
 我が家の三台の小径で最初は一番おまけ的なスピママであったけど、乗ってみると、これが一番気楽で楽しい。こういう仕様にする方が小径にとっては正解っぽい。そして、オ・モイヨWWが求めていた構成は、今や531ロードが担っているのだが、その理由は、やっぱり、小径は小径、ロードはロードという棲み分けにした方が使いやすい気がするからだ。

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