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2007年11月20日 (火)

自転車でも人を殺す場合有り!

 最近は、良くも悪くも自転車が注目を浴びている。
 そんな中、今日の気になるニュースといえば、40歳女性会社員が75歳の女性を横断歩道で自転車で轢き殺したというニュース。
 詳細は不明だが、横断歩道上を速度出し過ぎではねたらしい。

 最近は自転車が加害者になるニュース、自転車の迷惑マナーや低下したモラルといった負の印象のニュースが多いような気がするのは気のせいだろうか?

 一般自転車では、この死亡事故、学生の並進、無灯火、逆走、殆ど全ての一般車で見られる信号無視が上げられる。
 スポーツサイクルでも、信号無視は殆どデフォルト化してる。自歩道(CRを含む)での並進もデフォルト、朝練とかいった名目で正統派ぶりながらの並進なんて自覚が無いだけに質が悪い。

 自転車って乗り物に対する法的規制があるものの、自動車程に明確な取り締まり基準が無いためか、殆ど無法状態となっているのが現状だ。道交法改正により自転車の扱いが変わりつつあるようだが、未だ、努力目標的な文言が並んでいるに過ぎないのが現状だ。
 現代社会における日本人のモラルの低下が叫ばれて久しいが、自転車ユーザー=殆ど全ての国民であるとも言える現状では、そのモラルの低下がユーザーレベルの低さに直結しているといって差し支えない。それにも関わらず、自動車のようなルールと取り締まり方法の確立が為されていないのが問題である。

 免許制度が不可能であるならば、少なくとも、自転車の所有者登録の完全義務付けを防犯登録によって行い、その管理から強制的な罰則(反則)制度を導入する等の強行な制度確立が必要な時期に来ているように思う。
 防犯登録の義務付け、登録データの管理、自転車所有者の使用責任の明示化、違反行為に対する反則制度の確立、、、、、免許制度とは異なり点数による抑止力は発揮出来ない分、反則金金額を高めに設定し、防犯登録税等も導入し、その収益をインフラの整備に充てるという形もありでは無いだろうか?

 現在、自転車業界では新しいBAA規格等の新制度を立ち上げる真っ最中だが、市場における国内業界の利権確保に偏った活動のみならず、社会交通体系の一員としての自覚を与え、インフラの利用者としての負担を負い、権利を主張していく姿勢を示す時期に来ているのでは無いだろうか?

 今の最大の問題は、利用者のレベルの低さに起因しているのものが少なくないように見える。利用者の遵法意識の高揚を計り、利用者の商品にたいする厳しい選択眼を与える事が、業界の確固たる発展にも繋がるように思う。短期的には、市場拡大にはネガティブとも言える先の提案だが、長期的な視野で見ると、悪い事ばかりでは無いと思うのは、自分だけの気のせいだろうか?

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