小沢一郎
敢えて触れなかったけど、ここ数日のニュースで一番世間に与えたインパクトが大きかったのは、血液サラサラ詐欺でも、飛び降り自殺巻き添え事件でもなく、やっぱり、民主党代表の小沢一郎氏の辞意表明、撤回のゴタゴタ劇である。
肯定的な見方も否定的な見方もできるけど、世間一般の見方からすれば否定的な見方の方が大きいようであり、民主党の評価が落ちたのは間違い無いところ。
しかし、あれだけの経験を持つ小沢氏をして、あのような行動に走らせたのには、相応の理由(うがった見方をすれば純小沢路線への党内基盤固めへの布石?)もあるはずであり、その内面的なジレンマ(行動に対するリスク&ベネフィットの目算)ってのは相当大きなものがあったんだろうと思う。そのジレンマ自体を知るよしも無いが、想像を絶する悩みがあったのだろうか?
それはさておき、今日本の置かれた状況ってのは、結構不安定な状況にあるように思う。戦後教育の歪み、歪んだ価値観の蔓延、実際に社会が抱えた構造的な問題等々あるけれど、全ての問題を修正するにはコストがかかる。その資金の調達には、日本の経済力が保てるという前提が必要だが、日本を取り巻く環境は、今後10年の内に大きく変化していくだろう。その変化の中で日本が経済的地位を保てるかどうかは結構微妙な情勢だが、これからの10年の舵取りを誤らずに行うには、やっぱり政治がしっかりしていないと行けない。まともな政治運営が為されるかどうか?が大事だが、果たしてどうなるか?が一番の関心事である。
現与党、野党の枠組みでは一方が他方を否定するに終始しているようにも見えるが、新しい時代に対応した新しい枠組みの政策集団が必要なような気がするところである。
もしかしたら、そういうジレンマを小沢一郎は感じたのであろうか?
有り得ない話だろうけど、小沢と小泉が組んだら何か新しい価値観が生まれるような気がするのは気のせいだろうか?どっちも『小』から始まるし、『一郎』って名もあるしってのは冗談だが、この二人に表舞台に出て貰いたいのは俺だけだろうか?
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