心臓は筋肉で出来ている!
定期健康診断以来血圧を定期的に測定し始めてから1ヶ月が経過した。
当初は、健康診断の際の血圧測定で上が130、下が85という自分にしては異様に高いな?という疑念をはらすというか、平常状態を確認するのが目的であったが、その原因は、朝一番の健康診断で、会場である3階迄駆け上がった後の測定だったこと、デジカメ、携帯等のホルダーをベルトにぶら下げて、ベルトを相当にきつく縛って測定した事が原因では?という結論を得て、今は測定前に数分間のリラックスタイムを設け、腰のベルトを外して測定して、問題無い状態である事を確認している。
しかし、今の気掛かり?は、異様に心拍数が低いという事である。朝の就業開始時におけるラジオ体操+現場巡回直後で心拍数は45前後、午後の昼ポタ直後で50前後、夕方の事務仕事+現場巡回後では場合によるけど40未満も度々計測される、、、、。そして、病院等で安静状態を保った時の測定では35程度という異様な低値である。
普通の人が60~70という値で、50未満だと徐脈、100以上だと頻脈といわれるらしい。
色々と調べると、正常(健康)でありながら心拍数が下がるのは、スポーツ心臓ということだが、スポーツ心臓の成立条件としては、
・高校生以上
・耐久競技選手
・数年以上のトレーニングの継続
ということである。しかし、このような心肥大の傾向は、トレーニング中止後1年以内で消失するということ。ここで言うトレーニングの質だが、高々10km程度のジョギングを毎日続ける程度では、こういったスポーツ心臓にはならないそうだ。他にも、学生時代にそれなりに運動していたという中高年で、低心拍数っていうのは、スポーツ心臓という以前に別の問題となる疾病を抱えているということである。
スポーツ心臓か否か?を簡単に見分けるのは、運動を行うと心拍数が速くなるのであれば、概ね、問題は無いそうである。
因みに、心臓という臓器は人体の中では極めて特殊な臓器である。
一寸前の関心事である癌というテーマで考えると、心臓癌って病は聞いた事が無い。これは何故か?というと、癌は細胞分裂を繰り返す細胞で発生する不完全体による細胞が起源である場合が多く、心臓を構成する細胞は細胞分裂して数を増やさない(入れ替わらない)という特徴があるからである。心臓は、一度完成すると、細胞の単体は大きくなっても、細胞の数が増えないという、そんな細胞の集合体であるために、悪性腫瘍の前提条件である細胞分裂が無いのである。
因みに、色々と連想すると、心臓は内臓という臓器ながら血液を全身に送るという活発な動きをしており、臓器自体が心筋で出来ている。心筋でもパワー溢れる横紋筋で出来ているのである。横紋筋=筋肉なのだが、筋肉自体は分裂能が著しく低いのが特徴であり、個体として完成した後に筋肉を増強させるというか、パワーを付けるのが難しい事と一致するものである。実際、心臓に限らず、筋肉にも癌が発生しにくいけど、それと繋がっているのかもしれない。
心臓、癌は発生しにくいけど、他の筋肉同様に完成後は細胞数も不変である。心臓を鍛える?のは、細胞単体を太らす事しか手はないが、その変化は簡単に消失するのである。
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