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2007年11月26日 (月)

重大疾病予防には?

 命に関わる重大疾病として、生活習慣病を起因として発症する糖尿病、脳梗塞・・・・と、肺や胃に発生する癌がある。

 これらの病を予防するには何が必要か?予兆をどうやって見抜くか?について考える事が多くなった。
 っていうのも、定期健康診断で度々異常が見つかったり、周りの友人、同僚がそういった異常所見を告げられたりすることが増えてきて、自分自身が歳を取って、そういう疾病の怖さを覚えているからである。

 この重大疾病の内、糖尿病、脳梗塞に到る生活習慣病と言えば、予兆として肥満があり、肥満状態においては体調不良を来す前段階としてγ-GTP、中性脂肪、LDLコレステロール、総コレステロール、血糖値、尿酸値等々の数値的異常が現れる。
 それ故に、これらの数値を正常化させるための処置が可能だし、その数値を正常化させるには、一にも二にも肥満の解消である。肥満を解消するには、食生活の改善と運動の習慣化であり、或る意味、個人的なライフスタイルの見直しで解決可能であることが判っている。

 これに対して、肺や胃に発生する癌については、その発生のメカニズムが解明されて、明確なリスク因子が明らかか?っていうと微妙な情勢である。WHOは癌因子として食事が35%、タバコが30%、ウイルスなどの感染が11%、生活習慣が7%とも言われているが、ガン細胞とは何らかの異常により正常でない細胞分裂によって発生した細胞であり、普通なら死滅すべき細胞が死滅せずに生き残った形の細胞であるとされている。細胞の癌化とは遺伝子によるモノであり、癌遺伝子と癌抑制遺伝子、それに修復遺伝子などの働きの異常によって細胞が癌化するとされている。

つまりは、細胞の作動不全によってもたらされるもので、そのリスク要因は何か?っていうと、本来の生体維持にとって不必要な環境がその要因では無いか?と思う今日この頃である。

 ここからは全くの根拠は無いけど、細胞分裂段階で異常な環境を作る物質とは、生物にとって不要な環境から与えられるもので、それが人間の生活において何が相当するか?っていうと、それは人間固有の生活にある不自然な生命活動によってもたらされているのでは無いか?と思う。

回りくどい言い方を避けて、思い付く三つを挙げると、

1.喫煙行動
2.飲酒行動
3.化学合成物質摂取行動

が思い付く。どの行為によって体内に入れるモノも自然界に自然な状態では存在していないもので、それが本来の細胞にとっては特殊な環境では無いだろうか?
 その環境の特殊性が細胞の癌化を引き起こしているのでは?と思う今日この頃である。この内、1、2については異論を持つ人は少ないだろうが、3の化学合成物質っていうとピンとこない人が多いかも知れない。
 最近流行のサプリメント、栄養分の濃縮食材、化学合成調味料の多くは人工的な化学反応操作によって合成製造する。合成製造して得るモノは複雑な構造を持つ物質だが、複雑な物質程に分子構造には異性体のようなモノが存在する。異性体には自然界に存在しないような物質もあり、そういうモノも細胞の癌化リスクファクターになるのでは無いか?と思う今日この頃である。

 これからをしっかり健康に生きるために何が必要か?を考えた時に、生活習慣病予防に必須な肥満防止のための食習慣、運動の習慣化の他に、細胞の正常な世代交代を行わせる環境整備のために、飲酒習慣、喫煙習慣の解消は当然、化学合成物質の摂取抑制、具体的には化学合成調味料、インスタント食品、冷凍食品、ジャンクフード、菓子類~サプリメント、栄養補助食品といった食材を控えめにするのが良いのかもしれないと思う今日この頃である。

 それにしても、こんな事を考えてしまう程に歳取ったんだと改めて思うところである。

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